【ガーデニング】MLMエゴマ&ネズミ構大葉を消費していく
MLMって、Multi-level marketing、まぁねずみ講と似たマルチ商法的なものなのだが、マーケティングの話ではない。
いいですか。
エゴマさんと大葉さんは、摘心をすることで葉数を増やしていくのである。
一本の茎を摘心すると、そこから2つの枝に分かれて、その枝の両側に葉が生えてくる。
摘心しない場合は、葉が二枚ついて、茎が成長するとそこにまた2つの芽が出て......となるのだが、ここに摘心を噛ませると単純計算で葉数が2倍になる。
摘心一回につき、それ以降に生える葉量は2倍。
2本に増えた枝からぐんぐんと茎が成長して葉をつける。その茎をまたカットすると、そこから分岐して葉量が2倍になり、またそこからカットして......。
ということをやり続けると、倍々ゲームで胴元の私はウハウハになるわけである。
大葉とエゴマが食べ放題!!
と喜んでいたのは初期の頃。今となっては大量消費に頭を悩ませるまでになってしまった。
加熱処理をすれば一気に減るのは分かっている。キムチ鍋にエゴマの葉をがさっと入れるのはオススメ。
千切りにして、他の千切り生野菜(キャベツ、白菜、大根など)と合わせて和風サラダにするとそこそこ減る。何を食べてもシソドレッシングを使った感じになってしまうが、特に問題はない。
薬味として使うのは当然なのだが、天ぷらと同じく一回でさばける量が少ない。
冷凍庫にも限りがあるので、何でもかんでも冷凍させていたらスペースがなくなってきた。
そのため現実的なラインとして、合法麻薬SHISOや味噌として加工をすることが多くなっていた。
問題は、それがめっちゃくちゃ美味しいのと、ご飯がススム君でしかないということ。炭水化物との親和性が高すぎて、このままでは糖尿病予備群と言われる日も遠くないとおののく日々だ。
太らずに一気に消費できるものはないのか。それを考えるあまり眠れぬ夜を過ごした(わけはない)。
他のハーブ類は、収穫量もそれほど多くはなく(それぞれの株数が多くない)、燕三条のステンレス干し網をフル回転させることで乾燥ハーブをせっせと生産している。
カナメ「なんかこういうのじゃなくって、あるやん。お魚とか干すやつ。あれやったらもっと大量に干せるんちゃうん。」
彼が言っているのは、こういうやつである。
このタイプの干し網、確かに大量に干せるのは分かるのだが、とにかくビジュアルが好きじゃない。絶対に買わないと心に誓っている。
しかし、しかしだ。彼女らは今日も空気読まずにガンガンと育つ。そして花芽を出してくる。それを見つけると延髄反射のようにピンチ(摘芯)する私。
そこからまた分岐して葉量が増える..........orz
花をつけたいという彼女達の想いを遂げさせようかとも思ったりする。そしてそれを許した瞬間に、大葉やエゴマの葉の収穫の終わりが見えてしまう。
葛藤に次ぐ葛藤。
溜まりに溜まった大量の葉を、いよいよ何とかしなければならなくなった。
そして、ダイソーでこれを見つけてしまい、手が滑って....というわけではないが買ってしまった。
200円............
しかし。
It works!(これ使える!)It really works!(これめっちゃ使える!)
錯乱しすぎてなぜか脳内が英語(汗)。ネジずれたか。
びっくりするくらいに使える.............チラと敗北感を感じる。
カナメ「これすごいやん。連結させられるねんな.........」
こんなものを連結させたくはない.......1個でとめておきたい.......。
ということで、この日以来、ガンガンと葉っぱを干すようになった。重なろうがどうなろうが、もう何でもいいから放り込んでおけば、とりあえずは乾くのだ。
ハーブティーというオサレなものではなく、大葉茶とエゴマ茶をせっせと生産しているところだ。
ところが。
葉物野菜は、花芽をつけはじめると葉が固く美味しくなくなってくるのが常だ。そして新しい葉をつけなくもなる。タネを採りたい場合は、そのまま花が咲き枯れるのを待てば良い。
葉を収穫したければ、この花芽は摘み取らなければならない。
でも、こういう場合はどうしたらいいのよーっ!!
今までは、茎の最も高い部分だけが花をつけようとしていたのだけれど、あまりにも刈り取られることに憤慨したのか、節という節に花芽をつけようとしているのだ!
こんなの........聞いてない.......orz
実は茎の下の方にも花芽をガンガンとつけちゃって、これらをすべて摘もうとすると、太い茎を根元からカットせざるを得ない。本末転倒すぎる。それって大葉かよ。
そこで調べてみた。花穂の天ぷら、実の佃煮............サイコーやん!!!!
こ、これは積極的に実の佃煮を目指して育てなければいけないのでは??
ごはんがススムくんでは?(危険すぎるが....)
作戦変更。ピンチするのをやめて、見守ることにしたよ。
ちなみにこの大葉は、青じそスプラウトを育てたもの。
タネから育てた子は以下の通りの悲惨な状態になっているので迷うところだが、少しだけタネは採取しておきたい。
悲惨な状態になっているのは、植え替えをしていないからなのだけど、すでに大量に元気な子が育っていれば、この子にリソースを割く必要もないといういやらしい計算が働く。よってこの子は囮(おとり)となって、虫に食われるまま食われるがいい.......というわけではなくて、なんとなくそのままにしちゃっているだけである。
さてさて。話を干し網に戻すと、200円という価格は◎だが、使い勝手はあまり良くない。
開口部が側面にあるため、この口から出し入れをする必要があるのだが、かなりやりにくいのである。丁寧に一枚一枚干すという雰囲気にはならず、大量にガサッと入れて、バサバサっと出すような処理に向いている。
丁寧に干すならこちらだよ。すごく気に入ってる。使いやすいし清潔だしね。
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