季語: 春まぢか、春隣、春近し、と、推敲の句
①母の煮るかんぴょう柔く春まぢか
②春隣母のおぼろの淡き色
③春近し登校の日はあと二回
◆◆◆◆◆
①と②は、恵方巻きの具材です。先日来、母が椎茸とかんぴょうを煮て、昨日はおぼろ(でんぶ)を作って、冷凍しています。「これで、すぐに恵方巻きが作れるわ。」と。
「かんぴょう剥く」、「かんぴょう干す」は夏の季語のようですが、「かんぴょう」だけの場合はセーフでありますように!
③は、今朝の紫乃先生の「もうすぐは〜るですねェ♪」からの歌繋がりで「春なのに」(カシワバラヨシエちゃん)が浮かび、詠んだ句です。三学期。卒業までの残りの登校日はあと2回。悲しいとか嬉しい寂しいとか。抱く感情は人それぞれでしょうね。
◆二つ前の記事の「枯野」の推敲:
(元句: 一面の枯野踏み切り異次元へ)
推敲句: 異次元へ枯野横切る滑走路(橘鶫さん)
これで、飛行機のことだということが、パッと思い浮かべられる句となりました!
◆一つ前の「榾明り」の推敲:
(元句: 海峡へ沈む刹那の榾明り)
推敲句:
海峡へ沈む刹那や榾明り(なごみ先生、橘鶫さん)
榾燈り海峡へ沈みし刹那(紫乃先生)
スキやコメント、いつも本当にありがとうございます。励ましていただき、たくさんの事に気づき学ばせていただいています。
ご意見、ご感想、アドバイス等ありましたら、よろしくお願いします!