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<私のスケッチポイント/作品紹介あれこれ> 神戸北野異人館街と線スケッチ作品(4)

私が訪れた神戸のスケッチポイントを下に示します。

神戸のスケッチポイント

 今回も北野異人館街の古民家カフェ「あんカフェ」でのスケッチを紹介します。

北野異人館街と線スケッチ作品(4)

 「あんカフェ」は、「トリックアート不思議な領事館」の北側にあった古民家カフェです。過去形で書いたのは、コロナ渦が始まった2020年に閉店してしまったのです。
 長年、北野異人館で飲食店を開いていたオーナー、Sさんが、古民家を購入してカフェを開いたのでした。
 大変居心地がよいカフェで、顔の広いSさんのおかげで色んな人が集い一種の文化サロンの様相を呈していました。
 (この記事を書くにあたってgoogleマップで調べたところ、現在ヴィーガン食を出す別のカフェになっています。どうやら最近開店したようです。)

閉店中の「あんカフェ」(2021年4月撮影)

(1)神戸北野・あんカフェのランチ

神戸北野・あんカフェのランチ(2015)
ワットマン F4 ペンと透明水彩

 題名通り、古民家カフェ、「あんカフェ」のランチです。戦争直後に建てられた建物ですが、漆喰壁や木の床、ランプ傘、壁掛け時計などが私の年齢(団塊世代)では、かすかに幼年期の記憶があり郷愁を感じます。

 オーナーとは知り合ったばかりで、カウンター越しに料理を作っている姿を入れました。今でも、私が気に入った大きい木目模様が思い出されます。

(2)あんカフェの即席スィーツ

あんカフェの即席スィーツ (2017)
Cotman F2  ペンと透明水彩

 室内は二部屋で、この場所は狭い方の落ち着く部屋です。
 確か東京に戻るときに挨拶に出かけた時に描いたスケッチだと思います。アイスコーヒーだけ頼んだのですが、ありあわせの材料で即席のスイーツを作っていただきました。

(3)あんカフェ南縁側から旧パナマ領事館を望む

あんカフェ南縁側から旧パナマ領事館を望む(2016)
ワットマン F6二枚組 ペンと透明水彩

 昔の家らしく、厠は外にあり南の縁側を通って行かなくてはなりません。通る間、目の前に旧パナマ領事館(現トリックアート不思議な領事館)の瓦屋根が迫ってきます。洋風のペンキ塗りの下見板張りと純和風の瓦屋根の取り合わせは和洋折衷の極みです。強烈な印象でパノラマ描きをしてみました。

(おしまい)

  前回の記事は、下記をご覧ください。


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