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うつ病にはウォーキング!はちょっと待って!!

うつ病を発症する人は年々増加傾向であり、日本では100人に3〜7人という割合で、うつ病を経験した人がいるという調査結果があります。それに伴うつ病による社会経済的損失は2兆円とも言われています。
そのうつ病に対してウォーキングは効果的であり、推奨されています。
しかし、”うつ病=ウォーキング”と考えると非常に危険な場面があります。
ではどのような注意点があるのでしょう?


”うつ病=ウォーキング”は危険

今回紹介する
うつ病治療ガイドライン —精神科作業療法—
では

うつ病の治療は休息の確保から始まる.作業療法を開始する時期は,患者が休息を十分取れるようになり,心身の回復を自覚できるようになる頃である.作業療法の開始時に必要となる情報は,入院後の薬物療法の効果,睡眠状態,日中の過ごし方や疲労感,うつ病に対する理解度,薬物療法などの現在受けている治療に関する受け止め方,今後の希望と目標などである(

と報告されています。
つまり、うつ病の初期である休息期ではその人が休める環境を用意することが重要です。
その時期の人に『うつ病には歩くことが良い』と話してしまうと、余計ストレスを加えてしまいます。
しっかりと、病期に合わせた関わりをしましょう!

まとめ

ウォーキングはうつ病に効果的ですが、それは急性期後半からの関わりです。
ウォーキング療法士として、しっかりと病期を理解した上でアドバイスをしていきましょう。
ウォーキングを指導し、その方の悩みをサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

ウォーキング療法士の詳細はこちらから
https://iairjapan.jp/wt





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