お酒の場でしか話せない間柄はクソだ
最近好きな曲の冒頭だ。
タイトルは『甲州街道はもう夏なのさ』
「もう夏なのさ」とは言いつつ、現在の気温は23.4℃。
いまが深夜の2時を回ったあたりだということを差し引いても
もういい加減に秋なのではないだろうか。
元ネタはRCセクションの『甲州街道はもう秋なのさ』なので
この曲を秋に聴くのも間違いではないのだろう。
なぜこんな書き始めで記事を書こうと思ったのだろう。
私は感情や考えていることを文字にすることが苦手だ。
頭の中に浮かんでいることを文字にするには文字にする行為というバイアスがかかってしまうからだ。
その言葉は私が書いたものだが、その言葉を通して私が伝えたかったことが伝わっているかというとそれは違うだろう。
そういう時に私が使う手段が、その時々に好きな映画や音楽、本や写真、俳優を通してその感情を伝えることだ。
『甲州街道はもう夏なのさ』
タイトルだけ見ると、6月後半か7月頭にでも流してそうな曲だが、一度騙されたと思って聴いてみてほしい。
これは私の自己満足であり、あなたには何の得もないかもしれない。
手に入れるものは何もないかもしれない。
ただ、甲州街道の夏の暑さ、そこから感じられる秋への恋焦がれる感覚を共有できればそれだけで、、、
*久しぶりにnoteを書いてみようと思ってサイトを開いてみたらこんな下書きが残っていた。
日付を観ると8月13日
いまからおよそ2か月とちょっと前。
正直全く覚えていない。
それはそうだ。
私がこのnoteを書くときは基本的にべろんべろんに酔っ払って深夜テンションで書いているのだから。
別に予防線を張って「これは酔っ払いの戯言です。」と言いたいわけではない。
むしろ、お酒の力を借りて素面ではいえないようなクサい本音を吐き出していると受け取ってもらった方が正しい。なんなら、この酩酊状態で誤字なくキーボードを打ち込んでいることを褒めてもらいたいぐらいだ。
と打ち込んでいる私ももちろんいい感じに出来上がっている。
上記の記事を書いているときはおそらく、lantern paradeの『甲州街道はもう夏なのさ』を聴いて思うところがあったのだろう。
この曲をどこで知ったのかはもう忘れてしまったが、この曲への評価はずっと変わらない。下手に山を作ることなく、しかし単調でもなく、この曲のような生涯を過ごしたいという感情を抱いたことをおぼえている。
シンプルでいて、人の心に残るような音楽。
いや、心に残るなんて言葉では陳腐ほど、この曲は人の心を揺さぶる。
この揺さぶりは、私に、この曲をLPで聴かせようとするほど力を持っていた。しかし『甲州街道はもう夏なのさ』が収録されている7inchは特に人気で市場ではプレミアがついてる。
やっと手に入れたそれは、わたしにとっては瑞々しい果実のようだった。
あーー、こういうとき文才のある人ならば大衆に受け入れられるよな比喩表現ないし心理的描写で言い表すんだろうなぁ。
なんといえばいいんだろう、、、、、
サブスクでこの曲を聴こうとすれば、ちょっと良いBluetoothスピーカーを手に入れれば、月額1000円かからずに良質なサウンドを聞けちゃう。
でも、レコードで聴くとなればそんな簡単な話ではない。
そもそも好きな1曲だけを買えるような仕組みではないし、比較的安くすみそうな7inchはプレミアがついている。
だから、買うのはアナログで再販されたアルバム。
ようは高い。
しかし私がアナログで聴きたい曲は1曲だけ。
なんとコスパが悪いのだろうか。
しかし、コスパだけを追い求めていたら今の私の趣味には絶対なり得なかったし、そこでのさまざまな出会いもなかった。
そこでの出会いが損なのか得なのかはわからない。
でもそういった話を飛び越えたところにあるのが愛なんじゃないか。
べつにコスパで付き合いたい人を選んでいるわけはないし、ましてや周りの目を意識して、社会的立場を意識して、付き合っているわけでじゃない。
じゃあ、なにで選んでいるのか。
単純に私が”それ”ないし、その人を好きなのかどうかだろう。
わたしは運命の出会いを信じている人間だし、
運命の愛を信じている人間だ。
そのことで「ロマンチストなんだね」と鼻で笑われたこともあるし、それを慰められたこともある。
そこで出会い、心が揺さぶられたなら、それはもうそういうことだろう。
それが私で言えば、音楽であり、映画であり、レコードであり、フィルムカメラであり、京都であり、 だろう。
お酒のある場でしか話せないような間柄はクソだと思うけど、
お酒でも飲まないと話せない話ってのはあると思うんですよ。
今回もこれと言ってオチはないし、人生で特になることはひとつも言ってないですけど
酔っ払いがなんか言ってるわぁ~ぐらいに思ってもらえたら、(予防線)
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