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【社会人の基礎体力】すなわち、ストレス耐性

自分自身の仕事の集中力。継続する力。
人の仕事を見て感じる、その人の集中力。継続する力。

その集中力や継続する力は「社会人の基礎体力」と筆者が呼んでいる「ストレス耐性」によって磨かれる側面もあると考えています。
このストレス耐性ですが「社会人の持久力」とも置き換えられると評価しています。

上場企業の人事の方と話していたら、採用時に気にしていることの1つとして「ストレス耐性」を挙げていました。社会人にとってストレス耐性は、活躍し続ける中で重要なスコアになると感じています。

今回は「社会人の基礎体力:ストレス耐性」についての内容となります。


【結論から】

「この人、ストレス耐性の備わりが弱いな、、」と感じる局面が多々ある。
それは、集中の持続・諦めない・アンガーマネジメント、論破グセ、、、
仕事をする上で重要な要素に大きな影響を与える。

ストレス耐性を身につけるには「ストレッチの効いた目標に対して、小さな成功体験」を積み上げることだと結論付けた。

また、現代の世の中は、環境が厳しくできない世の中。自分自身に負荷(ストレッチ)をかけないと成長が難しくなっている。

上司は部下(後輩)のプロセスを評価し、フィードバックを行い、挑戦がしやすい環境を与え、ストレス耐性を身につけさせる指導が求められている。

【ストレス耐性とは、、、】

ストレス耐性は、現代社会で求められる「基礎体力」の一つであると位置付けています。特に仕事や人間関係においてとても重要です。
ストレス耐性は、精神的・感情的なストレスに対する耐久力や対処能力を指します。
また、外部からのプレッシャーや不安、困難に直面したときに、それに対して「冷静に対処し、乗り越える力」とも言えます。

ストレス耐性の高い人は、以下のような特徴を持っていると考えています。
• 困難な状況でも冷静でいられる
• 問題解決に集中できる
• 感情的な影響を受けにくい
• 柔軟に適応できる

逆に、ストレス耐性が低いと、簡単に不安や怒りに囚われ、問題を解決するよりも「感情的になりやすい傾向」があります。
ストレス耐性の高低差は
《冷静に問題と向き合える》《感情的になり、問題から遠ざかる》

レイヤーを変えて言うと、ストレス耐性が低いと「長期的なスキルや経験を積む機会を失う」と感じています。
プレッシャーを受けた時にすぐ辞める、逃げる、合理化する、、、など歯を食いしばって向き合うことから「逃げる」ことで、キャリア・仕事・収入・経験、、、多くのものを得る機会損失をしていきます。

*我慢しろっ!とは、異なることを前提としております。

【ストレス耐性を獲得するには】

ストレス耐性を獲得するには、結論から言うと「ストレッチの効いた目標に対して、小さな成功体験」を積み上げること、、と考えています。

【ストレッチの効いた目標】

ストレス耐性は「ストレッチの効いた目標」や「自分のキャパをちょっと超える」時に獲得できます。
「ストレッチの効いた目標=少し手が届きにくい目標」は、新しいスキルや考え方を必要とします。そのプロセスの中での試行錯誤が「ストレス耐性」を養うことにつながると感じています。
わからない、無理、、では、ストレス耐性が養われずいつまで経っても能力開発や成長や成功は、迎えられません。

また、「キャパをちょっと超える状況=ストレッチの効いた状況」では失敗のリスクが伴いますが、逆にこれが重要です。失敗の中で学び、次の挑戦での対応力が磨かれるからです。

[目標設定が鍵]
目標が高すぎると心が折れ、逆に低すぎると成長を感じないため、「ギリギリ手が届くライン」を設定することが重要です。
[適度なフィードバック]
キャパを超えた挑戦をしたときは、結果だけでなくプロセスを評価し、達成感を持たせることで、次への意欲を引き出すことも重要です。今まで経験していない仕事やキャパを超えた状況での仕事では、結果を出すことは非常に困難です。結果にこだわることは前提ですが、結果が出なくても「プロセス」を評価することで、具体的な改善点とともに「自分自身への自信(経験)」が積み上がります。

【ストレス耐性は社会人の基礎体力】

ストレス耐性が高いことで、キャリア・仕事・収入・経験などを得る機会に恵まれることは先述しました。
ストレス耐性は「社会人の基礎体力」と位置付ける筆者が思う、ストレス耐性が低いと人のネガティブな点を挙げてみます。

【ストレス耐性が低い場合の影響】

• 困難な状況でも冷静でいられず、感情的になってしまう
• 問題解決に集中できず、感情的に物事を判断してしまう
• 感情的な影響を受けやすい
• 柔軟性に欠ける
• 挑戦の回数が減る

特筆すべきネガティブな点はこれらになります。
一言で「冷静でいられず、感情的になってしまう」ことが挙げられます。感情的になることで、冷静な判断が困難になり適切な打ち手は打てなくなります。無駄の多い、または非合理な打ち手を打ってしまいます。

