見出し画像

ベンチャーキャピタルを学ぶためにおすすめの本/書籍7選

今回はベンチャーキャピタルに関するおすすめの本/書籍を7冊紹介していきます。


ベンチャーキャピタルとは

ベンチャーキャピタル(VC)は、新興企業や成長初期段階の企業に対し、株式投資を通じて資金提供を行う投資会社またはファンドを指します。主に、将来の高い成長が見込まれるスタートアップ企業を対象とし、その見返りとして企業の株式を取得することで利益を得ることを目指します。

VCは金融機関や一般の投資家が提供しにくい高リスク・高リターンな資金提供を行う一方で、経営支援やネットワークの提供を通じて企業の成長を促進する役割も果たします。


ベンチャーキャピタルを学ぶためにおすすめの本/書籍7選

ベンチャーキャピタルとは何者か?VCを知るための教科書

ベンチャーキャピタルとは何者か?VCを知るための教科書はベンチャーキャピタル(VC)の仕組みや役割、投資のプロセスを初心者にもわかりやすく解説した一冊です。スタートアップ支援や資金調達の一環として注目されるVCについて、その基本的な知識だけでなく、具体的な投資戦略や業界の裏側を知ることができます。スタートアップの創業者、VCに興味のある投資家やビジネスパーソンに向けて書かれた、実務にも応用できる内容が特徴です。

ベンチャーキャピタルの基本的な定義とその役割について解説しています。VCがどのように資金を調達し、スタートアップに投資を行い、利益を得るのかというビジネスモデルが、シンプルな図表を用いてわかりやすく説明されています。また、銀行融資や他の投資形態との違いについても触れられ、VCの特性と独自性が明確に示されています。

VCの投資プロセスが詳細に解説されています。特に、投資候補となるスタートアップの評価方法や、企業の成長ステージに応じた資金提供の流れが具体的に述べられています。エンジェルラウンド、シリーズA、シリーズBといったステージごとの特徴や、投資判断における重要な指標(例えば、事業モデルの成長性、マーケットの規模、経営チームの質など)が取り上げられています。


ベンチャー・キャピタリスト 世界を動かす最強の「キングメーカー」たち

ベンチャー・キャピタリスト 世界を動かす最強の「キングメーカー」たちはシリコンバレーを中心とするベンチャーキャピタリスト(VC)の歴史や役割、彼らがどのようにして世界を動かす企業を支援し、形作ってきたのかを解き明かす一冊です。成功した企業の裏側には、VCの戦略と支援が欠かせなかったことを、具体的な事例とともに紹介しています。VCの影響力や、企業家精神を支える存在としてのVCの重要性を知ることができます。

ベンチャーキャピタリストがどのように生まれ、その歴史の中でどのような役割を果たしてきたかを解説しています。シリコンバレーの形成過程や、初期のVCがどのようにリスクを取って新興企業を支援したのか、そしてそれがどのように現在のテクノロジー産業の基盤を築いたのかが、豊富なエピソードを交えながら語られます。

成功したスタートアップとそれを支えたVCの関係が具体的に述べられています。Google、Facebook、Uber、Airbnbといった世界的な企業が、いかにしてVCの支援を受け、成長していったのかが詳細に描かれています。また、単なる資金提供だけでなく、VCが提供した戦略的なアドバイスや人材、ネットワークの重要性が強調されており、VCの影響力の大きさが浮き彫りになります。

よくここまで大物へのインタビューを揃えられたなと感心するばかりで、充実した内容です。
大手のVCだけでなく、新興市場や異質なVCまで幅広くまとまっています。

購入者のレビューより


ベンチャーキャピタルの実務

ベンチャーキャピタルの実務はベンチャーキャピタル(VC)のビジネスモデルや投資プロセス、そして実務における具体的な課題や解決策を詳細に解説した一冊です。スタートアップへの投資を中心に、資金調達からエグジット(Exit)まで、VCの運営とその仕組みを現場の視点で学ぶことができます。VCを目指す人、スタートアップの経営者、投資家にとって実務に直結する内容が詰まっています。

ベンチャーキャピタルの基本構造とビジネスモデルについて解説されています。VCがどのように資金を集め、運用し、利益を上げるかという仕組みがシンプルに説明されており、初心者にも理解しやすい内容です。また、VCの成り立ちや歴史的背景、他の金融機関や投資形態との違いについても触れられています。

