「体育のオンライン授業」は運動やスポーツを好きになるきっかけになるかもしれない
●大人は子どものチャレンジを愉しむこと
今日は #フォーゼロスタジオ で作業配信(手元配信)しながらレポート評価をしていて、コメントしていただいたことを含めて感じたことについて。
タイトルがそのまま結論なのですが、フォーゼロの方々からいただいたコメントにて感じたことや考えも改めて考えながら、書いていこうと思います。
まずは、ネオンさんの記事がとても良かったので、そちらを▼
学校体育のことをあれやこれやとフォーゼロにて話をしていて、とても共感できる部分があって。
その価値観の方向性がやっぱり同じだなと感じて、勝手に嬉しくなっていました。
体育・スポーツ・コーチングに携わっている方には、見て欲しい記事です。
●『運動は自分の基準・ペースでやってもいいんだと気づきました』
体育のオンライン授業については、以前も記事に書いていて、それを授業ガイダンスと共に読んでもらうようにしていました。
すると、この小見出しのような感想レポートが。
とても衝撃を受けました。
むしろ、これはそもそも運動は強制されて、やらされることが前提にある、といういわゆる教科の「体育」の価値観が反映されたのだろうと思い、とても複雑な気持ちになりました。
運動・スポーツは本来、身体を動かすことそれ自体に価値があり、魅力があるものなのに、なぜそうなっているのだろう、と。
<ちゃそさんから>
「授業」という単語が一定の最低ラインを超えなければいけないプレッシャーになっているのかもしれない
この「授業」の圧力は、とても大きいかもしれません。
あるいは、昔からある軍隊的な体育の動き方や、規律を重んじるような風潮がそうさせているのかもしれません。
どちらにしろ、体育で扱う「運動」や「スポーツ」で、まず楽しむこと、そして魅力を感じること、「できなくてもいい」ことを感じること。
これらをいかに体感してもらえるかが、とても重要なのだろうと思います。
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●これまで見落とされていた体育の対面授業のデメリット
そして、なぜ体育嫌いが形成されてしまうのか、何がそれを助長してしまうのかを考えると、このような意見もあがりました。
●「できない」ことが多く自己肯定感を得られないことが多かった
●見られているのが嫌だった
→他教科のテストは点が見えないけれど体育は見えてしまう
●人に見られるのがそもそも嫌・恥ずかしい
●思うように動けない自分が嫌になる・劣等感が生まれる
●自分が下手・上達しないのを周りに見られる・上手い人に見られることで劣等感を感じる
→オンラインだと自分のペースで進められる・何度もトライできる・自分で試行錯誤できる|運動に苦手意識のある人は取り組みやすいかもしれない
このような意見が、学生レポートからも、フォーゼロの方々からも出てきました。
どの意見にも、なるほどと思いました。
これまでは、見て見ぬ振りをされてきたような、運動がそんなに得意ではない、あまり積極的には参加しない、と思っている側からの声が色濃く反映されている気がします。
これまでも現場で色々なアプローチがなされてきましたが、なかなか解決しなかった問題ですよね。
ですが、このオンライン授業やオンライン配信併用授業を通じて、そのこれまで運動嫌いだった学生が「楽しく取り組めた」「自分のペースで集中してできた」「自分なりに生活に取り入れて運動できてスッキリできる感覚がわかった」「仲の良い友達とオンラインでビデオ通話しながら楽しくできました」という言葉を使っていました。
これがなにより嬉しく、同時に、今後の体育授業のあり方にも一石を投じ得るような金言なのだとも感じました。
大学での体育の授業は、今後一生を過ごす中での、運動や生涯スポーツの「きっかけ」あるいは「導入」に過ぎません。
いかに運動やスポーツに触れ続けてもらえるか、楽しみを見出せるか、生活の中に健康のためにも運動を取り入れてもらえるのか、がとても大切なのだと思います。
運動が苦手だったり、集団で運動するのが好きではなかったりした人にとっては、運動を好きになるきっかけになるかもしれないですね。
その意味でも、このようなオンライン授業でのアプローチをうまく取り入れていけることが望ましいとも思えます。
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今日はここまで。
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●藁科 侑希(わらしな ゆうき)
大学教員として、教育・研究現場で活動中。また、スポーツ現場でもトレーナーやコーチとして活動。選手や学びたい人にとって、最良のアドバイザーであることをモットーに、肩書きにとらわれない現場目線のサポートを模索中。 #西野亮廣エンタメ研究所 サロンメンバー
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【保有資格】
博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員