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「ノルマは人を狂わせる」~販売・営業のあるある話😭~

不動産(賃貸仲介)繁忙期のこの時期、思い出したことがある。
販売・営業ノルマに関してだ。

ちなみに私が勤めていた会社のノルマではない。
当時も売上目標はもちろんあったが、「ノルマ」という言葉は一切使われていなかった。

今思えば、わりとホワイトな会社だったかも?
いや、そうでもないか。
(そうでなかったら辞めてないわな。)


私の知る限り、関東圏でいえば都内・千葉(特に)駅近周辺の不動産屋はこの時期寝る時間も惜しむほど働いていることと推測する。
(かなりの競合エリアのため)

大手ハウスメーカー系の不動産屋であればコンプライアンスが厳しくなっているので、残業やノルマに関してもだいぶ是正が入ってきていると思うが、中小企業であれば今でも厳しい慣習が残っていることと思う。

今は体裁を気にしてか、ノルマを「目標」と言い換える場合もあるとか。
結局ノルマなのだが。


自社ノルマではないのだが、私が不動産屋にいた頃、外部業者の営業に悩まされたことがる。とある引っ越し業者さんの飛び込み営業だ。

不動産屋は引っ越し業者を借主に紹介することでバックが入ることがあった。(今もあるのかな?)
雀の涙程度だが、借主側も不動産屋に紹介してもらうことで多少割り引いてもらえるので三者win-win-winという構図にはなっていた。

引っ越し業者も12~4月あたりは稼ぎ時なので、不動産屋に営業をかけておくのだ。

「ウチをお勧めしてください!」

と。


その中で困った営業の子がいた。
とある引っ越し業者の20代の女性。

何が困るって…、

常にアポ無し飛び込み営業


をかけてくるのだ。
多忙な不動産業者にとって、これは非常に困る。
本当に困る。


アポありでも困るのに、飛び込み来られると…。



私「来店の際は事前にアポをお願いします。」

と先方の営業所宛てにも再三伝えていたのだが、いつも飛び込み…。
これには気が滅入るほど参っていた。
時にしっかりと「このようなことは困る。」と直接伝えたこともあったが、それでも改善はみられなかった。

しかも来店したところで大した話をする訳ではない。

営業「最近の調子はどうですか?」

など、他愛もない会話をするだけ。
こちらとしてはその時間を使って一人でも多くのお客様の対応をしたいのだが、おかまいなしで居座ってくる。


それもこれも「ノルマ」があるからなのだろう。

一日に何件回れ。
名刺を○○枚もらってこい。
それまでは帰ってくるな。

あくまで想像だが、もしかしたらその女性も勤務先からこのように言い渡されていたのかもしれない。
かといって、営業を掛けられる側としてはたまったものではない。

閑散期であればまだよいのだが。


また、前職の社内SE時にも似たような営業(テレアポ)は何度もあった。
テレアポは顔が見えない分強引な場合も多く、電話を切ろうとしても話を続けてくる場合がある。

営業「弊社の製品は…!」
  「必ず御社のお役に立てるかと…。」

と熱弁するのだが、いらないものはいらない。
必要があったらこっちから架電する。

業者の中には若干キレ気味で電話を切る者もあった。

それもこれもやはり「ノルマ」のせいである。

一日に○○件、営業の電話をかけろ。
必ずアポを取れ。
それまではなんとしても喰らい付け。

…のように言われているのかもしれない。


みんな、苦しい中で頑張っている。そして真面目な人ほど…。



この「ノルマ」はいろんな業種で今も根強く残っていると聞く。
金融業界・保険業界・運送業界・アパレル業界etc…。

「ノルマ」に苦しめられている人は数えきれないほどいるのだろう。

そして最近「自爆営業」という言葉を知った。

自爆営業とは、ノルマを達成できなかった際に自分で商品を買い取る営業のこと。当然その分手取り給料は減り、生活は困窮し、メンタルがどんどん病んでいく…という負のスパイラルである。

もちろんこれは法に触れる可能性が大きい。
しかし「社員の意思で買い取り」する場合はこの限りではないらしい。

(引用:弁護士ドットコムニュースより)


もし今、自身が同じような境遇にある場合はぜひ労働基準監督署などへ行って相談してほしい。
やさしく真面目な人ほど、自分を追い込んでしまう傾向にある。
そうなる前に、頼れる場所・人を見つけてほしいと思うのだ。


老婆心ではあるが、本当にそう思う。

今日はちょっとお節介なうぇるびーでした。




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