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営業というマニュアル的な固定概念は捨てろ

営業というマニュアル的な固定概念は捨てろ

【売れる営業マンになりたいのであれば営業するな】にて記載してきた通り営業と言う言葉に対するイメージはそもそも良くない状況であり、営業マンに対しても悪いイメージを持っている人は多くいる事を認識し、前提条件として持っておいた方が良い。
これを知らずして一生懸命に営業していけば行くほど恐らくその人は自分は一生懸命やっているのに何で結果がついて来ないんだっ。と、モチベーションが下がり気持ちが折れるのを早めてしまうことになるだろう。
まずは、このマインドが備わっていなければ多分その営業マンは芽が出ずに殆どの人が潰れて行く、芽が出るとしてもかなり遅れての開花となるだろう。
そうなりたくないのであれば以下を自身に叩き込んでおく事が近道だ。

①営業は嫌われている
②営業マンは嫌われ者
③営業なんてもの無くなればいい

これが常識レベルで当たり前のものとしておけたならそう簡単に心が折れる事は無くなるのではなかろうか。

よく個人宅に行くと営業お断り!

訪問営業断固拒否!
など最初から怒号を吐き散らしてくる勢いで非常に高確率で玄関のドアやポストに貼り紙がしてある。
それくらい営業は嫌われている前提のスタートなのだ。

これから営業関連の仕事を始めようとしている人は勿論、現状営業職に就いている人も、今相手にしているお客様、クライアントがいて上記3点の考え方が出来ていないようであれば今自分の目の前にいる顧客は自分に笑顔で接してくれていたとしてもそもそも自分の事を嫌っているぞ。と、思ってみて欲しい。
そしてそう思って終わりでは無く、だからこそこの人に好かれる為にはどうすれば良いかを考え、それを実行して行く事。
そもそも最初から嫌われているのだ。
スタートはマイナスからなのだと踏まえ、身のこなしや立たず前、姿勢から今自分の目の前にいる顧客から好かれる在り方を考え実践していって欲しい。
このスタートはあなたにとって大きな取り組み方の変化となるはずだ。

そして大事なのは営業に関わらずだが、自身が取り組む事の現状をしっかりと認識し理解する事。
そしてそれを受け入れる事。
その為にその事の歴史を学びどういった経緯で今に至っているのかを知る事。
だから今、どう言う姿勢でどう言う取り組み方をしなければいけないのか。
ちゃんとそこを答えられる状況にしておく事はとても大切な所かと思う。

営業の歴史で言うと、
営業は交易の始まりに伴い行われ始めたと言われている。
日本の営業の歴史は17世紀頃富山藩にて始まったと言われており、
その頃の営業手法は「先用後利」と言う手法であり、商品である医薬品を販売先の家庭に預け、使用後に利用料金を受け取る手法。
要はものを先に置いておき使用した分、無くなった分のものの料金を後で支払ってもらうと言うやり方だ。
現代に近い営業の在り方の変化で言うと、1980年代の足で稼ぐと言われたバブル経済から1990年代のバブル崩壊による足で稼ぐから営業、セールス方法に変化。
2000年代にはインターネットの急激な普及によるWEBサイトやダイレクトメールなどによる商品紹介。
2010年代には顧客が気付いてないニーズを提案する手法と言った、現代では主にインターネットの普及による大きな変化が常に起こっていて、特に情報の民主化による金額の比較がしやすくなったことにより顧客自身が事前に知る事が可能になっている分、ひと昔前みたいな営業手法ではものを売る事は非常に困難になっている状況と言える。
そしてこれからはもっと早いスピードでこういった変化は起こって行くことになるだろう。
そして営業マンに置いて大事な事はこう言った経緯や現状をちゃんと知っておく事だ。
もっと言うと常にアンテナを張っておき知ろうとする行動や姿勢の方が大事なのだ。

これらを知っておく事が何故大事なのか?
それはこう言った歴史により今がある事がわかれば自ずとお客様やクライアントの心理を理解しやすくなるからだ。
顧客の心理を把握しやすくなればそもそも相手がどの心理状況からスタートしているかがわかる。
それにより初対面で会う場合においてその心理状況をある程度想像出来ていての接し方と全く知らずしての接し方とでは入りから全く別の状況となり得てしまうわけだ。
これはもちろん結果も変わるに決まっている。

例えば、全く同じ能力のマウスを50メートルの直線にて競争させると考えよう。一匹のスタート位置は0メートルの場所から、もう一匹は10メートル先の位置からスタートさせる。
果たしてどちらが先にゴールするであろう。答えは考えるまでも無い。後者のマウスだ。
スタート位置が変われば結果の在り方も変化するこれは当然な話である。
お客様心理、相手の心理を理解出来るようになれば相手の好む身なりや姿勢で取り組む事が出来るようになる。
相手がして欲しい行動をしてあげられるようになる。
相手が言って欲しい事を言ってあげられるようになる。
相手の求めているタイミングで求めている事をしてあげられるようになる。
これが出来るようになれば相手のYESを格段に貰いやすくなる。
イコール売れる営業マンになる訳だ。
そう。
だからだ。
今あなたが持っている営業というマニュアル的な固定概念は捨てろ。
売ろう売ろうとする営業をするな。
まずは相手を知れ。
相手を知る為にそのものを知れ。
そのものを知る為にその経緯を知れ。
その経緯を知る為にその歴史を知れ。
そして相手への好かれ方を知れ。
そして相手の求めている事を知れ。

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