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#33 体を休ませるのも仕事のうち
スタジオや会社のサイトとは別に個人ブログを時々書いています。会社員を辞めたときに、まずは何か発信していく練習をしなくては、と思って始めたのがきっかけです。ジャンルは雑多、経験談がメインです。
そのブログで、ちょうど一年前くらいに「有給休暇の罪悪感は捨てるべし」というブログを書きました。別に何かの意図があったわけではなく、休むということについて会社員のときに感じていたことを綴りました。
そしてちょっと意外だったのが、タイトルにある「有給休暇 罪悪感」というキーワードで検索されて読まれる回数が多いこと。一年間で検索表示された回数が約750回、うち、クリックされた回数は250回くらい。
もちろん、他の検索ワードと比べるとはるかに少ない回数ですが、実感としては「自分以外にも休みを取ることにためらいを感じてる(そして検索までする)人がけっこういるもんだなー」という印象です。
なんとなくですが「休むこと」はネガティブなイメージがつきまとう、「休まないで続けることがすばらしい」という風潮がありますよね。その代表例が、小学校や中学校の皆勤賞。
子供の頃から、休まないのはエライ、評価に値するという空気にいたわけですから、会社でも、やっぱり休みがちな人は「あの人どうなの・・」という空気があると思うし、慶弔とか何か理由が無いと休みを取りづらい雰囲気の会社は多いと感じています。
しかし、その、休みを取りづらい空気があったとしても、それを無視して休みたいタイミングで休むことを強くお薦めします。
体を休ませることも仕事のうちだと思うから。そして自分の体を理解できるのも自分しかいません。
スタジオを運営してつくづく感じるのが、ひとの体の個体差にはものすごく開きがあるということ。これは年齢が上がれば上がるほど顕著にその違いが表れてきます。体重とか体格とかが同程度だったとしても、筋力量や柔軟性、筋肉の持久力、心肺機能は本当にひとそれぞれです。
パッと見ではわからない「回復力」も、当然それぞれ個体差があります。運動後の筋肉痛、長時間座っているときの腰や肩の痛み、お酒を飲んだときの内臓疲れ、ほとんどの人が経験していることだと思いますが、「疲れが取れたな」と感じるまでの時間はみな違う。
なので、自分と他人を比較して「あの人もがんばってるし」とか「他の人が休んでないのに休みづらい」という考えは不毛なので、自分のペースで休んでください。
飲み会とかでもたまにいますよね、ちょっと早く帰ろうとすると「え、俺も明日早いけど」とか言って帰らせてくれない人。私も何度か帰りづらいと思うこともありましたが、「だから何だよ、あなたと私は違うんだよ」という気持ちを何重ものオブラートに包んだ表現で伝えて帰るようにしています。
月曜日にふさわしくないテーマかもしれませんが、気温や気圧の変化で体調を崩しやすい時期なのであえて書きました。
6月は祝日もなかったし疲れがたまる時期かと。みなさん、どうか無理をなさらずに。ご自愛下さい。
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