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また行きたくなる店舗とは?スーパー「サミット」から考える

皆さんお世話になっております!店舗コンサルタントの柴田若菜です。

突然ですが、皆さんはモノやサービスを買うとき、どうやってお店を選びますか???
このコラムでは、スーパー業界で人気の「サミット」を例に、「お客様がまた行きたくなるお店」作りの秘密を解き明かしちゃいます!
ポイントとなるのは、「買った後の楽しいイメージを持たせる」「購入のハードルを下げるサポート」「新しい楽しみづくり」の3つ。
これらを通じて、ただの商品購入を超えた体験をお客様にどう提供するのか、実際の店舗の写真を見ながら楽しく考えていきましょう!

他の店舗との違いを作って「このお店じゃなきゃ駄目なの!」と言われたい店舗関係者の方々は必見です!


なぜ商品+○○が必要なのか?

大前提として、現代のお客様には同じものを買うときには大量の選択肢があります
たとえば、お客様が好きなお菓子やおつまみを買うとしましょう。
そしたら、家の近くのスーパーやコンビニ(これも何店舗もあるかもしれません)、会社の購買、ネットショップ…本当に色んな選択肢の中から選んで買います。お客様からしたらチョコレートが得られればいいので、その人にとってその時都合が良い方法で買うわけです。これが毎回同じ選択の方もいれば、その時々でばらばらの方もいます。
ではお店側からすると、このようなお客様の状況にはどう感じますか?

「お客様には安定的に自分の店に来てほしい。」
そう思うのではないでしょうか?数あるお店の中から選ばれ続けることはとても嬉しいですし、お店の経営も安定して、お客様により沢山のことを提供し、それでお客様がまた喜んで、更にファンになってくださる…
そんな好循環に入れたらいいですよね。
そのためには、他のお店でも買える商品だけでなく「商品+○○」が必要になります!!
そのためのヒントは大きく3つ!

①買った後の楽しいイメージを持たせる
②ハードル越えのサポート
③新たな目的づくり

これらについて、具体例も見ながら確認していきましょう。

なぜ「サミット」に行きたくなっちゃうのか?

皆さんスーパーの「サミット」って行かれたことありますか?
スーパーといえば、食材や日用品など、人々の生活に一番近いところを担う店舗。だからこそ、私は少し前まで「工夫しなくてもお客様が勝手に来る場所」だと思っていました。
しかし、実際私の家の近くにスーパーが乱立し始めると、「お客様が来る店」「来ない店」がはっきり分れたんです。
その中で、周りの人の評価が高かったサミットに行ってみたところ、「これはここにまた来る理由ありまくりだわ!」と思いました!
ここではそんなサミットを分析し、抽象度を上げることで他でも真似しやすいようにしていきます。
(店内の撮影時には、店員の方に確認し、インターネット上への投稿の許可もいただいております。)

①買った後の楽しいイメージを持たせる

スーパーはウィンドウショッピングというよりも、必要なものが分かっていて行く場所だと思います。しかしただそれを提供するだけでは他のお店でも良いですよね。
ですがそこで、買うときにお客様がその買い物にわくわくできるようにしたらいかがでしょうか??
以下の写真はどれも、ただラーメン・グミ・粉を買うだけのお客様に対し、その買い物でできる全国旅行や、最高グミ決定戦、今晩の団らんまでイメージさせています。
同じものを買うだけでも、楽しい気持ちにさせてくれるお店と特に感情が動かないお店だったら絶対「楽しい気持ちにさせてくれるお店」はず!!
ちなみにこれは、その商品を買うつもりが無かったお客様の「ついで買い」にもアプローチできるので、是非取り入れていきましょう◎

②ハードル越えのサポート

実際にお客様が商品を買う前には、いくつかのハードルがあったりします。
「自分は気になるけど、家族が気に入るか分からないな」「これってそもそも何なんだろう?」「聞いたことない商品だけど、皆の評判はどうなんだろう」……などなど。
これらがお客様の中で溜まってしまうと、人は頭が疲れてしまうので、買うのをやめてしまいます
それを防ぐためには、「お客さまは何がハードルになるかな?」を考えた情報提供が有効ですし、お客様にとっては「もやもやを解消してくれたお店・店員さん」になれるので、他ではなく自身が選ばれる理由にもなります!


「やめとこうかな」から「相談してみよう!」への一押し
「誰でも分かる」ための英語表記

③新たな楽しみづくり

上記二つとは毛色が違いますが、お客様が店舗に対して「商品を買う」以外の楽しみを持てるようにする、のも大きな差別要因になります。
他の体験ができる、知識が得られる、つながりが持てるなどなど、お店によっても追加しやすい目的が異なります!
それぞれのお店の強みを考え、「自分たちがお客様に提供できる新たな楽しみ」とは何か、是非考えてみてください!

「食品売り場」から、「子供の教育の場」へ
「食品売り場」から、「季節を祝う場」へ
「食品売り場」から、「推しを応援する場」へ

いかがだったでしょうか?
身近なスーパーでも、素通りせずに「なぜこのお店はいいのか?」を考えると、店舗経営のヒントがゴロゴロ転がっています!
また今回はPOPの紹介になりましたが、「楽しいイメージを持たせる」「購入のハードルを下げるサポート」「新しい楽しみづくり」は接客の中の会話でも実践することができます
自分のお店で使えそうなアイデアはどんどん取り入れて、是非今以上に素敵なお店を作っていってください!


といっても、
「具体的にに自分のお店でどうすれば良いのか分からない!」
「大手みたいにやりたくでもなかなかできない」

といったお悩みは沢山ありますよね。

そんな時は、お店以外からの客観的な目と、相談のやり取りの中で考えるのが一番です!

様々な業態を見ている店舗コンサルタントの視点も利用しながら、
「あなたのお店だとどうなるか?」を一緒に考えてみませんか?

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引き続きよろしくお願いいたします。





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