ニシノトシコ

山に関する原稿書きを生業とするフリーライター、エディターです。著書に「東京近郊ゆる登山…

ニシノトシコ

山に関する原稿書きを生業とするフリーライター、エディターです。著書に「東京近郊ゆる登山」(実業之日本社)、「女子のための!週末登山」(大和書房)、「ゆる山歩き」(東京新聞)など。カルチャースクールで初心者向け登山講座の講師なども行っています。

マガジン

  • 下山メシの記憶

    山から下りてきて、美味しいものを食べて帰る、幸せなひとときの話。

  • 山の記憶

    取材で訪れた山や自分が好きな山の話です。ゆる登山本で紹介しているルートのウラ話もちょっとだけ。

  • ゆる登山本の話

    「東京近郊ゆる登山」をはじめとする、西野が手がけた山ガール向けガイドブック関連のウラ話です。

最近の記事

週末は山仕事

10月最後の週末は山仕事ざんまい。 土曜日は、よみうりカルチャー横浜の「東京ゆる登山講座」で、今月3回目の弁天山でした。 弁天洞窟を探索?して、弁天山から網代城山へ縦走。曇り空でしたが、それほど気温も上がらず、足並み揃って快適に歩けました。体験受講の方がいらっしゃいましたが、楽しんでいただけたようでよかったです。来月から受講してくださるとよいのだけど。 日曜日はガイド登山で秩父の日向山から丸山へ。眺望自慢の山ですが、天気が今ひとつで眺望なし。でも秋の花を楽しんだりきのこを

    • 独居生活

      諸事情あり、短期間独居生活中。 結婚前はずっと親と同居していて、結婚後はずっとふたりぐらし。一人暮らしをしたことがありません。なので、いろいろと気づきがあります。 1人で暮らしていると食生活が寂しい。いつものように作ると量が多くて同じものをずっと食べ続けることになる。たくさんの料理を少量作るのは面倒。スーパーで売っている食材は、複数名での消費を前提にしていると気づいた。たとえば袋売りのもやしやほうれん草、パック売りのきのこ、魚の切り身や肉。たとえば一袋買って全部調理すると、

      • ゆる登山講座@日和田山

        梅雨入り直後の土曜日、講座の仕事で奥武蔵へ。 よみうりカルチャー横浜「東京近郊ゆる登山講座」で日和田山を歩いてきました。 雨の予報が続くなか、奇跡的に晴れの1日。そもそも当初の天気予報はよろしくなく、どのくらいの雨になるだろう…と思っていたら、2日前ぐらいに好転。なんとか催行できそうな予報に変わりました。…が、最高気温が30度?それはだいぶしんどいかもしれないな。低山ハイキングの講座では雨天も高温も条件としてはよくない。 ふたをあけてみたら、やや薄曇りの晴れ。前日だいぶ雨

        • 【お仕事報告】山と溪谷オンライン「下山メシのよろこび」

          お仕事いたしました。 山と溪谷オンライン「下山メシのよろこび」 登山者向けの情報サイト、山と溪谷オンラインで連載をしています。 「山から下りてきておいしいものを食べて帰る」という、ゆるいグルメエッセイ的なコラムで、月いちペースでの更新。2018年1月に連載をスタートしているので、実はなにげにだいぶ長く続けています。 実際に登山をして、下山後にお店に立ち寄ったお店、食べたもののことをつらつらと書いています。お店に関する情報などはあまりなく、食べたものの感想や幸せな気持ちば

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        • 下山メシの記憶
          6本
        • 山の記憶
          9本
        • ゆる登山本の話
          5本

        記事

          梅雨前に沢登り:ウルシガ谷沢

          久しぶりに沢登り。 梅雨入り前の日曜日、所属する山岳会の先輩と、奥多摩・ウルシガ谷沢を歩いてきました。昨日より気温低めで寒いかなと思いましたが、歩けばそれなりに蒸し暑く、気持ちよかったです。 今回は右俣を遡行し、登山道(ヨメトリ坂)で下山しました。右俣に入ってすぐのところの滝(2条12m、8m、4m)、水量がそれほど多くなく、なんとか登れました。ロープをつけて、リードで滝を登ったのは久しぶり。難しくはない…とはいえ高度があるのがそれなりに怖く、8mの滝では滝の落口でがっつ

          梅雨前に沢登り:ウルシガ谷沢

          買いすぎない、作りすぎない

          最近意識しているのが「惣菜を作り過ぎない」こと。 我が家では、数日分の惣菜を作り置きして、夕食や弁当のおかずにしています。惣菜がなくなったらスーパーで大量に食材を買い、一気に惣菜を作り、数日間で食べきっていく…のを繰り返しています。夫は毎日弁当を持っていくし、私は登山の講座の仕事の時は弁当を持参しています。 最近、夫も私も食が細くなったのか(いやそんなことはない気がするのだが)、あとは夫が突発的に晩御飯不要になったり弁当不要になったりするので、作った惣菜がうまく減らないこ

          買いすぎない、作りすぎない

          山道具を買いに

          久しぶりに東京で打ち合わせ。 山仕事のときに東京は「通過」するのですが、しっかり滞在することがほとんどなく、気づけば東京の街に出かけるのは久しぶりでした。今日の打ち合わせ会場は神保町。…ああそうだ、登山用品店に行こう。 登山用品店に行くのも久しぶりでした。 もともと買い物があまり得意でも好きでもなく、用事がないとお店に足を運ばないタイプです。登山用品店の場合は、欲しいものがうまく見つからなくてストレスを感じたり、逆にあれもこれも欲しくなってしまってストレスを感じたり。 今

