わっきーな

(声優)オタクと経理と会計と

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最近の記事

愚者は売上と総資産を語り、賢者は利益と純資産を語る

今日ツイッターでこんなツイートが回ってきました。 表現の仕方は違うものの、僕が昔から思ってきたことです。(負け惜しみ) 「年収1000万円です。総資産は3億円あります。」 この人はお金持ちでしょうか? 「年商10億円です。総資産は100億円あります。」 この会社の経営は順調でしょうか?儲かっているでしょうか? もちろんこういう記事を書く以上「これだけでは判断のしようがない」というのが正解になるのですが、年収で男を判定する女性だけではなく多くの人はこの2つの情報だけでこの人は

    • イートイン脱税マンは違法か?正義マンは正しいのか?

      消費税が増税されて早1週間が経過しましたね。増税及び軽減税率に対しては「言いたいことがあるんだよ」というようなことが山ほどありますが、本格的に触れるのはまたの機会にしたいと思います。(ガチ恋口上ではありません。むしろ同担拒否ばりに憎悪の感情が渦巻いています。) しかし、現在ネットを騒がしている用語の中に「イートイン脱税」なるものがあります。 また、それに対抗する概念として「正義マン」というワードも現れてきました。 イートイン脱税マンvs正義マン 頑張れば短編アニメ作れそうな気

      • 損益計算書ってぶっちゃけ何?という人に向けて

        ぶっちゃけ何?シリーズ 決算書ってぶっちゃけ何?という人に向けて 貸借対照表ってぶっちゃけ何?という人に向けて ※はじめて会計を学ぶ人向けです。 ※実務はもう少し細かいですが、ここでは割愛します。 ぶっちゃけ何?シリーズ第3弾「損益計算書」についてです。 損益計算書とは?おさらいですが、決算書のうち、「一定期間の儲け」を示す表が損益計算書でしたね。 英語ではProfit and Loss Statementの頭文字を取ってPLS・・・ではなくPLと呼ばれることが多いです。

        • 大塚家具の16ヶ月決算について。決算は最長で1年半まで可能という事実

          昨日、渦中の大塚家具が決算期を変更する旨を開示しました。 決算期の変更及び定款の一部変更に関するお知らせ これによると現在12月31日としている決算月を4月30日に変更するようです。 前々回の記事にて、「一定期間の儲け」の一定期間は通常1年と書きましたが、ちょうどいいところに大塚家具が決算期を変更してくれたのでここぞとばかりにネタにさせてもらいます。 会計期間は「原則」1年出ました「原則」。日本人の性格なのか、原則を設けるも例外ばかり採用され例外が原則みたいな感じになるア

          貸借対照表ってぶっちゃけ何?という人に向けて

          「ぶっちゃけ何?」は記事にしやすいので、シリーズとして展開していきたいですね。 ぶっちゃけ何?シリーズ 決算書ってぶっちゃけ何?という人に向けて ※はじめて会計を学ぶ人向けです。 ※実務はもう少し細かいですが、ここでは割愛します。 ※ボリュームが大きいためリライトして記事の量を多くしていく予定です。 前回の記事で触れた決算書のうち、「貸借対照表」について初学者向けに解説していきたいと思います。 貸借対照表とは?おさらいになりますが、決算にあたって作成する決算書のうち、「

          貸借対照表ってぶっちゃけ何?という人に向けて

          決算書ってぶっちゃけ何?という人に向けて

          ※はじめて会計を学ぶ人向けです。 ※実務はもう少し細かいですが、ここでは割愛します。 3月ですね。世にいう「決算月」と呼ばれる会社が多い時期でもあります。 「決算セール」が開かれるのも大体この時期です。 物が安くなるのは買う側にとってはいいことですが、この「決算」とは何かを考えたことがあるでしょうか? 決算とは決算とは、ある「一定期間の儲け」(いくら儲かったor損した)を計算することと、ある「一定時点の財産の状況」(何をどれくらい持ってるか)を示すことを言います。 辞書に

          決算書ってぶっちゃけ何?という人に向けて

          FP2級に合格しました。

          本日10時FP2級の合格発表がありました。 試験自体は今年の1/27にあったわけですが、発表は1ヶ月以上空けてからのスケジュールとなっています。 試験内容としては学科試験と実技試験に分かれており、学科試験はマークシート形式、実技試験は記号選択や計算問題なので答え合わせに時間がかかるとは到底思えません。現在炎上中の日商簿記2級でさえ、早いところは2/24の試験で3/4には合格発表が行われているので正直遅すぎる気がします。 まあそこに文句を言ってもどうしようもないので今は素直に合

          FP2級に合格しました。

          キャッシュレス社会は本当に生まれるのか?

