NoSQLを学ぶためにおすすめの本/書籍5選
今回はNoSQLに関するおすすめの本/書籍を5冊紹介していきます。
NoSQLとは
NoSQL（Not Only SQL）とは従来のリレーショナルデータベース（RDBMS）とは異なるデータモデルを持つデータベース管理システムの総称です。
主に大量のデータを扱うための柔軟でスケーラブルなデータベースとして設計されており、特にビッグデータやリアルタイムWebアプリケーションなどで使われることが多いです。
NoSQLを学ぶためにおすすめの本/書籍5選
RDB技術者のためのNoSQLガイド
RDB技術者のためのNoSQLガイドはリレーショナルデータベース（RDB）に精通した技術者が、NoSQLデータベースに移行する際に役立つ知識や技術を体系的に学べる実用的な書籍です。RDBとNoSQLの違いを明確に解説し、NoSQLの基本的な概念から、実際にどのようにNoSQLをプロジェクトに取り入れていくかについて、具体的なアドバイスを提供しています。
書籍ではまずRDBとNoSQLの基本的な概念の違いが紹介され、NoSQLがどのような場面で有利か、またリレーショナルデータベースとの使い分けを考えるための指針が提示されます。次に、主要なNoSQLデータベース（MongoDB、Cassandra、Redisなど）を実際に使用する方法を学び、それぞれのデータベースの強みや弱点を理解することができます。
スキーマレスなデータモデリング、データの一貫性管理、分散システムにおけるトランザクション管理など、RDBではなじみの薄い技術についても詳しく説明されています。
各NoSQLについていつ、どのように使うとマッチするかを事例を例にあげた上で解説してくれます。
事例の中にはRDBとの連携を示したものもあり各NoSQLがどういう特徴を持っているか、適材適所な部分はどこかを簡潔に載せてくれています。
また明確に「こういう場合では使用に向きません」と不向きな点も載っているためよりマッチするケースの想像がつきやすかったです。
NOSQLの基礎知識
NOSQLの基礎知識はNoSQLの基本概念や仕組みを理解し、実際に活用するための基礎を学べる入門書です。リレーショナルデータベース（RDB）とは異なるNoSQLの特性や、その活用シーンを初学者向けにわかりやすく解説しています。データモデル、スケーラビリティ、分散処理など、NoSQLの基礎知識を習得するためのガイドラインが網羅されています。
まずNoSQLの基本概念や歴史的背景を解説し、RDBとの違いを明確にした上で、各種NoSQLデータベースの種類とそれぞれの特徴を紹介します。実際のデータモデリングの考え方や、スケーラブルなシステムを構築するためのアプローチも学べます。
NoSQLのデータ整合性やパフォーマンス、トランザクション管理についても触れており、NoSQLがもたらす柔軟性と利点について深く理解できる内容になっています。
他にもNoSQL関連の本を読みましたが、本書が最も情報量が多くて、分かりやすかったと思います。
RDBMSの知識しかない人が、なぜNoSQLが必要なのか理解することができます。
NoSQLには数多くの種類がありますが、それぞれの特徴や使い分けについても解説されています。
NoSQLデータベース ファーストガイド
NoSQLデータベース ファーストガイドはNoSQLデータベースを初めて学ぶ人や、NoSQLの基本を押さえておきたい技術者に向けた入門書です。NoSQLの概念や基本的な仕組みを簡潔に説明し、リレーショナルデータベース（RDB）との違いや、NoSQLの特有の強みを理解するための基礎知識が提供されています。
書籍の最初ではNoSQLの歴史や背景、リレーショナルデータベースと比較したときの違いが解説されています。その後、NoSQLデータベースの主要な種類（ドキュメント型、キー・バリュー型、グラフ型、カラム指向型）を取り上げ、それぞれのデータモデルや使用例が紹介されています。
データの一貫性や可用性、スケーラビリティといったNoSQLの重要な特徴も丁寧に解説されており、基本的な使用方法や、プロジェクトでの選定方法が具体的に述べられています。
主たるNoSQLデータベースの特徴が要領よくまとまっているように思います。
何か使ってみようか？と思った際のガイドとして適した書籍だと思います。
コードの特徴が掲載されているところも理解を助けてよいと思いました。
データベースの限界性能を引き出す技術 ~NoSQLに飛びつく前に知っておきたい原理と最新テクニック
