1962年金獅子賞受賞「僕の村は戦場だった」。 最後の眼差し、忘れられない。
ロシアを代表する映画監督:アンドレイ・タルコフスキー(1932年〜1986年)のキャリアは、戦争映画から始まった。
元々この映画は別の監督の手で製作が進んでいたが、中座していたもの。タルコフスキーはそれを引き継いだこととなる。
いわば、会社(当時所属のモスフィルム )から押し付けられた企画なのだが、この演出でタルコフスキーはその天賦の才を発揮することとなった。
じっさい、実質的なこの処女作において、タルコフスキーは1962年のヴェネツィア国際映画祭にて金獅子賞を受賞すること