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早朝のマジック@早起きは三文の得は本当だった 

久々に早起きしたし、特に用事もない日だし、雨でもなかったので、海に行ってみることにしました。

海のマジック

日の出前が好きなんだけど、残念ながら間に合いませんでした。

すでに海岸には犬の散歩やウォーキングのカップル、ランニングする人やビーチを見ながら、コーヒーや朝食をとっている人たちもいました。

完全に引き潮。

丁度太陽を隠すように分厚い雲が低く広がっていて薄暗い海の空。

光が時間とともに水面と海水の残る黒い砂浜を金色に輝かせていきます。

太陽の光が眩しい

それも束の間。

いつの間にか厚い雲から完全に太陽が顔を出して空が明るくなり、いつもの海になっちゃいました。

チャンスがあれば、もっと早く海に着いてピンクの朝焼けを楽しみたい。

野郎のマジック

朝の海の魔法のようなショーも楽しめたことだし、海岸を出てマック(マクドナルド)でモーニングコーヒーでも飲んで帰ることにします。
久々の「朝マック」だぁ。

マックに入ると、お客は見事にガテン系の男たちばかり。
まだ7時。ガテンな男たちの朝は早い。
そしてもちろん仕事が終わるのも早い。

皆さん、仕事前の朝ご飯やコーヒー、すでに仕事の打合せなんでしょうか?

そんなマッチョな男性客の中で場違いな私。

携帯を見ながらアイスコーヒーを飲んでいたら、一人の大柄な作業服を着た男性が私のテーブルに近づいてきました。

そして私の目の前に赤い小さな絹のような5㎝X5㎝ぐらいのハンカチをヒラヒラさせてきました。

エッ、なに?

と思ってその男性の顔を見るとニコニコ笑ってます。

そして

「見てろよ」(Look at me!)

というと、デッカイ分厚い両手を私の目の前に広げました。

そしてさっきの赤いハンカチをもう一度ヒラヒラさせて、握った左手にハンカチを押し込んでいき、入れ終わると、両手をグーの形にして私の目の前に出しました。

どっちの手に赤いハンカチが入っているのか当てるのかな?

するとその男性はあの分厚くてデカい両手を私の目の前で開きました。
陽気なドヤ顔で。

アレ?あれ?

どっちの手にもキレイさっぱり何もない!!
どこに行っちゃったの、あの赤いハンカチ?

私もびっくりして

「すごい!(Amazing!)」

と言ってしまいます。本当に魔法みたい。

マジックってもちろん、タネがあるわけだし、これはそんな凝った種じゃないだろうけど単純にビックリします。しかも突然すぎ!

ここは素直にマジックって思う方が楽しくない?
目の前で見るとちょっと感激するよ。

そのとき同じような作業服を着た大柄な男性が、ラージサイズのコーヒーを持ってカウンターからこちらへ向かってくると、そのマジック男性もいっしょに席に戻っていきました。

一体あれはなんだったんだろう?

単に自分の手品を試したかったのかな?
コーヒーが出てくるまでの間の暇つぶしかな?
人を驚かせてみたかったのかな?


どうでもいいけどなんか面白かった。
やぁ嬉しい!
早起きしてなんだか今朝は得した気分。

その男性の席を見るとなにやら大男2人で真顔で話をしています。

あんな大男が作業着で小さい赤いハンカチをヒラヒラさせて、突然マックで私に手品をしてくるとはね。カナダ人男性ってお茶目だな。

出がけにその男性に向かって

「手品ありがとう(Thank you for your magic!)」

と言うと彼は話を止めて笑顔を返してくれました。

朝から空のマジックと野郎のマジック。
今日はいい日になりそうです。

    The early bird catches the worm. (早起きは3文の得)

※やっぱり気になって調べてしまったハンカチマジックの種。

こちらもいただいました。ありがとうございます。

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