投資プロセスについて詳細に述べられています。スタートアップの発掘からデューデリジェンス(投資判断のための調査)、投資契約の締結、投資後の支援、そして最終的なエグジットまでの流れが、実務に基づいた具体例を交えながら解説されています。特に、スタートアップの評価基準(市場規模、成長性、経営チームの能力など)や、投資契約における重要なポイント(優先株式、希薄化条項、取締役会の構成など)が詳細に述べられており、実際の交渉や契約時に役立つ知識が得られます。

「ベンチャーキャピタル」とは何ぞやを知るための決定版と言っても過言ではない一冊。
実務に即したフェーズ毎にVC/キャピタリストの実務を対局的に知ることが出来る。
あえて小難しい仔細な部分には突っ込まない工夫がされているなと感じました。(そこは各論の専門書を御参照というスタイルなのでしょう)
このようなVC実務の見えないニュアンスの部分を赤裸々に語っていただける本はこれまでなかった印象なので、非常に興味深く読むことが出来ました。
テーマ・コンセプトを変えた次回作にも是非期待しています。

購入者のレビューより


ベンチャーキャピタル全史

ベンチャーキャピタル全史はベンチャーキャピタル(VC)の誕生から現在までの歴史を詳細に解説した一冊です。シリコンバレーのスタートアップ文化の形成におけるVCの役割、著名なVCとその成功事例、さらにはVC業界の進化を俯瞰することで、VCの本質とその社会的影響を深く掘り下げています。スタートアップやVCに興味のある人、またはテクノロジーや経済の進化を学びたい人にとって、興味深い内容が詰まっています。

VCの誕生と発展を描くところから始まります。第二次世界大戦後のアメリカで、政府の資金提供や大学の研究成果を民間ビジネスに転用する流れがVCの基盤となった背景が詳しく解説されています。また、シリコンバレーという特定地域でVCがどのように成長し、現在のスタートアップエコシステムを形成するに至ったかが、初期の成功事例を交えて語られています。

VCとスタートアップの関係が具体的に掘り下げられています。IntelやApple、Googleなどの世界的企業がどのようにVCの支援を受けて成長したのかが、具体的なエピソードとして紹介されています。投資判断の背景や、VCがスタートアップの成長を支援する過程でどのような影響を与えたかが丁寧に描かれており、VCの成功と失敗の要因を深く理解することができます。

ベンチャーキャピタルの歴史が全て詰まっている。
キャピタリストとしての必読書

購入者のレビューより


VCの教科書―VCとうまく付き合いたい起業家たちへ

VCの教科書―VCとうまく付き合いたい起業家たちへは起業家がベンチャーキャピタル(VC)と効果的に関係を築き、スタートアップの成長を最大化するための実践的な知識を提供する一冊です。VCの仕組みや投資プロセスだけでなく、起業家が資金調達を成功させるための心構えや具体的な戦略についても詳しく解説されています。VCを単なる資金提供者ではなく、成長を共に支えるパートナーとして活用する方法を学べる内容となっています。

起業家がVCと関係を築くための具体的な方法が紹介されています。VCへのアプローチ方法や、魅力的な事業計画書(ピッチデック)の作成方法が具体例を交えながら解説されています。特に、事業モデルの説明や市場規模のアピール、チームの強みの伝え方といった、資金調達を成功させるための重要なポイントが実践的に取り上げられています。

資金調達のプロセスが詳細に述べられています。投資ラウンドの進め方や、株式の希薄化に関する注意点、契約交渉の際に起業家が留意すべき事項(例えば優先株や取締役会の構成、エグジット戦略)についても詳しく解説されています。これにより、読者は資金調達時に自信を持って交渉を進められる知識を得ることができます。

VCの構造 / ステークホルダー / 各活動、投資判断等の力学が体系的に解説されていてめちゃくちゃ勉強になった。おかわり読書案件。
VCと直接関わらない従業員の人も、自社が資金調達しているなら読んで損はないはず。これは本当におすすめ。

