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渡辺 杜太朗
2021年10月22日 11:01
駆けない鳥は空を歩いた風をきっての滑空はもう何年もしていない小さな森の上をぐるぐるあぶくを吹いて落下してから鳥は空を歩くだけ遠い街にはいけなくなった同じ景色の同じ夕時大きな夕陽が燃えている寒さが始まり夕陽の暖をとりたいがあんな遠くは飛ばなきゃ行けない牛歩で空を歩いたら森の端では花が枯れまた咲く準備がよく見える鳥は両羽で行ける程の小さな
2021年10月12日 01:52
咲いてるときだけ見ないでよあんたのお顔は春しかしらない公園通りの紫陽花さんにすぐに目移りするんでしょ赤 青 紫飽きない色がたくさんたくさんなんだもの散ったら私は背景画侘しくここに立っているそんなわけなどありゃせんさい決めつけないでよアンポンタン凛としとるわいつだってそれなのにそれなのに俯くあんたの背中を押すのは足元に咲く蒲公英さん綿毛を飛ばしていけばいい
2021年10月9日 23:23
私は行間に住んでいる悲しい言葉の温かい物語ここにいたらだれにも声はかけられないさようならとありがとうの間に囲いを作っても泪で私は見つからない悲しい言葉や美しい景色に皆の目は行き私の上は目線が通過するばかりいまはこれでいいここで休んでいたい真っ赤な林檎のように艶めき激ってきたらここをでるその時はどうか私を読んでほしい心を熟す丸い林檎をあげるから
2021年10月7日 01:16
なにかななにかな小さなたまごなにが産まれてくるのかな黄色い小さなひよこかな青い大きなひよこかなロケットのたまごだったらいいなそしたら育てて大きくなったロケットにのって月の裏までごごごごごなにかななにかななにが産まれてくるのかな僕に弟できるかなそれともケンタウロスの子供かなそしたら背中にまたがっていっぱいお話しできるかな
2021年10月4日 23:12
老廃物が体に詰まる間隔を置いてズドッと荷を背負うただいまって帰るとおかえりって声の後ろでうどんが煮込まれる昨日のカレーのあまりもんとろっとしたカリーうどんお揚げさんよ長葱さんよありがとうこれが美味いんだよな野菜の残ったカリーうどんずるずるはふはふほっくほくずるほくじゅるるるほっくずるごくごくごくごく老廃物を流しだせ