ヒトを裁く心が自分を苦しめる
正義のヒーローって、全てが正しいのかなってふと思ったんです。自分の中にヒーローになった気分でヒトを裁いてしまう心があったのではないかなと点検してみませんか。
今日は、裁く心が自分を苦しめるというお話をさせていただきます。
1.正義
正義。この言葉を聞いて、どう感じますか?
正義のヒーローとか、アンパンマンとか、そんなイメージがワタシには浮かびます。
でも、正義のヒーローは、本当にいつも正しいんでしょうか。
2.裁きの心
ワタシは、元々『ヒトを裁く心』がたくさんありました。
これはよくない!これをしなくてはいけない!こうしてもらわなくっちゃ!
なんだか、自分でジャッジしてしまうんですよね。相手の行動とか発言とか。さも、自分が全ての答えを知っているかのように。そして、自分の考えを押し付けてしまうんです。
ワタシは、仕事が遅いヒトを裁いてしまう傾向がありました。
なんでこんなに遅いんだろう。なんでこんなこともできないんだろう。効率化とか考えたことないのかな。
言葉にすることはありませんでしたが、心のどこかでそう感じてしまっていた自分がいました。
実は、この考え方が自分自身をすごく苦しめていたのではないかなあって気付いたんです。
3.ものさし
一人一人が、考え方のものさしを持っていると思うんです。少なからず、一つは、自分の生まれた環境での常識というものさしを持っていると思うんです。
このものさしを当ててみて、この人は外れているからアウト。この人はこっちはOKだけどここの長さが足りないからアウト。
そうやってヒトを判断してしまうんですよね。
ただ単に、相手の考えや行動が理解できないだけなんですけどね。自分にその器がないだけなんですけどね。
このものさしを持ってしまっていると、自分自身をもそれに当てはめてしまいます。
いざ自分ができなかった時に、すごく自己肯定感が下がってしまうんですよね。ヒトに対して厳しい人は自分に対しても許可を出すことができません。
なぜかというと、自分に当てはめたときにできていないと、本当に惨めで自分は何もできないということに気がついてしまうからです。
そこに、劣等感が隠れていたりします。認められたいという承認欲求が隠れていたりします。
4.楽に生きる
そんなものさし、早いうちに捨ててしまった方が楽なんですよ。
まずは、自分に許可を出してあげてください。誇りに思っているところなのかもしれません。でも、できなかったとしても、理想と違っていても、あなたは素晴らしいんですよ。
そして相手に対しても、認めてあげてください。自分がされて嬉しい言葉をかけてあげてください。
ヒトをジャッジしてしまうことが、自分の苦しみを生んでいるんです。人に優しく、なんて偽善的な言葉ではなく、自分のためにそうした方が楽なんですよ。
○まとめ
正義のヒーローになって、相手に言葉を発している時は、相手の気持ちが見えていません。キツい言葉を言っていないかのチェックは大切だと思います。
簡単なチェックの方法があります。言葉を発した後、相手の顔を見ることができるか、確認してみてください。自分のことしか考えていない時は、相手の顔が見れないはずです。
褒め言葉をよく言う人は、人の顔をよく見ています。喜ぶ顔が見たいからです。逆に強い言葉を言う人は、絶対に相手の顔を見ていません。見られないと思います。
今日は『Body•Mind•Spiritを癒す』セラピストとして、正義のヒーローになったつもりはやめようというお話をさせていただきました。
自分が楽に生きられるように、相手を裁く心は少しずつ長所を見る方向に変えていきましょうね。
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