APIを学ぶためにおすすめの本/書籍7選
今回はAPIに関するおすすめの本/書籍を7冊紹介していきます。
APIとは
API（Application Programming Interface）とはソフトウェアやアプリケーション間でデータや機能をやり取りするためのインターフェースやプロトコルのことを指します。
APIを使用することで、異なるアプリケーションやサービス同士が直接連携でき、機能やデータの一部を他のプログラムから利用できるようになります。
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APIを学ぶためにおすすめの本/書籍7選
Web APIの設計
Web APIの設計はWeb APIの設計に焦点を当てており、特にRESTful APIの設計原則やベストプラクティスを詳しく解説しています。APIはモダンなWebサービスやアプリケーションにおいて不可欠な要素であり、効率的かつスケーラブルなAPI設計が求められます。この本では、APIを設計する際の重要なポイントや、柔軟性と一貫性を保つためのガイドラインが提供されています。
APIの基本概念や、REST APIの設計に必要な基本的な知識を解説しています。HTTPプロトコルを基盤としたAPI通信の仕組み、GET、POST、PUT、DELETEといったHTTPメソッドの意味や役割が詳細に説明されており、API設計の基礎を固めることができます。
REST APIを効果的に設計するための原則やガイドラインが紹介されています。リソースの設計、URIの構造、ステータスコードの適切な使い方など、RESTful設計の基本を押さえることができる内容です。特に、リソースベースのアプローチや、一貫性のあるAPIエンドポイントの設計方法が強調されています。
Web APIの設計における原理原則が丁寧に書かれていてとても充実した内容。
実践マイクロサービスAPI
実践マイクロサービスAPIはマイクロサービスアーキテクチャにおけるAPI設計と開発を中心に解説した実践書です。マイクロサービスは、複数の小さな独立したサービスでシステムを構築するアプローチで、各サービスが互いにAPIを介して通信するため、API設計は非常に重要な要素となります。この本は、マイクロサービスを効果的に設計・運用するためのAPI設計手法や、実際の実装例、そしてサービス間の連携やスケーラビリティに焦点を当てています。
マイクロサービスアーキテクチャとは何か、その概念やメリット、APIがどのようにサービス間の通信において重要な役割を果たすかが解説されています。従来のモノリシックアーキテクチャとの比較や、マイクロサービスの導入時におけるAPI設計の重要性が強調されています。
マイクロサービスにおけるAPIの設計に関する具体的な手法やベストプラクティスが紹介されています。例えば、RESTful APIやgRPCの採用基準、APIのバージョン管理、サービスの分離や連携のポイントが説明されています。これにより、マイクロサービスにおける効率的なAPI設計が理解できます。
書籍内でFastAPIと共に使用しているPydanticはv1を使っています。
Pydanticはv2でRust導入により破壊的変更がかかっているため、公式のbump-pydanticなどを使用して最新に自分で書き換える必要があります。
ですが、それを除けば、全体的にPythonでREST APIを作成する手法について満遍なく触れており、良い本だと思います。FastAPIだけでなく、Flask(flask-smorest)やSQLAlchemy、Alembicなども学べるので、Pythonで開発する人は読んでおいて損はないと思います。
APIデザイン・パターン
APIデザイン・パターンはAPI設計におけるさまざまなデザインパターンを体系的に紹介し、優れたAPIを設計するためのガイドラインを提供しています。APIの設計は、単に機能を提供するだけでなく、使いやすさや拡張性、保守性を考慮したデザインが重要です。この本では、REST APIやRPCスタイルのAPIに対して、どのような設計パターンが有効か、そしてそれぞれのパターンの利点や欠点がどのように影響するかを詳しく説明しています。
APIデザインの基本的な概念が紹介され、設計にあたって考慮すべき要素が整理されています。例えば、APIの利用者を意識した設計、エンドポイントやリソースの設計、そしてHTTPメソッドの適切な使い方が詳しく解説されています。
