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#中国経済
【ぶんぶくちゃいな】蘇る毛沢東時代の悪夢 「次は何を奪われるのか?」
8月終わり、中国のニュースプリに「ソウ鍋売鉄」(「ソウ」は石偏に「匝」)という4文字を引用した記事が出現したとき、筆者はしばらくその文字を眺めてそのままスワイプした。
「ソウ鍋売鉄」(「ソウ」は石偏に「匝」)というのは、「鍋を叩き潰して鉄として売る」という意味だ。ここでいう「鍋」とは日本で一般的になっているアルミやステンレスのそれではなく、文字通りの中華鍋のことである。中国ならどこの家庭にもある
【ぶんぶくちゃいな】香港最新見聞:香港の「劣化」とそこに生きる人たち
ちょっとバタバタが続いている中でスキを見つけて、香港に行ってきた。昨年もちょうどこの時期にあるメディアの現地取材のお手伝いで香港入りしていたので、約1年ぶりの現地入りとなった。
行ってみての正直な感想は、「香港が劣化している」ということ。この「劣化」というのはそこで暮らす人たち自身が望んだものではなく、とにかく全体が「いろんなことに手が回らなくなっている」という印象を受けた。
まず、今回は近頃
【全文無料公開・ぶんぶくちゃいな】元中国共産党党校教授が語る「江沢民の政治遺産」(前編)
江沢民が亡くなった。
彼は、日本ではあまり良いイメージを持たれていなかった指導者だった。最も彼のイメージを悪くしたのは、最高指導者として訪日した際にありとあらゆるところで日本の戦争責任に触れ、「自分(及び中国人)は決して忘れていないし、忘れない」ことをアピールしまくったことだった。それが、あのコワモテの顔つきと結びつき、「歓迎されざる外国首脳ナンバーワン」として論じられていたことを覚えている。
【ぶんぶくちゃいな】ダブル11の惨状に見る、今後の中国人インバウンド動向
中国の一大カーニバルといえる「双十一 W11」(以下、「ダブル11」)が終わった。「1」が4つ並ぶ11月11日が「単身者の日」から「ショッピングカーニバルの日」になってから今年で14回目、とうとうこの熱狂的な大騒ぎは曲がり角を迎えたようだ。
14年前、中国最大のECサイト「淘宝 Taobao」(以下、「タオバオ」)が始めた、11月11日限定の安売りキャンペーンは、この日のために値引きされた商品を
【全文無料公開・ぶんぶくちゃいな】経済学者許成鋼に聞く「中国経済に希望はあるのか?」(後編)
前回に引き続き、中国人ジャーナリスト袁莉さんによる、インペリアル・カレッジ・ロンドンの客員教授であり、スタンフォード大学中国経済制度研究センターシニア研究員の許成鋼・教授のインタビューの後編をお届けする。
前編はいかがだっただろうか? 筆者は個人的に許教授の思い切った政治指導者への評価が興味深かった他、大躍進や文革のころに経済の地方分権が進んでいたという話が非常に興味深かった。だからこそ、今大き
【全文無料公開・ぶんぶくちゃいな】経済学者許成鋼に聞く「中国経済に希望はあるのか?」(前編)
中国では10月16日から20回目の中国共産党大会が開かれる。5年毎の党大会では新しい指導者層の人事が最大の注目を浴び、特に偶数回は党書記らの最高指導者の入れ替えも行われてきたため、それ以降の中国政治の転換期とみなされてきた。
だが、2018年に国家主席に10年間の任期を定めていた憲法が改正され、その任期が撤廃され、今回の党大会ではその任期撤廃を推し進めた当人の習近平が第3期に入るのは間違いないと
220909 【ダイヤモンド・オンライン】寄稿:「まず2年生き延びる」ファーウェイ創業者の発言に中国経済人が震えた理由
8月下旬、日本でもスマホで知られる精密機器メーカー「ファーウェイ」の創始者、任正非氏が社内掲示板に掲載した言葉が社外にリークされ、ネットで驚きを持ってシェアされました。その翌日、4400株が下落、エレクトロニクス株はさらにストップ安になった株も。
一体任氏は何を語ったのか。
意外にもこのニュース、日本のマスメディアでは取り上げられていなかった? 検索しても中国系メディアの日本語版以外ほとんど出
【ぶんぶくちゃいな】本格的に語られ始めた上海脱出
中国政府がやっとポストロックダウンに舵を切ってから、そろそろ2週間が経つ。このところ、ニュースの面でも政治レベルでの経済会議だの、経済政策の通達などが続いており、「通常の生活を取り戻す」とされている6月ももうすぐだ。
だが、政府の掛け声とは裏腹に、メディアを通じて流れてくる現場の声はこれまでになく、悲壮なものばかりだ。
多少明るいニュースといえるのは、5月26日に発表された「阿里巴巴 Alib