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<私のスケッチポイント/作品紹介あれこれ>府中・武蔵台公園、府中・是政の蔵

 私が訪れた東京都区外の近郊都市、府中のスケッチポイントを下に示します。

府中市のスケッチポイント

府中・武蔵台公園、府中・是政の蔵

(1)府中・武蔵台公園

府中・武蔵台公園
スケッチブック B5 ペンとマーカー

 府中市の西北部に国分寺崖線が走っています。国立市と国分寺市との境界が複雑に入り組んでおり、その二市の境界に挟まれた場所に「府中市立・武蔵台公園」があります。
 特に名のある公園ではなく、近隣の住民の皆さんが集って楽しむ場所のようです。
 実は来訪目的はこの公園ではなく、この公園緑地の東端に連なる国分寺市の「武蔵国分尼寺跡」が本来の来訪目的でした。見学後西に道をたどってこの公園に偶然たどり着いたのです。
 広場の花壇に植えられたジャーマンアイリス(推定です:「あやめ」か「かきつばた」か未だに私は判別不能です)が咲いていたので、国分寺崖線の雑木林をバックにスケッチしました。

(2)府中・是政の蔵

府中・是政の蔵
スケッチブック B5 ペンと透明水彩

 以前、府中・四谷地区のスケッチで書いたと思うのですが、府中市の南側には立川崖線が走っており、崖下から多摩川までの平地は、古代から人々が住み着いている場所です。特に東京都で水田耕作が可能なのは、この多摩川沿いの平地なので、江戸時代からの村々がはるか品川河口まで続いています。府中市是政もその村の一つでした。

 現在、広大な東京競馬場が隣接していますが、かつてはそこも村の一部だったはずです。
 また中央自動車道が東西に走り、地区を南北に分断していますが、自動車道の北側地区は、わずかに昔の村の面影を残しています。その入り組んだ家々の中に蔵が夕陽に映えて建っていたので、奥の和風建築を入れてスケッチしました。

(おしまい)

 前回の記事は、下記をご覧ください。


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