この本の主軸であるAPIデザインパターンが、具体的な例とともに説明されています。たとえば、シンプルで直感的なエンドポイント設計のための「リソースベースパターン」や、クライアントのリクエストを柔軟に処理するための「フィルタリングとソートパターン」、効率的にリソースを提供するための「ページネーションパターン」などが取り上げられています。
私自身、APIを運用している中で、過去に選択した設計が後になって開発の足枷になるケースに遭遇したことが何度かあります。そういったAPIを設計・実装する方は一度本書を読むことをおすすめします。
人の考えた設計は自分に新しい視点を教えてくれます。書籍自体は分厚く、読み応えがありますが、興味のある章から読み進めることもできます。
Web API設計実践入門──API仕様ファーストによるテスト駆動開発
Web API設計実践入門──API仕様ファーストによるテスト駆動開発はAPI設計における「API仕様ファースト」アプローチと「テスト駆動開発（TDD）」の手法を組み合わせて、堅牢で拡張性のあるWeb APIを構築するための実践的なガイドです。API設計の初期段階から仕様を定義し、それに基づいて開発とテストを進めるというアプローチを取っています。APIを実装する前に、どのように仕様を定義し、その仕様をテスト可能な形で設計するかを丁寧に解説しており、特にAPI開発において品質を高める手法を学ぶことができます。
API設計において、実装よりも先にAPIの仕様を定義する「API仕様ファースト」の考え方が紹介されています。このアプローチでは、APIの使用を決める段階で、ドキュメントやテストの作成が同時に進むため、APIの一貫性やメンテナンス性が高くなります。OpenAPI（旧Swagger）を使った仕様定義方法が詳しく解説されています。
APIの仕様に基づいて、テストを先に作成し、それに沿った形でAPIを実装していくテスト駆動開発（TDD）の方法が紹介されています。TDDを通じて、APIの品質を保ちながら、より堅牢なシステムを構築するための手順が学べます。
テストピラミッドの問題点を的確に指摘している。非常に参考になりました
Web APIテスト技法
Web APIテスト技法はWeb APIのテストに特化しており、APIの品質を保証するためのさまざまなテスト手法や技法を紹介しています。APIテストは、Webサービスやアプリケーションの安定性とパフォーマンスを確保するために不可欠なプロセスです。この本では、APIの動作確認やエラーハンドリング、負荷テスト、セキュリティテストなど、実践的なAPIテストに必要な技術とツールの活用法が詳しく解説されています。
APIテストとは何か、その重要性と目的が最初に説明されています。単なる動作確認だけでなく、仕様通りに機能しているか、エラーハンドリングが適切か、データの整合性が保たれているかなど、多角的なテストの必要性が強調されています。
HTTPプロトコルを基盤とするAPIでは、リクエストとレスポンスの確認が重要です。GET、POST、PUT、DELETEなどのHTTPメソッドの役割や、レスポンスコードの意味、ヘッダーやボディの内容をどのようにテストするかが詳細に解説されています。ツールとしては、PostmanやcURLを用いた実際のテスト方法が紹介されています。
MuleSoftで学ぶAPIシステム連携ガイドブック
MuleSoftで学ぶAPIシステム連携ガイドブックはAPI管理およびシステム連携のためのプラットフォームであるMuleSoftを使用して、APIを活用したシステム連携の手法を学ぶためのガイドブックです。MuleSoftは、企業や組織が複数のシステムやデータソースをAPIを通じて統合するための強力なツールであり、API管理や接続の自動化に優れた機能を提供します。この本では、MuleSoftの基本操作からAPIの設計、システム連携の実践まで、幅広い知識を身につけることができる内容となっています。
MuleSoftとは何か、その基本的な役割と機能が紹介されています。API管理プラットフォームとしての位置づけや、システム連携の重要性について説明され、初めてMuleSoftを使う読者向けに、そのインストールや環境設定、基本的な操作方法が詳細に解説されています。
MuleSoftのAPI設計ツール（API DesignerやAnypoint Platform）を使って、APIを効率的に設計・管理する方法が説明されています。API仕様を定義し、設計を行う際のベストプラクティスや、RESTful APIの設計における重要なポイントが詳しく解説されており、APIのスムーズな運用を支える設計手法が学べます。
一般的な技術書に近いものだと思っていたが、なぜ今世界でMuleが必要とされているのか、どんなことが実現できるのかをしっかり説明している他、図が豊富で初学者でもかなりわかりやすい。
