
複眼的に物事を見る
仕事をしていると悩みは尽きないものです。
それは美容師も同様で、どうしても仕事をする上では出てきてしまいます。
今回は、物事の捉え方をこうするといいのでは、、、という内容になります。
【結論から】
物事は「複眼的」にとらえる。
複眼的思考、複眼的視座という捉え方。
一方的な視点ではなく、別の角度からの捉え方。
仕事をする上で悩みにくくなり、次の打ち手が見えてくる。
簿記の考え方「借方」「貸方」の考え方や、B/S (貸借対照表)の考え方に近い。
物事を一方方向で捉えるのではなく、複数の視点を持つことが重要である。
【簿記をご存知?】
簿記の内容はここでは深く説明しませんが、簿記の考え方は日常の考え方に非常に役立ちます。
もちろん「家計簿」のような個人のお金の考え方には役立ちます。
小〜中学校の義務教育には、簿記3級程度の学びはあってもいいと考えている価値観の人間です。
ただ、家計簿のようなテクニカルな話ではなく、簿記の考え方を応用したことを今回はさしております。
【1つの事実に対して2つの見方がある】
簿記は1つの取引(売買)に対して2つの見方があります。
ここの感覚は、なかなか理解しにくいところ、、簿記が難解に感じていしまうところかと、、感じます。
物事を複眼的に見る、売買に対して2つの見方がある。。。
ここの考え方に重要な「借方」「貸方」の話です。
*貸方、借方(かしかた、かりかた)言葉では「かしかた、かりかた」と言いますが、表記は左:「借方」右:「貸方」なので、今回は表記(見え方)でブログを進めます。
この「借方」「貸方」ですが、、
借方と貸方は、複式簿記で勘定科目の金額を左側と右側に分けて記入する際の左側と右側のことです。
借方と貸方の合計金額は必ず一致する!!ここが大原則です。今回のブログの本題になる部分です。
詳しくは簿記を学んでほしいのですが、複眼的に物事を見ることを説明するのに、1つの取引(売買)を仕分けます(左右:「借方」「貸方」に振り分けます。)
例: 1台 20,000円 のドライヤーを仕入れた

借方・・・費用の増加は左に記入
貸方・・・現金の減少は右に記入
つまり「1つの取引で2つの見え方」があることに気がつけますね。
仕入れをしたことで ①「現金の減少」と ② 「費用(コスト)の増加」があります。1つの仕入れ(取引)で2つの事実が発生しています。
どうしてこうなる?は、簿記を学んでほしいのですが「1つの事実に対して2つの見え方がある」ことに気がつけたと感じます。
1台のドライヤーを20,000円で仕入れを行った・・・これは事実です。
費用が増えた(コストがかかった) / 現金が¥20,000 減った 。
そ大事なのは「1つの事実に対して2つの見え方がある」ということです。
【2つの視点の例】
B / S (貸借対照表)というものがあります。
貸借対照表とは会社にある財産を把握するために作成する書類です。
英語で「バランスシート」と呼ばれるため「B / S 」と言われています。

真ん中で大きく左右に分けます。
ピンクの左側が「資産」
黄色とブルーの右側が「負債」または「純資産」になります。
この項目は、簿記を調べてほしいのですが、ここも「左右が必ず一致する」ようにできています。
例:現金 100万円が手元にあります。
内訳は「貯金50万円」「親からの借金50万円」
この場合の貸借対照表は・・・

このようになります。
手元には「現金100万円」があります。
その100万円は「貯金50万円」と「親からの50万円」です。
左側「資産」に100万円
右側「負債(借金)」に50万円
資産から借金を引くと「純資産」になるので「純資産50万円」このようになります。
左右が「一致(バランス)」が取れていることがわかります。
ここでも「1つの事実に対して2つの見え方」があります。
1つの事実を2つの視点で考えることに気がついたと思います。
【ちょっとした一例】
簡単な1例で理解を深めます。
あなたは事業を始めるのに1,000万円自己資金を用意しました。
売り上げを効率的に上げるために500万円の機械を購入します。
手持ちの現金が減るのが不安なので、銀行から500万円融資(借入)を行います。その借入金で500万円の機械(資産)を所有した一例です。


機械を購入した後はこのような B/S なります。
1つの取引で B/S には2つの変化が起きています。
左右1つずつ変化が起きたのが見えて取れます。
右側には銀行からの借入500万円。つまり借金が加えられました。
左側には、500万円の機械を購入したことが付け加えられています。
左右で1500万になっています。左右等しい金額です。
これが B/S です。左右のバランスが取れています。
1つの事実が左右で2つの視点を持ちうことができます。
【複眼的に物事を見る】
貸方、借り方や、 B/S の例から考えを応用すると、、、
1つの事実に対して2つの視点を持つことができます。
ネットで炎上したら、、、
ネガティブな投稿ばかりの少数と、口にはしないけど共感してくれる肯定派もいることを忘れてはいけません。
自分が決めた行動を起こす時にも、周りに与える影響は一方通行ではなく、もう一方の視点を考える、想像しておくことが重要です。
一方通行よりも、もう一方の視点の人にも行動の心配りやケア、コンセンサスをとっておけば、自身の意思決定も最大化されやすくなります。
チームのマネジメントも、チームを引っ張るリーダーシップも複眼的にみておくことが重要だと考えます。
【まとめると】
物事は「複眼的」にとらえる。
複眼的思考、複眼的視座という捉え方。
一方的な視点ではなく、別の角度からの捉え方。
仕事をする上で悩みにくくなり、次の打ち手が見えてくる。
簿記の考え方「借方」「貸方」の考え方や、B/S (貸借対照表)の考え方に近い。
物事を一方方向で捉えるのではなく、複数の視点を持つことが重要である。
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みんなの日常のヒントになれば。
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