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点をつなげて、線で見る

どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学で体育・スポーツの教員をしていたり、車いすバドミントン選手のパーソナルコーチをしたりしております。
今日が670日目のnote投稿です。

本日は、外山先生のこちらの著書の一節から。

【点をつなげて、線で見る】
 人間には、点をつなげて線として感じ取る能力がだれにもそなわっているのである。したがって、点的論理が了解されるところでは線的論理の窮屈さは野暮なものとして嫌われるようになる。
 なるべく省略の多い、言いかえると、解釈の余地の大きい表現が含蓄のあるおもしろい言葉として喜ばれる。点を線にするのは一種の言語的創造をともなうからであろう。

やわらかく、考える。p.086 『日本語の論理』

体育の授業で考えると。
一から十まで、こちらが提供することをこなすような、押し込み式の教育でやってしまうと、体育・スポーツの魅力が半減するだけでなく、とてもつまらないものとして嫌われるものとなるのだと思います。

逆に、例えばバドミントンであれば、1つの課題だけを言い渡して、課題に対していくつも解があるように設定する。
すると、人によってアプローチ方法も解決策も異なるようになり、各自の独自性や工夫が見られるようになる。

自分たち教育者側が、「教えすぎると、学ばなくなる」ということを肝に銘じておかなければいけないのは、このような点と点をつなぐ方法を画一化させないためなのでしょうね。

言葉だけでなく、体育・スポーツの指導現場での教育でも、このような教えすぎや押し込みすぎの弊害はとても多く見られます。

点と点を結ぶときの創造性をつぶすことのないよう。
未来ある学生たちの応用力を養えるよう。
今後も支援していければと思います。

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今日はここまで。670日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!

それではまた明日。

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【保有資格】
 博士(スポーツ医学 筑波大学)
 日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
 日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
 NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
 NSCA認定パーソナルトレーナー
 高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 赤十字救急法救急員

【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学
 <体育実技>
  ●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習 ●フィットネス
 <ワークショップ科目>
  ●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
 <講義科目>
  ●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い


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