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読書クラブ
全員悪人が衝撃だったので、村井理子作を立て続けに読んだ。
「兄の終い」も「家族」も一気に読めた。
一気に読んでしまっていけないような、とても重い中身です。特に「兄の終い」は。
こんなに自分や家族を客観的に見れて書けるところが、
自分との関係に関わらず、人を人として尊厳をもってみてるんだろうなと思う。
じゃないと、夫亡くしてすぐに他の男とイチャイチャするお母さんを時間が経ってよ、あの時は50でひとりになって寂しかったんだろうなって思えないよね…
うちなら、たてまえの付き合いはするけど、一生お母さんを認めることできないかも。
「家族」のカバーがとてもかわいい。
チェック模様のところが手触りも違うくて、家族崩壊の話なのに、この本を持ってるあいだ愛情や優しさに包まれてる感じがする。