<私のスケッチポイント/作品紹介あれこれ> 四条木屋町・マツモトキヨシ、京都・村上重本店前の路地
京都と線スケッチ作品
仙台の線スケッチ作品の紹介を終えたので、今回から京都の作品の紹介を始めます。
京都は学生時代約9年間を過ごした場所ですが、実は学生時代は時間が許す限り奈良を訪れて歴史史跡や仏像を見るのに忙しく、京都の有名観光地は訪れていませんでした。
約5年前に高槻の実家をメインの住まいにしてから、改めて京都を「線スケッチ」の眼で見直すことをしました。
これまで紹介した新宿、神戸、仙台の記事を見てただければご理解いただけると思いますが、私がスケッチをする対象は風光明媚な場所ではなく都会の生きた姿です。
そこで、今回は京都の街の中心、四条通から三条通と河原町通と烏丸通との間の一帯(「河原町エリア」と称します)の作品を紹介いたします。
「京都・河原町エリア」のスケッチポイント
これまで訪れた「河原町エリア」のスケッチポイントを下に示します。
四条木屋町・マツモトキヨシと京都・村上重本店前の路地
(1)四条木屋町・マツモトキヨシ
京都は東山や嵯峨嵐山などに観光地が集まっているため神社仏閣の街と思われているかもしれませんが、実は近代建築の宝庫でもあります。
四条通と木屋町通との交差点の北西の角から東を望むと、目の前に「マツモトキヨシ」(旧不二家レストラン 1932年築)、右に四条大橋西端の「東華菜館本店」(ヴォーリズ設計、1926年築)、対岸の「南座」(1929年築)と一挙に三つの近代建築が目に入ります。
行きかう通行人を入れて、描いてみました。
(2)京都・村上重本店前の路地
四条木屋町の阪急河原町駅の入り口西側に「西木屋町通」という路地があります。その南の突き当りにある京漬物で有名な「村上重本店」の建物は、伝統的な和風建築で、多くの写真家にとって魅力があるスポットになっています。
一般に、この建物を真正面から描くのが定番の構図だと思いますが、左横の昭和レトロ溢れた建物群もいい感じを醸し出しているので、村上重本店を右手に、昭和レトロの建物群を正面に入れて描くことにしました。
(おしまい)
前回の記事は下記をご覧ください。
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