購入者のレビューより


ベンチャーキャピタルファンド契約の実務―新契約例と時価評価の解説

ベンチャーキャピタルファンド契約の実務―新契約例と時価評価の解説はベンチャーキャピタル(VC)ファンドの契約とその評価方法について、実務的な観点から詳細に解説した一冊です。契約書の具体例や関連する法的ポイント、投資契約や時価評価の手法をわかりやすく紹介し、VCファンドの設立や運営に携わる関係者にとって実務に直結する知識を提供しています。特に、契約交渉や法的リスクに対応するための実践的な内容が豊富で、VCに関わる法務担当者や起業家にも役立つ内容となっています。

VCファンドの基本的な仕組みや運営方法について解説されています。LP(リミテッドパートナー)とGP(ジェネラルパートナー)の役割、ファンドの構成、資金の流れといった基本的な知識がわかりやすく説明されており、初学者にも理解しやすい構成です。特に、VCファンドがどのようにスタートアップへの投資を行い、そのリターンを追求するかという全体像が示されています。

契約書の作成や交渉に関する具体的な事例が取り上げられています。LP契約や投資契約、株主間契約などの重要な契約書について、それぞれの条項の意図や法的なポイントが詳しく解説されています。新しい契約例を含むため、最新の業界動向や法改正にも対応した内容となっています。たとえば、優先株の取り扱いや、取締役会の構成、ドラッグアロング条項やタグアロング条項といったスタートアップの支配権やエグジット戦略に関わる条項が具体的に説明されています。

実務家による実践的な解説です。性質的に面白味のある内容ではありませんが、実際の契約で役立つことでしょう。

購入者のレビューより


The Power Law(ザ・パワー・ロー) ベンチャーキャピタルが変える世界(上)

The Power Law(ザ・パワー・ロー) ベンチャーキャピタルが変える世界(上)はベンチャーキャピタル(VC)が世界経済やテクノロジー産業に与えた影響を深く掘り下げた一冊です。タイトルにある「パワー・ロー(べき乗則)」とは、VCの投資結果が一部の成功事例に大きく依存する法則を示しており、これを軸に、VC業界の仕組みや役割、そしてテクノロジー革命におけるVCの影響力を描いています。特に、シリコンバレーを中心とした世界的な成功事例を通じて、VCの歴史や進化が具体的に語られています。

「パワー・ロー」の概念が掘り下げられています。VCの投資結果は、ほんの一握りの成功事例がファンド全体のリターンを決定づけるという現象を説明し、これが投資戦略やVC業界全体の文化にどのような影響を与えているかが考察されています。この法則に基づき、VCがどのようにして未来の「ユニコーン企業」を見つけ、支援するかが具体的に語られています。

本書ではVCがテクノロジーの進化に与えた影響についても詳しく述べられています。AppleやGoogle、Facebookなどの世界的な成功企業が、VCの支援によって成長を遂げた過程が詳細に描かれており、VCの役割が単なる資金提供にとどまらず、経営支援やネットワークの構築、さらには市場創出にまで及ぶことが示されています。

パワーローというのは、日本語ではべき乗法則のことです。そして、これはベンチャーキャピタルが投資する時の基本的な考え方となるもの原理原則です。
つまり大して儲からない会社に投資する=たった数倍程度のリターンを期待するよりも、9社への投資に失敗して女子社目でリターンが100倍となるような投資の仕方をするというのが、このべき乗則の原理原則です。

購入者のレビューより


電子書籍を読むならAmazon Kindle Unlimitedがおすすめ

Kindle Unlimitedとは、Amazonが提供する電子書籍読み放題サービスです。

Kindle Unlimitedの料金は、月額980円(税込)で利用でき、30日間の無料お試し期間があります。技術書であれば、1冊1,000円以上する本が多いため、1冊読むだけで月額料金の元を取ることができます。

さらには500万冊以上の電子書籍が読み放題です。初回30日間は無料体験があるので合わなかったら無料期間中に退会してしまいましょう。


移動中や作業中に読書するならAudibleがおすすめ

Audibleは、Amazonが提供するオーディオブックおよびオーディオコンテンツの配信サービスです。

書籍の朗読版(オーディオブック)や、ポッドキャスト、オリジナルの音声コンテンツをスマートフォンやタブレット、PCなどで聴くことができます。本を読む時間が取れない場合でも、通勤中や家事をしながら本を「聞く」ことができる。

Audibleの料金は、月額1500円(税込)で利用でき、30日間の無料お試し期間があります。サービスをお試しで使ってみて、合わなかったら無料期間中に退会してしまいましょう。


いいなと思ったら応援しよう!