サンクスギビングを祝う?祝わない!? ちょっと違った視点で考えてみる。
今日、アメリカは感謝祭で祝日。
家族や親しい友人で集まり、ターキーやマッシュドポテト、パンプキンパイなどを食べて祝う人が多いです。
そんな感謝祭をウィコラ目線で見るとどうなんだろう?ということから、ウィコラ代表祥子が運営メンバーみほの疑問に答えていく回です。
▷ ウィコラが見る感謝祭は?
みほ:
アメリカはサンクスギビングですね。
「Happy Thanksgiving!」という言葉が街中やSNSで飛び交いますが、ウィコラの活動から見るとどうなんでしょう?
祥子:
実は「Happy Thanksgiving!」というお祝いの言葉を私は控えています。
きっかけは、ここ数年でインディジネス(ネイティブ・アメリカンと同様の意味)の友人ができ、米国の歴史に対する心情を聞く機会が増えたことです。
みほ:
私はこのYouTube(英語)を観て、絵本を買って子供と一緒に勉強したいなと思っています。
祥子:
このビデオ、分かりやすくて、とてもいいですね!絵本も良さそう!
▷ サンクスギビングの起源
米国でよく知られている「最初」の感謝祭の舞台は、1621年の東部マサチューセッツ。
英国からの入植者ピルグリムが、ネイティブ・アメリカン部族のワンパノアグ族などからの「援助」で厳しい冬を乗り越え、翌年の秋の収穫をともに祝ったとされています(※1)。
▷ ネイティブ・アメリカン目線では
しかし、ネイティブ・アメリカンの人たちにとって、感謝祭は長い「虐殺と抵抗」の歴史の始まりでもあります。感謝祭を「哀悼の日」と呼ぶ人もいます(※2)。
では、ネイティブ・アメリカンの人たちは、感謝祭をどう過ごすのでしょうか?
もちろん、部族や個人によっても変わりますが、家族と食事を共にしたり、祈りの言葉や口承で受け継がれている物語を交わしたり、あるいは断食をする人もいるそうです(※2)。
▷ アメリカに住む日本人
みほ:
私はイギリスに住んでいるので普通に平日なんですが、祥子さんはどう過ごされてるんですか?
祥子:
日本からの移民としてアメリカで感謝祭をどう過ごしているか??ですが…
親しい友人家族と食べ物を持ち寄って食事をし、感謝していることをお互いにシェアします。
これが私の今の線引きです。また変わるかもしれません。
みほ:
じゃあ、ブラック・フライデーはどうですか?!
私はなんかお祭り騒ぎで違和感を感じてしまいます。いつの間にか感謝祭のない日本でもイギリスでも浸透してますしね。
祥子:
買い物したこと、ありません!(笑)
キャピタリズムの波に流されないように、と深く考えていたワケでもありませんが、なんでもかんでもビジネスに結び付ける文化には違和感も感じます。
みほ:
うんうん。
お財布に優しいのはもちろん嬉しいけど、その分社会のどこかで皺寄せがきてたりするのかなぁ、と思ったりもしますね。
▷ さいごに
さて、みなさんは、どう感謝祭を過ごされますか?
よろしければ、インディジネスの人たちの歴史や現状にも想いを寄せて、過ごしていただければ幸いです。
さらに感謝祭について知りたい人は、こちらのラジオも聞いてみてくださいね(英語)。
他にもソーシャルジャスティス活動について書いています。
最後までお読みくださりありがとうございました!
スキ、コメント、フォローなどで
応援いただけると嬉しいです!
▽ ▽ ▽