【短編小説】和女食堂・チャーシュー日本蕎麦
僕は食べることに興味がない。何を食べるか考えるのも面倒くさいし、食事する場所に行って時間をとって食べること自体に価値を見出せない。
そんな時間があったら、ゲームをしたりNetflixを見たり英語の勉強をしたりしたい。実際、コンビニやミニスーパーで適当に弁当や冷凍食品を買ってきて食べることが多い。
うちの冷蔵庫はビジネスホテルの冷蔵庫のように小さい。冷蔵庫が家にあるということに、なぜかうんざりする。だから買い置きも最小限。ときどき何も食べるものがなくなる。そんなときは寝てし