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「開発者体験の向上」はなんのためのものか

採用絡みの記事をよく拝見することもあり、成功事例の背景にある「開発者体験」ていう言葉について考えることがありました。

「開発者体験」?

「開発者体験の向上」って、 「内部のエンジニアのストレスを減らす、エンゲージメントを高める、そして定着させる」ためみたいな目的で捉えるケースが多い印象です。実施している組織の目的にかかわらず、受け止める側の認識として。

エンゲージメントのその先の目的

稼働しているエンジニアのストレスを下げて生産性を上げることは当然に重要ですし、それ自体が目的なのは特に異論はありませんが、補足を少し。
個人的には「開発速度を持続させてビジネスで勝つ」が最終最後に目指す目的と捉えるようにしています。立場上。

なので、「開発者体験の向上」で目線が止まっているとビジネスの期限とコストを度外視したところまで言ってしまわないよう気をつけなければなりません。

そして受け取るエンジニア側は、「福利厚生」として受け取るのではなく、「故にパフォーマンスを求められている」と自覚していくのが、互いに対等で健全な立場であるという理解になります。

どっちが先か、どっちも先だ

ザクザク作ってFBがもらえる環境だからプロダクトが勝てるのか、 プロダクトが勝ってるからそういう環境をつくれるのか、 どっちが先かと言われると卵が先か鶏が先かという話になる気がしますが。

どっちスタートであってほしいかは、結構語る人の立場によって偏りが出るような気がするので、 我々EM(エンジニアリングマネージャー)はどちらも立てつつ循環を作るのが仕事、ということですね。 難易度たけぇー。。。

おわり。

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