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文科省・対策プランの目玉、“不登校特例校”/少ない時数で、多彩な授業/“コンパクト型”校の増加で、普及に弾み

「私は、不登校により学びにアクセスできない子どもたちを
ゼロにすることを目指します」

(今年3月に公表した不登校対策『COCOLOプラン』公表に際しての、永岡桂子文部科学大臣の冒頭メッセージより)

現在、全国で約41万3000人とされる、学校に行っていない子どもたち(不登校の児童生徒を含む『長期欠席者』)。
今年4月には、文科大臣を本部長とする『誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策推進本部』が発足しました。
不登校というテーマに、大臣直属のチームが取り組むということは
これが“最重要課題”だという認識を、国が提示したということです。

関連施策の中でも、国が特に力を入れているのが《不登校特例校》の設置促進。
不登校の実態に合わせた、特別な教育課程を組み実践する学校です。
『誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策』と題した『COCOLOプランには
「全国で300校の設置を目指す」と書き込まれました。

現状では、不登校特例校は
公立・私立合わせて全国で24校にとどまるものの
特にここ数年、公立の設置ペースが急加速しており
来年度以降も、複数校が開設を控えています

その、更なる広がりの鍵を握る…と見られるのが
不登校特例校のコンパクトな展開が可能な、『分教室』という形態。
そして、多様で多彩な教育課程の展開

不登校の子どもが増加の一途をたどる背景には、画一的で硬直した学校教育システムがあることがかねて指摘されています。
不登校特例校の増加が、これに一石を投じることになるかもしれません。

(追記)8月31日夕、不登校特例校という通称が《学びの多様化学校》に変更されることが文科省により発表されました。
当面は《学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)》として併記されるようです。

この記事では公開時のままの表記としておきます。

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