何より「挑戦の回数が減る」という「大変貴重な機会損失」をすることになります。
挑戦にはプレッシャーが伴いますが、ストレス耐性が低いと、そのプレッシャーが過度に感じられ、新しい経験を避ける傾向があります。この結果、成長やスキル向上の機会が減少します。
そこからは、キャリアの停滞・仕事の責任範囲の停滞・収入は上がらず・経験ができていない、、、悪いスパイラルにハマりますね。

話を戻すと「社会人の基礎体力」でもある「ストレス耐性」は、社会生活の中で必須のものになります。また、物事を粘り強く行うためにもストレス耐性は必要で「社会人の持久力」とも言えます。

何事も逃げ出さず、正面から向き合い「悩み」「考え」「行動」するための源泉は「ストレス耐性」が必要と感じています。

【教育側】どのようにストレス耐性を身につけさせるか・・・

先輩として、後輩にどのようにしてストレス耐性を身につけさせるか、、
ストレス耐性ですから「ストレス」を与えるわけです。
ハラスメント、コンプラの世の中でどのように「ストレス耐性」を身につけさせるか、、この難しい現代で、この難題を考えます。

【世の中の後輩よ、いーかよく聞け】

昔と違い今は「環境が厳しくできない世の中。自分自身に負荷(ストレッチ)をかけないと成長が難しくなっている」わけです。
つまり、ストレッチの効いた目標や環境は「自分自身で用意しなければならない」わけです。
昔は、理不尽だ、、パワハラだ、、何も訴えるようなこともなく、その環境で耐え忍ぶこそ成長、、それこそ先輩に認められれてこそなんぼでした。
つまり、環境が負荷(ストレッチ)を与えてくれていたわけです。
だからと言ってその環境を良しとはしていないのですが、その環境がない今は「自分自身で用意する」と言うことを意識しなければならないです。
今の世の中では自分自身に負荷をかけないとストレッチの効いた環境や状況は作りにくくなっています。

【先輩のサポート】

先輩(上司)のサポートがあるかどうかで、ストレッチ目標が成功体験になるか、ただのストレスになるかが大きく変わります。以下の役割が重要です。

  1. 明確な期待値

  2. 適切なフォローアップ

  3. 失敗を許容する文化の醸成

  4. モデルとなる行動の提供

[1、明確な期待値]
ストレッチ目標は「現実的な範囲で手が届きそうなライン」である必要があります。後輩に過大な負荷にならないように、目標の意図と期待値(ここまでは達成する値:仕事としてやってもらわないと)を具体的に説明することが大切です。
例:「今回は完全に成功させることが目的ではなく、まずこの部分だけを重点的にやってみてほしい」と明確な範囲を伝える。
その後に本人と先輩(上司)でフィードバックを行う、、
ストレッチ目標設定>目標の意図と期待値(ここまではやってね)の説明>結果>フィードバック
この流れは非常に重要です。

[2、適切なフォローアップ]
達成までのプロセスを定期的に確認し、必要ならサポートやアドバイスを提供します。放任主義では、挑戦が失敗や挫折に終わるリスクが高くなり、上司は結果論しか言えなくなります。
それはストレス耐性ではなく「シンプルにストレス」です。
重要な視点は「結果はコントロールできない、だからプロセスを(上司は)コントロールする」ことです。

[3、失敗を許容する文化の醸成]
ストレッチ目標に挑戦するとき、失敗は避けられません。その失敗を責めるのではなく、「そこから何を学べたか」を重視する文化を作ることが重要です。
美容室だと、失敗を責めるどころか「そもそもの評価」をしているところも少ないと感じます。
つまり、目標は立てるけど振り返りや上司によるフィードバックが極めて少ない。。。と感じています。上司も後輩と前線を形成する「ゴリゴリのプレイヤー」でしかないからです。

[4、モデルとなる行動の提供]
上司自身がストレッチ目標に挑戦している姿を見せることで、部下も「挑戦することは重要だ」と納得しやすくなります。
例:「実は私もこういう挑戦をしている。正直プレッシャーもあるけど、一緒に頑張ろう」と、挑戦の姿勢を共有するのはいかがでしょうか?
筆者自身も「毎朝、勉強している」ことや挑戦していることを、意識的に周りに伝えることをしています。
挑戦しやすい空気作りだと感じます。

【まとめると】

「この人、ストレス耐性の備わりが弱いな、、」と感じる局面が多々ある。それは、集中の持続・諦めない・アンガーマネジメント、、、
仕事をする上で重要な要素に大きな影響を与える。

ストレス耐性を身につけるには「ストレッチの効いた目標に対して、小さな成功体験」を積み上げることだと結論付けた。

また、現代の世の中は、環境が厳しくできない世の中。自分自身に負荷(ストレッチ)をかけないと成長が難しくなっている。

上司は部下(後輩)のプロセスを評価し、フィードバックを行い、挑戦がしやすい環境を与え、ストレス耐性を身につけさせる指導が求められている。


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