ゼロからのスタート
こんにちは、wakoです!
熱が出そうなほどの脳と心の疲労。もしくは興奮。
そんな状態で今日は綴ります。
JAPAN TEA EXPOへ行ってきました。
前日の話は以下からご覧いただけます↓↓
0からのスタート
私は今、名の知れた会社で働いています。事業会社なのですが、展示会などに出向き、外部との繋がりを築くという経験はさせていただきました。だから今日も、容易く声を掛けられるだろうと思っていました。
JAPAN TEA EXPOが行われたのは、東京都立産業貿易センターでした。浅草駅からすぐのところにあります。
その会場に足を踏み入れて3分、体が固まりました。
多くの来場客で賑わう会場と、自身のお茶について熱心に語る出展者の皆様に圧倒されたのです。
どこもお茶好きの人々で賑わい、私の夢を共有できる空間など、見当たりませんでした。
会場に足を踏み入れる前の、前のめりな気持ちとは裏腹に、まずはコップを鞄から取り出し、気になったお茶屋さんを眺めるだけという、受け身の態勢をとったのでした。(マイカップ持参で試飲し放題)
そんな私に対し、声をかけてくれたお茶屋さんがありました。
その時やっと会場の一員となれたことにホッとした気持ちが芽生えました。
そこでは、お茶屋さんおすすめの商品から、私が気になったものまで、たくさん試飲をさせていただきました。
初めての体験と感じた、半発酵茶を購入することに決め、お会計に進みました。いつ私の話をしようかと、緊張の中でなんとか言葉を発しました。
「あの、私ただのOLなんですけど、お茶のセレクトショップをやりたくて・・・」
すると案内してくれたお姉さんが、「ぜひぜひ、うちの商品を~」と笑顔で答えてくれました。その場の流れかもしれませんが、そのテンションに私はとても救われたのです。そして、代表者の方と繋げてくださいました。
「まだ何もないんですけど、まずは連絡先だけ・・・」
もの静かそうなその方は、静かに私の話を聞いてくださいました。(少し戸惑っていましたが)
それから私は、自分の想いを2分ほどでお伝えし、「ご連絡させていただきます」と挨拶をしてブースを後にしました。
自分的には100%でした。
会場に入った瞬間は何も出来ずに帰ることになるのではと思ってしまったほどだったので、まずはひとつ、繋がりを築くことが出来ました。
・・・
手元にあった40枚のプライベート名刺は、こんな風にして33枚に減りました。
7つのお茶屋さんと繋がることが出来たのです。
届けたいのはモノだけじゃない
各ブースの前に立ち止まると、出展者の方が商品のお話や農園、製造のお話をたくさんして下さいました。
ただ、オンラインで買うお茶と人を介して買うお茶との差はこれです。生産者の想いが伝わること。
大量生産された大手メーカーの商品はコスパも良くて質も良い。それでも人間の私が魅了されるのは、作り手の顔が見え、想いも見える商品でした。
山梨県出身ということもあり、6次産業が身近に感じられ、高校生の時はそれを手掛けたいと思っていたこともありました。(これを機に思い出しました)
生産者の顔が見える商品は温かい。
そして生産者の顔が見えるだけで、"魅力的なお茶"という事実と合わせて、生産者を"応援したい"という気持ちもそれに付随するような気がするのです。
私はオンラインでセレクトショップを運営しようとしていますが、100%生産者さんの想いを乗せられる仕組みづくりに励みたいと思います。
会社の名が消えた私には何もない
冒頭に記載した通り、私は現在の仕事で外部との繋がりを築くという経験をさせていただいています。だから、今日も、容易く声を掛けられるだろうと思っていました。
しかし声を発することがなかなか出来ずにいました。
日頃どれだけ会社の名前で仕事が出来ているのかを実感させられたのです。
これは大きな経験です。転職を考えていた時、その気持ちが芽生えた理由は「会社の名前が消えた私には何も残らない」と気づいたからでした。今の仕事は、今の会社にいるから成り立つのであって、他へ行っても通用しないことが明らかでした。だから、営業なりマーケティングなり、どこでも必要なスキルを身につけたいと思い、転職を考えていたのです。
自分が推測していたことを、直接体感できた。知らなければ楽な事実かもしれませんが、身をもって実感できたことに、"24歳の今"実感できたことに、少し安心しています。
何もないということはある意味何でも出来るのかもしれません。失うものがなく、一番身軽なときです。
では、始めましょう。
おわりに
一歩踏み出したら、そこには7つの出会いがありました。私はなんて贅沢で幸せ者なのでしょう。なかったことになど出来るはずがありません。
出展者の皆様、運営の皆様、2日間、お疲れさまでした。
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