継続させる技術 その1 ミュージカル編
何かを継続させるというのは、なかなか大変なものです。
継続していれば、なんとかなったのと思うものは沢山あるのではないでしょうか。
しかし、継続させるのは難しいと思う方が多いのではないでしょうか。
私が今まで長期間継続させる為に役立ったものをご紹介したいと思います。
その1.宣言することで継続させる
なにかを継続させたい時、周りに宣言するというのがかなり効果があります。
SNSに「XXをやります。」と書いてみるのもいいかと思います。
そして、その実施状況をSNSに継続して書いていくのです。
SNSは友人が多くいるので、やると宣言すると、それを見ている友人が「いいね」で応援してくれたり、アドバイスをくれたりもします。
私の例をお話したいと思います。
私が最初にその効果を感じたのは、2011年に参加したミュージカルプログラムの時でした。
これは、素人が100人集まり、100日後に2000人の観客の前で披露するというもので、料金も払ってもらうものになります。
このミュージカルプログラムは、元々はアメリカの教育団体のプログラムで、様々な国から若者を募集し、ミュージカルプログラムを各地で公演するというものでした。
このミュージカルプログラムに、私は2009年に出会いました。
当時の私と言えば、うつ病が治りかけの時でした。
ある日、家族を会社に呼び、会社を案内するというイベントがあり、私も妻と子供を会社に呼びました。
見学が終わり、最後に家族で記念撮影をしてもらうという事になり、私は笑顔で写真に写りました。
そして、その出来上がった写真を見たとき、そこに写っていたのは、無理に笑顔を作ろうとしてもがいている私でした。
私は、笑顔を失っていたのです。
その写真を見た私は、とてもショックを受けたのを今でも覚えています。
私の笑顔はどこにいったのか。。。
そんなある日、会社の同僚がミュージカルに参加した事を知ります。
それを知った私は、彼にどんなミュージカルなのか聞いてみたところ、実際に自分の目で見た方が良いというのです。
それほど言うのなら、観に行こうと思い、その年開催されたミュージカルを観に行ったのです。
仕事が終わった足で、ミュージカルが開催される会場に行き、1階席の前から10列目くらの右側の席に一人で座ってその舞台を見ていました。
その舞台は4つの大陸の話で、そこでダンスや歌が繰り広げられます。
ミュージカルを見たのは生まれて初めてでした。
ミュージカルを演じているのは、「素人」のはずなのに、まるでプロではないかと思うほど、素敵なダンスや歌や演技が繰り広げられているのです。
なにより凄いのが、舞台のキャストが皆、笑顔なのです。
全身から、楽しいというオーラが出ているようでした。
とても感動して、私の頬を涙が濡らしていたのです。
そう、この笑顔を私は手に入れたい。
そう、心の底から思ったのです。
さっそく、舞台が終わり、説明会に参加した私は、そのミュージカルに出演する事を決心します。
に参加してくれたのです。
そのキャストは、やり切ったという表情と、満足したという笑顔で本当に輝いていました。
これだ、私が欲しいのはこれだ!!
そう思い、このミュージカルに参加しようとと決意しました。
そして、それから2年後の「2011年」に私はミュージカルプログラムに参加する事となったのです。
このあたりの詳しい話は、また、別の機会に書いてみたいと思います。
この舞台に立った時の私の年齢は、47歳でした。
参加キャストの中で、私は上から数えて3番目の年齢でした。
当然私は、ダンス未経験、歌も未経験、演技も保育園でやった依頼全くの素人です。そのミュージカルプログラムの中では、当然の事としてダンスが行われるのです。
当然、ミュージカルなので、ダンスがあります。
私は、「ロシア」と言うダンスに出る事になりました。
この、ロシアというダンスは、手をついて、床の上を足回すというもので、見た目もハードで、高度なテクニックが必要なダンスなのです。
どう考えても、私には無理と思ったのです。
どうしたらこれを上手くできるのかと他のキャストに聞きまくると、とにかく身体を鍛えるのが速いと言われます。
じゃあ、身体を鍛えるしかないのかと思った私は、どうしようかと考えます。
とにかく鍛えるのなら、腕だという事で、筋トレを始めました。
そして、体重を落とす事も大事だという事で、筋トレの様子と体重、体脂肪をSNSでつぶやこうと決めます。
それから、本番の2011年の7月29日まで、約3か月、SNSでつぶやき続けました。
最後の1ヵ月は、当時友人がやっていた腕立て伏せ3000回/月というイベントにも参加しました。
これは、腕立て伏せを100回/日やるというものです。
結果的に、ミュージカル参加前の体重は72kgだった私の体重は、本番当日は65kgまで落ちていました。
当時の写真を見返すと、本当に痩せたなという感覚があります。
当時の写真をちょっとだけお見せしましょう。
本番公演は1.5時間の公演が、3公演ありましたが、最後まで踊りきる事ができました。
継続は力なりを感じた過去の一コマでした。
今からおもうと、懐かしいなと感じています。
今日も投稿をお読み頂きありがとうございました。