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【地域活動】銚子発!お話し本『りんちゃんとモンシロチョウ』 市内の新小学1年生に寄付

3月21日は春分の日でした。

今年の春分の日は特に “ 最 強 開 運 日 ”で、非常に縁起の良い日が重なるスペシャルデーだったそう。何か新しいことを始めるのに良いとされる「一粒万倍日」や「天赦日」「寅の日」など。金運アップの吉日でもあり、お財布の買い替えをすると良い日として知られています。

そんな3月21日に銚子でもいくつかおめでたい出来事がありました。
今回はそのうちの一つ、お話し本『りんちゃんとモンシロチョウ』の出版についてご紹介します!

お話し絵本の出版『りんちゃんとモンシロチョウ~Rin and the Butterfly~』

2023年3月21日『りんちゃんとモンシロチョウ』という”お話し本”が、NPO法人BeCOMより出版されました。

先着30名にピローミストとのセット販売。現在、ピローミストは完売しています。

作者は元小学校教諭のみねたいくこさん。
絵は元幼稚園教諭でパステル和アートインストラクターをされている月うさぎさん。
さらに英会話教室を主宰するRhian YoshiKkawaさんが英文を担当し、英語でも読み聞かせが出来るようになっています。

私も1、2回ほど製作の打ち合わせに参加させていただきましたが、先生方がこれまで取り組まれてきた活動をもとに、ただの出版物ではなく、より子どもたちや地域のための作品になるよう丁寧に扱う姿を見て非常に感銘を受けました。

出版にむけて議論を重ねる地域の制作チーム(引用:NPO法人BeCOM HPより)

価格帯も1冊500円と手頃な値段設定で、読み聞かせや外出先でのお子さんの読書に適したA5サイズとなっています。何度も読めるけれど、絵本として読めるよう紙の厚さも非常に熱心に議論されて作り上げられていました。

初版は先着30名に、銚子在住のアロマミスト作家・MIYUさんによるピローミストがセット販売されました。

りんちゃんのお話をイメージし、心への鎮静効果や安眠効果のあるネロリの精油と、上品で甘い香りが特徴のフリージアのアロマを調合。

『りんちゃんとモンシロチョウ』の本の内容からイメージしてブレンドしたもので、眠る前の読み聞かせ前に、枕やお布団にシュッとスプレーすると本の世界をイメージした香りに包まれながら親子の読み聞かせを楽しむことができます。

MIYUさんは私が銚子円卓会議にお世話になるきっかけをくださった、とても大切な友人でもあります。

不眠気味の私のために、MIYUさんがピローミストを作ってくださり、それ以降息子がお布団に入るとき「いい匂いのやつ、して!」と言って自ら布団に入ってくれるようになりました。
アロマの優しい香りに包まれて、心も体もリラックスして眠りにつくことができています。

MIYUさん作の「やかブレンド」ピローミスト。実はすでに2本目を使い切りそうなくらい愛用しています!


”絵本”ではなく”お話し本”? 子どもの学び「ことばの冒険」活動から誕生

そもそも『りんちゃんとモンシロチョウ』はどのようにして誕生したのでしょうか?
また”お話し本”という言葉には、どのような意味があるのでしょうか?

『りんちゃんとモンシロチョウ』は、NPO法人BeCOMが2016年から行っている「ことばの冒険」という活動から生まれました。

ことばの冒険の部屋(引用:NPO法人 BeCOM HPより)

「ことばの冒険」は地域の子どもたちに対して、すべての学びの根源となる読書の推進や、豊かで前向きな言語生活を送ってほしいという願いを持って取り組んでいる事業です。
読書感想の意見交換や、古典から現代詩までさまざまな読み聞かせを行なっているほか、子どもたち自らが「ことば」を用いて短歌づくりなども行っています。

今回の本は、その活動のなかで語られてきたお話しを絵本にまとめた作品です。こうした経緯から、一般的な絵本ではなく”お話し本”という新たな作品が誕生しました。

子どもの頃に培った表現力

わたしも子どもの頃、詩の朗読や絵本づくりなどを行う創作教室に通っていたことを思い出しました。

そこではちぎり絵や水彩画などの作品作りにも取り組んでいたので、思い起こせば自分が「書く」ことや「創る」こと「アート」や「デザイン」に今も関心があるのは、この時の経験が根っこにあるからかもしれません。

まどみちお氏の「くまさん」や、かまきりりゅうじ氏の「おれはかまきり」、川崎洋氏の「たんぽぽ」などは、今でも暗記しているので驚きです。
暗唱発表会などもあり、人前に立つことや詩を自分なりに表現する楽しさも体感できたように思います。

また谷川俊太郎氏が作、和田誠氏が絵を担当した詩集『いちねんせい』が大好きで、知人のお子さんが1年生になる時に贈ることがあります。

今でも自宅にあり、ユーモア溢れる大好きな一冊です。必ずしも「ステキ」だったり「キレイ」だったりする言葉ばかりではないところが、逆に人間らしくて大好きです。

わたし自身「ことばの冒険」の活動には参加できておりませんが、恐らくこの場に参加されたお子さんたちは、成長しても活動のなかで培った読書力や言語力はきっとどこかで根付いているように思います。


2023年銚子市新1年生全員に『りんちゃんとモンシロチョウ』を贈ることに

今回の出版に伴い、2023年度4月に入学される銚子市の新1年生に『りんちゃんとモンシロチョウ』を1冊ずつ贈ることが決定しています。
主人公のりんちゃんと同世代にあたる新1年生の健やかな成長を願うとともに、お話しの世界を楽しんでいただけたら嬉しいですね。

この本をきっかけに、読書や創作、表現に関心を抱いてもらい、生涯をかけて用いる「ことば」の大切さを少しずつ実感していってもらえたら良いなと思いました。

『りんちゃんとモンシロチョウ』は現在、読み聞かせ動画を公開しています。

朗読は、元幼稚園園長の田辺真佐子さんが担当されました。
園児への読み聞かせで培った、温かくてどこか懐かしい田辺さんの朗読も、ぜひ一度御覧になってください。
今後は日本語だけでなく、多言語対応も準備中とのこと。英文の朗読も非常に楽しみです。

『りんちゃんとモンシロチョウ』は一般の方もお買い求めいただけます。1冊500円でお求めいただけますので、市内外問わずぜひお手に取っていただきたいです。
お子さんやお孫さん、地域の子どもたちへ読み聞かせをしてあげたり、本の感想を意見会をしたりするのも非常に面白いと思います。

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