Web API: The Good Parts
Web API: The Good PartsはWeb APIの設計と実装において「良い部分」を集め、ベストプラクティスを中心に紹介している実践的なガイドブックです。Web APIの設計は、開発者や企業にとって重要な課題となっており、この本では、特にREST APIにフォーカスし、シンプルで使いやすいAPIを作るための設計原則や実装上のノウハウを学ぶことができます。また、APIの使いやすさ、拡張性、保守性を向上させるための技術的なアプローチが体系的に紹介されています。
Web APIの設計における基本的な概念や原則が解説されており、特にRESTful APIの設計に焦点を当てています。リソース指向の設計（Resource-Oriented Design）や、エンドポイントの構造、HTTPメソッドの正しい使い方（GET、POST、PUT、DELETEなど）が詳しく説明されています。
HTTPステータスコードの使い方や、エラーハンドリングのベストプラクティスも紹介されています。適切なステータスコードを選択し、エラーメッセージをわかりやすく提供することが、APIの使いやすさにどのように貢献するかを学べます。
有名なオライリー本。
WEB APIとはなんたるやに関して色々と細かく書かれています。
若干文字多めですが、それだけ説明多しってことで、そもそもAPIって何よってのから始まる人に読んで欲しい本。
設計・ルール・運用方法etcなど学びの本です。
WEB APIだけでなく、すべてのことに通じる本です。
電子書籍を読むならAmazon Kindle Unlimitedがおすすめ
Kindle Unlimitedとは、Amazonが提供する電子書籍読み放題サービスです。
Kindle Unlimitedの料金は、月額980円(税込)で利用でき、30日間の無料お試し期間があります。技術書であれば、1冊1,000円以上する本が多いため、1冊読むだけで月額料金の元を取ることができます。
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移動中や作業中に読書するならAudibleがおすすめ
Audibleは、Amazonが提供するオーディオブックおよびオーディオコンテンツの配信サービスです。
書籍の朗読版（オーディオブック）や、ポッドキャスト、オリジナルの音声コンテンツをスマートフォンやタブレット、PCなどで聴くことができます。本を読む時間が取れない場合でも、通勤中や家事をしながら本を「聞く」ことができる。
Audibleの料金は、月額1500円(税込)で利用でき、30日間の無料お試し期間があります。サービスをお試しで使ってみて、合わなかったら無料期間中に退会してしまいましょう。
APIについて動画で学ぶ
【初心者向け】APIとは何か？1時間で開発やマーケティングでAPIが活用される理由と事例を紹介！
【初心者向け】APIとは何か？1時間で開発やマーケティングでAPIが活用される理由と事例を紹介！はAPIの基本的な概念や仕組みを初心者向けに1時間で学べることを目的としています。特に、開発やマーケティングの観点からAPIがどのように活用されるのか、その実際の事例や活用方法を分かりやすく解説しており、技術的なバックグラウンドを持たない方でも理解しやすい内容です。
APIが何か、どういう目的で使われるのか、シンプルな説明から始まります。APIを使ってデータや機能を他のアプリケーションと共有する仕組みや、APIがどのようにウェブやアプリケーション間で連携を取っているのかが解説されています。
REST WebAPI サービス 設計
REST WebAPI サービス 設計はREST（Representational State Transfer）を使ったWebAPIサービスの設計に特化した内容で、APIの設計から実装までを実践的に学べる構成になっています。RESTは、Web APIの設計において非常に広く使用されているアーキテクチャスタイルで、このコースではREST APIをどのように構築し、効率的かつスケーラブルなAPIサービスを作成するかを、初心者から中級者向けに解説しています。
REST APIとは何か、その基本的な概念や原則について学びます。HTTPプロトコルに基づいたリソース指向の設計、GET、POST、PUT、DELETEなどのHTTPメソッドの役割や使用方法が説明され、API設計の基礎がしっかり理解できるようになっています。
APIのおすすめのUdemy講座もまとめています。
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