<私のスケッチポイント/作品紹介あれこれ>奈良・新年会ランチ風景、奈良・富雄駅前の洋館
奈良県のスケッチポイント
下に、訪れた奈良県の、私が訪れたスケッチポイントを示します。
奈良・新年会ランチ風景、奈良・富雄駅前の洋館
(1)奈良・新年会ランチ風景
現在も東京からリモート参加している「関西ぺんすけ会」ですが、関西在住の時は毎年1月の新年会(兼スケッチ会)に参加していました。
2018年の新年会は、奈良市郊外の住宅街の真ん中にある一軒家、隠れ家的レストラン「ロクサロン」でした。
オーナーは確か建築家で、建物の設計と料理は創作、器は陶芸家のお子さんの作品を使うといった具合で、芸術家一家のレストランでした。
スケッチしながら食べるので、ゆっくり料理を味わう訳にはいきませんが、仲間と楽しいひと時を過ごしました。
(2)奈良・富雄駅前の洋館
(1)で紹介した2018年の新年会会場に行くための待ち合わせ場所は、近鉄奈良線の富雄駅でした。
約束の時間より1時間も前に着いたので、周辺をブラ歩きすることにしました。タイトルでは駅前としましたが、栄えているのは南側で、この洋館があるのは厳密には駅の裏側というべきかもしれません。
とあれ、駅の北、裏側に回った時に真っ先に目に入ったのは、レンガ造りの一目で近代建築と分かる堂々たる建物でした。
どのようないわれの建物か案内板を探したのですが見つからず、最近までお店を開いていた形跡があるのですが閉店したのか、建物には近づけず、全体的にさびれている印象です。
集合時間も迫ってくるので、水彩紙を取り出し隣の駐車場から急いでスケッチしました。
奈良市内なら分かるのですが、このような立派なレンガ造りの近代建築がなぜここに?という疑問を持ちつつ今日まで来てしまいました。
本記事を書くために調べたところ、「旧大阪電気軌道富雄変電所」といって大正3年に完成した「近鉄の創業母体・大阪電気軌道の奈良線開業に際し電鉄用変電所として建造された4カ所の変電所唯一の生き残りである歴史的建造物」なのだそうです。
どおりで市街地に建てられなかったはずです。詳しくは下記を参照ください。
なお建物には、変電所とは思えない美しい装飾が施されていて雰囲気がよく、また駅のすぐ前というメリットからレストランとして利用されたようです。ところが他のブログ記事によると、何が悪かったのか何軒も開店してもすぐに閉店を繰り返したらしく、私が推測したとおり、描いた時は閉店した後だったようです。
(おしまい)
前回の記事は下記をご覧ください。