基本の「大福」も、おさらいしちゃう
今回は、身近な和菓子のひとつ「大福」を今更ながら、おさらいしようと思います。
大福って、なんだか幸せな響きですよね。
甘くて柔らかくお腹にもたまって、しあわせを感じる食べ物の代表選手ではないでしょうか。ふくふく
大福とは
ころっと丸いビジュアルで、丁寧に炊いたあんこを柔らかいお餅で包み、くっつかないように白い粉でお化粧した大福。
このシンプルな大福を基本に、豆大福、苺大福などのフルーツ大福があります。
シンプルなのも、応用編もどちらも魅力があるお菓子です。
大福は、もとは「腹太餅（はらぶともち）」と呼ばれたという説もあります。腹持ちが良いという意味だと推測されますが、もともとは家庭でつくられていました。店で売られるようになったのは江戸時代のことで、小石川あたりに住んでいたおたまさんという人が最初に商ったといわれています。
最近では、硬くならず日持ちのよい大福も売られていますが、本来は餅でできているので、時間がたつと硬くなります。昔は火鉢で温めて柔らかくして食べていました。焼くと香ばしくなるので、昭和に入っても大福は焼いて食べるのが当たり前の和菓子でした。硬くなってしまった時はお試しになってみるといいでしょう。
いつもぺろっといただいてしまうので、そんな機会もありませんでしたが、焼いて食べてみたいかも。多めに買いましょうか。
豆大福
豆大福はその名の通り、大福のお餅部分に豆が入っています。
豆の種類は、基本的に「赤えんどう」が使われますが、お店によって大豆や黒豆が使われることも。
豆にほんのり塩を効かせたお店が多いようです。
あんこの美味しさと滑らかさ、お餅の味ときめ細かさ、それに豆の味と蒸し加減のトータルで味が決まる豆大福は、シンプルだけど奥が深いところが多くの人が魅せられる理由かもしれません。
みなさんそれぞれ「お気に入りの豆大福のお店がある」のではないでしょうか。
よかったら教えてくださいね。
↓ これまでの豆大福実食レポ
いちご大福（フルーツ大福）
大福の中に甘酸っぱいフルーツを入れたフルーツ大福は、手土産としても人気です。（ブームは落ち着いた気がしますね）
皮付きのブドウなどが入っているのでなければ、水分が出てしまうので購入したらすぐにいただきたいお菓子です。（その場でいただく勢いで！）
フルーツ大福は、あんこに対するフルーツの甘さと酸っぱさのバランスが命。（絶対に酸っぱさが必要ですよね）
いちごなら、いちごそのものをいただくのとは異なる品種の選択が味の決め手に。
あんこが甘いので、甘いフルーツというだけでは、フルーツ大福の魅力は引き出せないと思っています。
個人的には水っぽくなってしまった大福が好きではなくて、なかなか自分では買わないお菓子です。
と言いつつ、お土産でいただいたりすると大喜びです（笑）
そのほかの大福
お餅部分にヨモギを入れた「よもぎ餅」「草大福」も大福の種類に分類。
ほかにちょくちょく見かけるのは「塩大福」でしょうか。
いろいろいただきながら、これからも継続して探っていきたいです。