          山道具を買いに

          初夏の三浦半島の山も、暑い。

          6月初旬に三浦半島の山も、暑い。 ガイドブックのコースチェックで、三浦半島の二子山を歩いてきました。歩き始めは曇りでちょっと涼しいくらいでしたが、しばらくすると青空になり、最後は汗だく。とはいえ、樹林歩きがメインで木陰は多少涼しかったです。 三浦半島のガイドブックで見て、ずっと行きたいと思っていた山。歩行時間が長く、渡渉などもあるので、ゆる登山の講座で行くにはちょっとハードルが高いルートで、なかなか訪れる機会がなかったのが、ようやくかないました。森戸川の源流歩きは、心地よ

          初夏の三浦半島の山も、暑い。

          初夏の房総の山は暑い。

          月末に房総の山は、暑かった。 ガイドブックのコースチェックのお仕事で、富山(とみさん)と伊予ヶ岳を歩いてきました。 思ったより気温が上がらず、風も吹いて爽やかでしたが、歩いていれば暑くなるし、日陰のない集落の中を歩けば暑い。そういえば以前歩いたのは4月末だったけど、そのときも天気がよくてだいぶ汗をかいたのでした。できれば暑くならないうちにと思っていたけれど、房総は我が家からはやや遠方、ちょっと後回しにしてしまったのがいけなかったなぁ…。 それでも、この季節にしては歩きやす

          初夏の房総の山は暑い。

          【お仕事報告】富士山ブック2024

          お仕事いたしました。 『富士山ブック2024』山と溪谷社 https://www.yamakei.co.jp/products/2824907960.html 富士山の登山ルート解説や、初心者のためのハウツウページから構成される、富士登山を志す人たちの必読書。毎年発刊されていた雑誌ですが、コロナ禍の期間に休刊となり、2024年が久しぶりの発刊でした。コロナ前はルポやハウツウ記事の取材・執筆等をしておりましたが、今年はハウツウページをいくつか担当させていただきました。 初

          【お仕事報告】富士山ブック2024

          趣味が登山で仕事も登山

          登山に関する原稿書きの仕事と、お客様を山に引率する仕事をしている。 休日はひとりで、あるいは山岳会の人たちと登山をしている。 「趣味が登山で、仕事も登山」と最近はキャッチフレーズに使うようになった。 月に何回山に行ってますか?と聞かれることがある。 初心者向けのハイキング講座が月4つ、講座の下見や連載コラム執筆のための山取材、ガイドブックや雑誌の取材などで山に入ることもある。趣味の登山が月に数回。…と考えると、月の1/3〜1/4は山に入っていることになる。とはいえ、大半が関

          趣味が登山で仕事も登山

          自己紹介:ニシノトシコとは

          はじめまして。ニシノトシコ(西野淑子)です。 登山をメインフィールドにするライターで、登山ガイドです。 略歴1969年 山口県生まれ、埼玉県越谷市育ち 1993年 立教大学法学部法学科卒業 司法書士事務所勤務、旅行ガイドブックを手掛ける出版社で編集のアルバイトを経て、1999年、フリーランスのライター・編集者として独立 2017年 日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅠ)の資格を取得 現在は東京都在住。 登山に関する雑誌や書籍の取材・執筆、初心者向けハイキング講座の講

          自己紹介:ニシノトシコとは

          自作ビビンバ

          ビビンバが好きだ。…と、以前ここに書いた。 ビビンバはお店で食べるものだと思っていたが、自分で作ってみたいと思った。ナムルが自作できれば、あとは焼き肉とキムチ、目玉焼きでなんとかなるのではないか。ナムルを作るのはちょっと手間かもしれないな…と思いつつ、レシピをネットで検索したら、自分でも作れそうな簡単なレシピがヒットした。 食べやすい太さ、長さに切ったにんじんとほうれん草、それからもやしを茹でて、ごま油と鶏がらスープなどのタレと和えるだけ。お店のビビンバはそれぞれの野菜を

          糖質オフのスイーツ

          久しぶりに失敗した。 うっかりと、コンビニで糖質オフのメイプルドーナツなるものを手に取ってしまったのだ。基本的に糖質オフのスイーツは食べない。ガチで糖質制限をしていた頃に何度も痛い目を見たから。 少しでも糖質を取らずに済むように、糖質オフ、控えめのスイーツを選んでいた時期がある。しかし、大半の糖質オフスイーツは美味しくない。食べ慣れているスイーツと「何かが違う」のだ。それは甘みの質だったり、風味だったり、食感だったり。とくに「クリームのもの」がダメだ。クリームがとにかく「

          糖質オフのスイーツ

          焼くもの。

          焼くもののことを、すっかり忘れていた。 明日から久しぶりに泊まりで沢登りなのだ。泊まりの沢登りは昨年の夏以来。今年、何度か計画はしたものの、悪天候に阻まれてできなかった。久しぶりの山行のときは、いろいろと持ち物を忘れる。そもそも何を持っていくかしら、というところから思い出していく。一応「持ち物表」はあるけれど、忘れるのは、持ち物表に書くまでもない、でもないと不便なものだったりする。 ばーっと持ち物を出して床に並べ、確認しながらザックに詰めていく。詰めていくうちに少しずつ思

          夏のチョコレート

          夏の登山の行動食でチョコレートは持っていかない。 チョコレートは溶けるのだ。適度に冷えた部屋で普通の生活をしていると「暑いとチョコレートが溶ける」ということを知識として知っていても、それを実際に体験することはあまりないのではないか(たくさんあったら、それはそれで問題だ)。 登山の場合、夏のよく晴れた日、おやつにチョコレートを買い、それをザックの中に入れて持ち歩くと、食べるときにはえげつないほどドロドロに溶けている。あまぶたの中に入れても、ザックの奥底にしまっていても、だ。

          夏のチョコレート