          ここ数年で急激に進んだ「キャッシュレス」 フィンテックの発達により色々なサービスも立ち上がっていますね。 「〇〇ペイ」や各社独自の電子マネーが乱立していてまさに黎明期という感じがしますが、どれにまとまるんでしょうね。はたまたどこのサービスにもまとまらずに中途半端な状態でブームが鎮火していくのかはわかりません。 キャッシュレス社会は本当に生まれるのか?タイトル回収。 僕の中での1つの結論としては、キャッシュレス決済でないと罰則があるというような状況にならない限り個人的には生ま

          キャッシュレス社会は本当に生まれるのか?

          「医療費控除は10万円を超えないと使えない」「控除額だけ税金が還付される」という風潮

          確定申告シーズンなので需要がありそうなネタです。 医療費控除とは国税庁によると、 その年の1月1日から12月31日までの間に自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるときは、その医療費の額を基に計算される金額の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。 難しく書かれていますが、年間で自分と要件を満たした家族の医療費を払った場合、一定額以上は所得から控除しますよという制度です。

          「医療費控除は10万円を超えないと使えない」「控除額だけ税金が還付される」という風潮

          【経理・経営者向け】これでもう勘定科目には迷わない!勘定科目の設定方法

          勘定科目には決まりがあるのか? タイトルと思いっきり矛盾しているような気がしますが、勘定科目って「こうしなくてはいけない」っていう決まりはありません。しかし、某知恵袋とか某教えてほにゃららでは、例えばこの経費の勘定科目を教えてくれというような質問が散見されます。 勘定科目って結局社内の管理で使用するものなので何でもいいんです。 なのに、世の中の風潮としてAという取引はA費という勘定科目にしなさいだとかA費じゃなきゃいけないみたいなものがある気がします。 要はその科目が何を

          【経理・経営者向け】これでもう勘定科目には迷わない!勘定科目の設定方法

          実際問題いきなり1億6000万円が振り込まれたらどうなる?※贈与税のお話し

          ※贈与税のお話です。 先日、以下の「タイトル」でメールが届きました。 「私の総資産1億6000万を受け取っていただけますでしょうか?何故、あなたに連絡を入れたのか、そして何故貴方に1億6000万を受け取って欲しいか理由をご説明致します。もし貴方が理由もご不要で1億6000万だけ寄こせと仰る場合、理由も説明も割愛し、1億6000万だけお渡しいたします。」 ( ^ω^)・・・長いわ! 普段であれば機械的に削除しているようなメールですが、記事のネタにできそうなのであえて残してみま

          実際問題いきなり1億6000万円が振り込まれたらどうなる?※贈与税のお話し

          「節税」とは何か?大半の節税は「課税の繰延」であるということ

          めったに世間をにぎわせないことで有名な経理業界ですが、最近新聞やニュース等でよく報道されていることがあります。 それがいわゆる「節税保険」。 生命保険各社が「節税になる」を謳い文句に経営者に対して加入を勧めていたため、国税庁の怒りが爆発したという経緯があります。 「節税保険」の仕組みいわゆる保険料の経理上の処理の仕方には主に3つあります。 ①支払った全額経費になるもの ②支払った半額が経費になり、残りの半額は資産に計上されるもの ③支払った全額が資産に計上されるもの このう

          「節税」とは何か?大半の節税は「課税の繰延」であるということ

          AIやRPAによって経理の仕事が無くなるのか?

          結論:一部の業務は置き換わるが、無くならない。AIやRPAの誕生により「仕事無くなるハラスメント」を受けがちな経理という職種。あまつさえ、簿記の知識も不要論まで出ています。 こういった話が出てきた発端としては2013年にオックスフォード大学のマイケル・A・オズボーンさんが今後10年~20年で自動化される仕事というのを公表したことだと思います。 その中に「薄記、会計、監査の事務員」や「給与・福利厚生担当者」等が含まれていることから「経理はAIに駆逐されるんだ!」という風潮が生ま

          AIやRPAによって経理の仕事が無くなるのか?

          給与所得控除という素晴らしきこの制度

          年末調整はとっくに終わってますが、確定申告の時期なので書いてみます。 みなさん給与所得控除ってご存知でしょうか。実はこれサラリーマンの特権だったりします。 普段から国税庁に対して良い思いを持っていない僕でもこの制度はグッジョブだと思っています。 給与所得控除とは?早い話が勤め人特有の経費です。 例えば年収400万円の人がいたら134万円が給与所得控除となり、400万円から134万円をマイナスした266万円が給与所得控除後の金額になります。 源泉徴収票で例えると400万円が「

          給与所得控除という素晴らしきこの制度

          消費税とかいう経理の敵

          経理社員が頭を悩ます(面倒くさい)税金の1つとして実は消費税があります。 消費税って2014年4月から8%になりましたよね。そして今年の10月から10%になろうとしています。ニュースとかでもポイント還元がどうのこうのとか軽減税率がどうのこうのって報道されています。 まあそれもそれでクソ面倒なので滅んでほしいことに変わりはないのですが、それだけではない面倒くささが消費税にはあります。 消費税って実は消費税だけじゃない 何言ってんだこいつって感じですね。僕もそう思います。 実

          消費税とかいう経理の敵