ひたすらアリの群れを見ていた休日
5~6歳の頃、当時住んでいたマンションの庭でアリを眺めるのが好きだった。
アリの行列を辿ってアリの巣を見つけ、次から次へと穴へ出入りするアリたちを見つめていた。
この子とこの子が仲良しで…
こっちの子はお姉ちゃんで…
とアリたちの関係性を想像して、会話をアフレコして楽しんだ。
真夏の日中、麦わら帽子を被って真っ黒に日焼けをしながらアリを見続けた。
あの頃は最高気温が30℃くらいだったから、じんわりと汗がにじむ程度だった。
小学3年生になると、国語の授業で「ありの行列」