データベースの限界性能を引き出す技術 ~NoSQLに飛びつく前に知っておきたい原理と最新テクニックはリレーショナルデータベース（RDB）の性能を最大限に引き出すための原理やテクニックを学べる書籍です。特にNoSQLに興味があるが、まずRDBでできる限りの性能向上を図りたいという技術者に向けた内容になっており、NoSQLに移行する前に理解しておくべき要点を解説しています。
リレーショナルデータベースの基礎的なアーキテクチャや性能の限界について触れ、SQLクエリの最適化、インデックスの管理、シャーディングやパーティショニングといったスケーラビリティを高める技術を解説しています。
リレーショナルデータベースの限界を理解した上で、NoSQLがどのようにこれらの問題を解決できるのかについても説明されており、NoSQLへの移行を検討する際に必要な知識が得られます。
この本ではシステムのボトルネックはCPU、IO、ネットワーク、共有リソース待ちの４つのいずれかであると定義し、それらについて丁寧に説明しています。
パフォーマンス問題に出くわした時に、どこから手を付けてよいかわからない人は、この本を読めばある程度考えるフレームワークが身につきます。
Exadataの部分は読まなくても、充分に価値がある本だと思います。
NoSQLプログラミング実践活用技法: NoSQLの原理・概要から主要プロダクトの実践的活用まで
NoSQLプログラミング実践活用技法: NoSQLの原理・概要から主要プロダクトの実践的活用まではNoSQLデータベースの基礎から実践的な活用までを包括的に解説した書籍です。この本は、NoSQLの基本原理や仕組みを理解するだけでなく、主要なNoSQLデータベースを使った具体的なプログラミング技術を身につけたい開発者向けに書かれています。
NoSQLの基本概念からスタートし、各種NoSQLデータベースの比較を通して、それぞれの強みや用途に適した場面を説明します。プログラミングの実践部分では、NoSQLを使ったデータの読み書き、データベース設計、インデックスやパーティショニングの活用、さらにセキュリティやデータ整合性に関する問題にも対応しています。
分散システムの構築や大規模データの処理といった、NoSQLが得意とする分野のプロジェクトを通じて学べます。
スタートアップ本ではなく、何種類かの NoSQL を使った人がさらに理解を深めるには、
ちょうど良い本だと思います。現状では、これ以上の本はないと思います。
例えば、NoSQL の大枠でのカテゴライズと、それらの特徴の説明の部分にしても、
スタートアップ本に比べれは格段に詳しく書かれています。
Redis, MongoDB など個々に関して詳しく書かれている本や Web の記事はありますが、それらを開発/運用の観点から、種々の NoSQL について水平方法の切り口で書かれているあたりは、NoSQL を体系的に理解するのに非常に助けになると思います。
また、MoiveLens のデータを使っているあたりとかも著者がビックデータを意識していると感じられて、私としては好印象だったりします。
電子書籍を読むならAmazon Kindle Unlimitedがおすすめ
Kindle Unlimitedとは、Amazonが提供する電子書籍読み放題サービスです。
Kindle Unlimitedの料金は、月額980円(税込)で利用でき、30日間の無料お試し期間があります。技術書であれば、1冊1,000円以上する本が多いため、1冊読むだけで月額料金の元を取ることができます。
さらには200万冊以上の電子書籍が読み放題です。初回30日間は無料体験があるので合わなかったら無料期間中に退会してしまいましょう。
移動中や作業中に読書するならAudibleがおすすめ
Audibleは、Amazonが提供するオーディオブックおよびオーディオコンテンツの配信サービスです。
書籍の朗読版（オーディオブック）や、ポッドキャスト、オリジナルの音声コンテンツをスマートフォンやタブレット、PCなどで聴くことができます。本を読む時間が取れない場合でも、通勤中や家事をしながら本を「聞く」ことができる。
Audibleの料金は、月額1500円(税込)で利用でき、30日間の無料お試し期間があります。サービスをお試しで使ってみて、合わなかったら無料期間中に退会してしまいましょう。
※本ページではアフィリエイトリンク(PR)が含まれています