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連日、ギックリ腰の急患が来られています

これをすると、ギックリ腰が悪化する

先週から、連日のようにギックリ腰の急患さんが来られています。

発症のキッカケは
・部屋の模様替え
・暴飲暴食
・スポーツ
など様々ですが、共通するのはYouTubeで公開されている腰痛体操です。

具体的に、「どのチャンネルか?」まではお伝えできませんが、ストレッチや、じる動きが取り入れられています。

ギックリ腰は、患部に過度の伸長ストレスが加わった時に起こる症状です。

つまり、伸ばすことは症状を悪化する以外の効果はありません。

治る人がいるのはなぜ?

ギックリ腰は、腰周辺の組織が傷むことで起こる症状です。
かんたんに言うと、キズができています。

傷口を開いたり、グリグリしたら悪化するのが普通ですよね。

ですので、仮に前述の動きで良くなった人がいるのであれば、それはおそらくギックリ腰ではなく、他の腰痛ということなんです。

なってしまったら、どうすればいい?

もしなってしまった場合は、第一に
・安静
・冷却
を選択してください。

安静は、少し硬めの場所で仰向けに寝るか、横向きが望ましいです。

横向きのときは、上になった足が水平になるように、股にクッションなどを挟んでください。

冷却は湿布よりも、氷や水などを袋に入れて、直接熱を取る方法のほうが初期は痛みが引きやすいです。

少し状態が落ち着いたから、マッサージやストレッチ、牽引けんいん、バキバキ音が鳴る治療以外の方法で治してくれる治療院へ行くと早期改善する可能性が高くなります。

痛み止め薬について

ギックリ腰の施術は痛みを消すのではなく、「軽減+治りやすくする」だけです。つまり、痛みはゼロになりません。

だったら薬を・・・と思うかもしれませんが、だからこそ施術を受ける際に「痛み止め薬」を服用していると、施術後に悪化していても気づくことができず、薬が切れてから立てなくなるなんてことが起こります。

よっぽどの場合を除き、施術を受けるまでは服薬は避けてください。

服用するのであれば、就寝前がベストです。

痛みを最小限にしながら、朝までぐっすり寝れると思います。

最後に

冒頭にもお伝えしましたが、ギックリ腰は周辺の組織(筋肉・靭帯じんたい)にキズができることで起こる症状です。

キズは、傷口を開かないようにしておくことで早く治ります。

またどんな名医でも、瞬時に傷口をふさぐことはできません。

キズが開かない状態を作り、治るまで安静にしておく以外ないんです。

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