【❓Que.4】褒めるって正解? -vol.2- 【わくわくママのくえすちょん】
こんにちは。わくわくママ(妻)です。本記事はvol.2です。
vol.1をまだ読んでない方は、こちらからどうぞ。
現代では得意なものを細分化せずに、単なる定量評価をしている
ーvol.1の続き
妻「あとは多分、言語化の問題だと思う。
この絵がなんで良いのかっていう、もっと具体的に言われてたら、早くから自分の絵の強みに気づいて、それを伸ばせたかもしれないね。」
夫「うんうん。」
妻「言語化って難しいからさ、他のわかりやすい指標になると、学校の成績とかテストの点数になっちゃうよね。」
夫「テストの点数も、塾の先生とかはどんな問題が解けて、どんな問題が苦手なんだねって分析してくれてた。
でも、実際は家に帰ってテストの点数を見せただけで、親がその教科の得意不得意を決めてしまう。
数学なら図形問題の箇所になると、点数が高い低いとか、色々あるのに。」
妻「それ、普通はできないよね。
おだやかパパはこんだけ小説大好きで読んでたのに、国語の点数取れないから、文系じゃないんだってなっちゃったってことだよね?」
夫「めっちゃそう。
小学生の頃から本かなり読んできたけど、俺、国語の点数低いから理系なんだ。って(笑)」
妻「なんか悲しい。成績だけで、読解力がないっていう評価を下されてるわけでしょ。」
夫「数学だって公式ばっかのテストなら暗記してれば全問解けるけど、逆に暗記できない人は解けない。
でも数学には暗記じゃ解けない図形問題もあって、その時点数が取れなかったとしても、今回は調子悪かっただけって解釈される場合もある。」
妻「そうだよね。」
夫「でもそういうのは自分ではわかってたな、俺は。」
妻「自分ではわかるじゃん。
結局それを褒めてくれたりとか、認めてくれるっていう他社評価がないと、 自分ってこれが得意なんだって自覚できないというか。」
夫「面白いね。
アーティストの人ってさ、意外となんでも触ってるし、なんでもできてる感覚があって。美術の中でも自分は鉛筆画が得意だとか、ボールペン画が得意だとか、デジタルアートが得意だとか、 彫刻が得意だとか、なんかそういうのを探すのが得意なだけな気もするね。」
妻「確かに。得意なものの括りの中でも、さらに細分化して何が得意かを探すのができる人がアーティストとかになれるのかも。
でも普通はできないと思うよ。」
夫「できないよ、できない。」
妻「それ、どうすりゃいいんだろうね。」
『良い教育者』を目指してはいけない
夫「うーん。でも、周りが根気強く探してあげるといいよね。」
妻「そうだよね。親としてなら、子供に対しての褒め方を考える必要があって。
育児本でよくあるのが、『成果ではなく、過程を褒める』なんだけど、結果として本当に凄い成果を残したのに、凄いって褒めてもらえない子供も、どうなのって思ってて。」
夫「うん。」
妻「前2人で話したけど、おだやかパパはは昔、本当に凄い結果を出してきたのに、親からはあまりにも成果が褒められなさすぎて、『俺は凄くないんだ』って思ってたわけじゃん。」
夫「いや、そう。(笑)」
妻「この状態じゃまだ凄いと言えないって思って、すごい過酷な状態で、必死に頑張らされてたと思ってて。なんかそれは違うと思うんだよね。
きちんと出した成果を褒められないなら、過程を褒めたとて、何やっても俺は結果は出せないのかなって思ってしまう。」
夫「本当にそう。会社入った時も、4つ上とか飛び抜いて出世コースのせてもらったんだけど、こんな無能なのになんか本当にごめんなさいってなってた。(笑)
幼少期に本当に褒められなかった人はそうなる気がする。」
妻「それは違うよね。ちゃんと成果として出てるのは褒めてあげなきゃいけないと思うんだよね。親としても。そのバランスは本当に難しいと思うから、育児本とかを鵜呑みにするだけじゃうまくできないと思ってて。」
夫「うん。」
妻「だから、ここまで話してきた内容だと、全てのカテゴリーの中で共通した得意な部分を褒めてあげるのがいいのかなって思った。
国語が得意だね、じゃなくて、国語のここが得意だね、算数のここが得意だね。じゃあ、あなたはこういうのが得意で、こういうのだったら成果を出せるんじゃない。みたいな。」
夫「いや〜。完全に職場の新人教育でやるべきことと一緒だね。」
妻「あ〜そうだよねぇ。」
夫「『新人の報告書が期日通りに上がってこない』って端的に見るんじゃなくて、上がってきた報告書の色使いが統一されている、フォントだけは毎回綺麗に合わせてくる、とかを見るべきだと思う。
その観点を持っておくと、報告書は作るの苦手だけど、パワポ作成は得意かもしれないっていうのがわかって、本当に本人の将来のためになる褒め方ができる。」
妻「なるほど。」
夫「今世に出回ってる教育本って、教育者側が良い教育者になるための内容な気がしてて。
良い教育者は過程を褒める人だから、過程を褒めましょう。親としても、毒親にならないためにはこうしましょう、とか。」
妻「確かに。なるほど、そうだね。」
夫「そうじゃなくて、本人が本当に成長していけるためにはどうしたらいいかって考えたら、もっと答えが変わってくんじゃないかなって。」
妻「なるほど…1個見えてきましたね。教育者側というか、褒める側の解が。」
夫「そうだね。」
妻「で、今度受け取り側ですよ。問題なのは。」
最後まで読んでいただきありがとうございます。
続きはvol.3で!