
スーツのボタンを閉めたくて 37/48日目【掃除とBBQソースとイルカ】
48日後に減量しないとお小遣いを減らされるたかしです。
どうしてお小遣いを減らされることになったのか?
理由は、明快。
スーツのボタンが閉まらないほどに体重が増えてしまったからです。
はじまりはこちら。
ちょうど48日後には次男の卒業式が待っています。
17年間でこびりついた20kgの体重がどのくらい減っていくのか?
せっかくなら自分にプレッシャーをかけようと思いnoteに記録として残すことにしました。
妻の視線に怯えながら、チョコザップに通ってウォーキングで減量をしていく40歳の現実をご覧下さい。
こちらで自己紹介をしています。
今回は、減量37日目の減量記録です。
妻がとうとう〇〇に…
「えっ?もうこんな時間…」
時計をみると、時刻は午後5時。
あることに熱中し過ぎて、夕日が沈みそうなのも気づかなかったようだ。
右手にはごみ袋、左手は軍手。顔にはマスクをし、頭にはピンクの手ぬぐいをかぶっている。
もちろん、怪しい宗教に入信したわけではない。
たしかに、この格好で表で歩いていようものなら、近所の小学生の噂になってしまうかもしれない。
でも、誤解だ。今日は家の掃除をしていたのである。
さかのぼること、今から10時間前。
職場から自宅に戻ると、家がまるでジャングルのように散らかっていた。
部活で使ったユニフォームや漫画、おもちゃはもちろんこと。ソファにはお菓子の袋が散乱していることもある。
いくら子供たちに注意をしようも、まったく効き目がない。
そんな状況にとうとう妻が大声で叫んでしまったのだ。
「あんたたち、いい加減にしなさいよ」
うん。その通りだ。
と、まるで推しのアイドルに声をかけらない人が遠くで応援をしているような気分になる。
うんうんと、うなずいていると、妻がこちらを見つめてくる。
(おっ、なんだ。最近痩せたからついついこちらを見つめてきたのかな?)
妻「あのさぁ、あんたも本を床に置きっぱなしにしていないで、いい加減に片づけたら?」
と。
あんたたち=長男、次男、三男と思い込んでいたのだが、40歳の私も含まれていたようだ。
さっきこちらを見ていたのも、見つめていたわけではなく、にらみつけていたということか。
妻をみると、まるでトラのような目つきに変わっていた。
少しずつ背筋が冷たくなっていくのを感じた。
…。
ということがあり、掃除をしなければいけなくなったのだ。
そうじとBBQソースとイルカ
朝8時。
子供たちを全員送り出すと、さっそく掃除をはじめる。
今日の目標は、4カ所。
長男、次男、三男の棚と私の本棚の整理だ。
さて、まずは長男の棚から。
扉を開けると、どっと物がこぼれ落ちてくる。ポケモンカードやそれに付属していたであろうプラスチックの何か。
さらに、学校のプリント達が息苦しそうにくしゃくしゃにされていた。すべて不要そうなものばかりで、ごみ袋に入れる。
45Lのごみ袋がパンパンになるほどに多い。1時間ほどたったところで、長男の棚が終わる。
「順調だ。長男で1時間なら後2時間で終わるな」
と、安心しきっていたのが、間違いだった。
少し休んで、次男の棚へ。
棚を開けるとまず目に飛び込んできたのが、お菓子の袋たち。もちろんすべて開封済みのものだ。
出るわ出るわで、こちらもごみ袋をもりもりと埋めていく。
さらに、奥の方を整理していると、なにやら四角い物体を見つける。
「えっ?なんでバーベキューソースあんの?」
そう、とあるハンバーガーチェーンのとある〇ックナゲッ〇につけるあのソースだ。
甘いソースでナゲっ〇との相性が抜群のあれだ。
私の人生ではじめて棚からバーベキューソースが出てきたものだから、頭の中が一瞬混乱してしまう。
(…。捨てていいよね?)
当たり前のように次男の棚においてあるもんだから、ついつい迷ってしまう。
いつから置かれているのか分からないので、とりあえず捨ててしまった。
それからも予想だにしないものが、次々と出てくるのだが、次男の名誉のためにも公表は差し控えたい。
次男の棚に苦戦をしていると、ぐぅ~とお腹がなった。
時間をみると、午後1時。
(へっ…。次男の棚だけで3時間近くがかかっちゃったの?)
信じられない現実を突きつけられて、リビングの近くで四つん這いになる40歳男児。
気を取り直して、昼食をとり三男の棚へ向かう。
三男の棚を開けると、でかいイルカが私を襲った。
イルカといっても本物のイルカではない。紙で作ったイルカなのだが、1mぐらいある。それが、棚に2体押し込まれているものだから、扉を開けた瞬間に飛び出してきたのだ。
しかも私の頭皮にめがけて。
40歳男児の頭皮は少しだけデリケートなので、痛みを抑えるとともに頭の毛が大丈夫かも気になる今日このごろ。
大丈夫なことを確認して、三男の棚にとりかかる。
使い終わったのりやセロハンテープ、2㎝ぐらいしかないクレヨンや使い終わったであろう絵の具の山々。
次男同様にまたも難所に遭遇してしまった。
(どうしよう…絶対にすぐに終わらない…)
諦めかけたその時、昨日のトラの目になってしまった妻を思い出す。
(いやだめだ。ここで終わったら、私の人生が終わってしまう…)
気持ちを奮い立たせて、三男の棚を整理する。ごみ袋はまさかの2枚。
子供たち3人だけで、すでにごみ袋が4袋にもなっていた。
さて、後は私の本棚の整理だけ。おそらく楽勝だ。
と思っていたのだが…。
私の棚が一番めんどいかも。使いかけのボールペンやプリント、どれだか分からないくしゃくしゃになった本の帯。
子は親に似る
この言葉を身に染みて感じた瞬間だった。
夕飯の準備もあったので、急いで片付ける。とにかく、もう使わないものは捨てよう。
ごみ袋は1袋でおさまったが、とにかくなんだかちまちましたものが多い。
ごみ袋を整理していると、妻が帰ってきた。
(えっ?いつもより早くない?)
と、焦る私。
辺りを見回す妻。
(ヤバい、絶対怒られる…)
妻「よくやったじゃん」
(へっ?)
妻「昨日よりだいぶ綺麗になったよ」
(おー)
褒められているのだが、絶対に何か怒られると心の準備をしながら、妻をみる。
妻「なんだよ」
「えっ?なんもないの?」
妻「何が?」
少しイラっとする妻は、そのまま風呂場へ行ってしまった。
なんだか物足りなさを感じつつ、夕飯の準備をすすめるのであった。
今日の減量メモ
昨日食べたもの

恥ずかしいのですが、毎日間食してます。




最近の間食はもっぱらプロテイン。サクッと飲めるし、腹持ちも良いですよ。
運動内容
本日の体重:84.8kg(ダイエット初日~:-3.2kg)
BMI(身長175㎝で計算):27.69
チョコザップでの運動:お休み
本日の運動:部屋掃除
今日は自宅の掃除で1日終わってしまいました…
体調の変化
贅肉は減ってないけど、ゴミか減りました。
妻の一言
「あ、ありがとう」
これまでのスーツのボタンを閉めたくてのシリーズはこちらにまとめています。まだ読んでいた日があれば、ぜひご覧ください。