楽しく集うための体操

2022年1月13日 18:19

11月某日。
”10分体操指導”習得講座というものをわんせるじんぐ主催で開催をしました。

これは長年私がやりたかったことに１つです。これはどのような取り組みかというと、介護施設者や、地域リーダーをされている方（いわゆる運動指導者じゃない方）が、現場で実践できる「体操指導」を身に付けることができる講座です。そしてその体操は1時間程度行う身体を鍛えるものではなく、場の雰囲気を和ますような10分程度でできる体操になります。

数年前からホームページだけは作っていたのですが、あまりアクセスしていただくこともなく、私自身も何か働きかけをすることもなく時間が過ぎていました。

当初は介護施設での社員研修や行政機関でのボランティア養成講座などで使っていただけないか？と考えていました。しかし、呼んでいただくにしてもその働きかけの仕方として、まずは私主催で開催をしてみることも大切なのでは？と考えました。

私主催で開催することも個人的にはなかなか良い企画だと思ったのですが、誰からも「いいねいいね～。」といった反応はなく大丈夫かと心配になりました。何とか2名の方にご参加いただき無事開催、喜んでいただくことができました。

きっかけ

今回の講座というよりも”運動指導者じゃない方へ体操指導を習得してもらいたい”と思ったきっかけがあります。

1番初めのきっかけはホームページに長々と記した内容です。
その他にもさまざまな思いがあり合わせて簡単にまとめると...。

〇運動指導の仕方を教えてほしいとリクエストがあったから
〇少しのコツをお伝えするだけで劇的な体操指導の変化があり、短時間講座でも効果があると感じたから
〇運動指導者が来ない時でも体操をしてほしかったから
〇体操指導ができる人が増えると、それを手段に高齢者が楽しく集う機会が増えるのではと考えたから
〇運動指導者を招く料金がかからず、体操の継続開催への手助けとなると思ったから

などなど、とつのる思いがあったのでした。

体操指導は誰でもできる

「私には体操指導は難しい。」と考える方が多いようですが、そんなことはありません。”やってみよう”の心があれば誰でもできるようになります。

表現は難しいのですが厳密に言うと、運動指導を職業にしている方がクオリティの高い素晴らしい体操指導を行っているなら、私の講座を受けていただいてもそのような体操指導にはなりません。

しかし、あなたらしい素晴らしい体操指導はできるようになります。それは受講してくださった方ができる範囲の内容で、伝えたい体操指導ができるようになるコツをお伝えしているからです。

例えばYouTubeやテレビで良く見る体操の真似（参考）をして、実際に運動指導をしてみると、なかなかうまくいかないものです。例えばこのような体操をディサービスで行うには、このように作り変えると、こういう伝え方にすると、運動指導が慣れない方でも伝えやすく、参加者にも動いてもらいやすくなりますよといった内容をお伝えしています。

私達運動指導者が学校や養成講座で学んだ内容の簡易版の講座ではなく、私が長く高齢者運動指導をしてきた試行錯誤を元に内容を作っています。

教科書に載っていない、聞いたこともない内容が大半を占めることと、実践向きの内容ですので、眠たくなることもなく楽しい講座だと思っています。