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メロディーのない歌詞

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五線譜の上にまだ乗っていない歌詞を掲載していきます。 作詞家活動をしてます。 よかったら私の歌詞に曲を載せてみてください。 興味が御座いましたらコメント待ってます。 Twitte…
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#詩

歌詞/椿

歌詞/椿

僕の人生は全て君の色の中さ
傷口も笑う朝も香る夜も
愛の行き先は全て君へと続く道さ
平坦もでこぼこもどんな街角も

つまらない悲しみの後には
崩れ落ちそうな程の優しさが待っている
たくましいさの厚い裏側には
涙の雫が固まって氷壁になる

揺れ落ちた椿の一片
ピンク色を失った侘助
それでも咲き続ける季節を
僕と君は乗り越えていけるのだろうか

ぬるい水を飲み干して考えた
二人離れている時間は何故か

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歌詞/ひとつの映画の様に

歌詞/ひとつの映画の様に

汚れた時代のなかでやけに澄んだ声
破れた傘を差しても笑い飛ばした君
なにが必要か解ってる愛の行き先も
今日は新しい靴で君と出掛けたい

きっと僕は失っていた
愛情の飢餓 空白の時間
ずっと僕は探してたんだ
激情の歌 溢れてた涙

生まれながらに愛しています
それは母が僕にくれた様に
君を見つめることができたのなら
それは幸せのはじまりさ
それはひとつの映画の様に

考えすぎて作った渦の中でもがく

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歌詞/鱗

歌詞/鱗

ハートに鱗
綺麗な模様
強い力で
深海を裂いてく

耳をすませば
聴こえる歌声は
あなたの声に
よく似た記憶

ハートに鱗
光った夜空をずっと
見上げて泣いた
深海の底の方で

誓った愛は
ここから始まる
暗くて重い
海の中で

焼け野原も
白い雪の中でも
泳げるさ
僕たち
強いから

ビルの隙間
溢した弱音の色も
泳げるさ
僕たち
生きているから

愛が震えたら
余計なものが
愛おしく想えるよ

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歌詞/霞

歌詞/霞

君のやわらかな
掌をずっと
握っていたい
時間の流れの中で

恥ずかしい台詞も
新しい歌の様に
軽く言える
僕らだけは

あてもなくて
長い旅の途中で
二人だけの世界を
抱きしめて

愛が雪に埋もれて
凍えそうなら
小さなマッチを
擦っては暖めて

荒れない海は
霞が白く
沖に流れてしまうから

君のやわらかな
聲の音をそっと
鮮やかにずっと
聴いていたから

見慣れない夢の絵は
描き終わったばか

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歌詞/ココア

歌詞/ココア

昨日はごめんね
あなたの気持ちに耳をかさずに
自分と睨めっこ

痛いよ心臓が
蜂に刺されたみたいに赤く
膨れ上がってく

夕立が止んで 街が黒く染まった
眩しくて 目が眩む程の熱

薄紅色のあなたの
綺麗な心にキスをしたよね
指切りした二人の願い
いつまでも一緒だよ

暗い 夜もまた 
飛び越えて行ける様に

昨日はありがとう
馬鹿な私をちゃんと見てくれて
いつも情けない

安心してね
あなたの居

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歌詞/瞳の呪文

歌詞/瞳の呪文

長い髪が頬に触れて
月が消えるまで君を抱きしめる
心の鍵穴に合った鍵を探して

微笑んで下がった眉毛
君の目尻のシワにキスした
何度も誓いを交わした見えない手紙

さりげなく放った言葉に
強い想いを乗せて飛ばした

瞳の呪文 それは眩しい君の祈り
襟を正して魔法に触れた瞬間に溺れて

風の声さえ 聞き逃す程に熱い想い
夢の中から飛び出した香り小瓶に詰めて
さあ行こう
手を引っ張った

赤く染まる葉

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歌詞/微笑みのなかで

歌詞/微笑みのなかで

揺るがない火種は
あなたがそこにいるから
かすれない様にそっと
想いを書き記す

飛び出して羽ばたいた
季節のなかでぎゅっと
出口を探していた
辛くて重い記憶

手品の様に消えないかな
哀しいあなたの一部分
今更嫌いになんてもう
ならないからこのまま
まだ抱きしめさせて

微笑みのなかで
うずくまった愛情が
闇の様に静かに
蠢きだす

死んだ様に
生きる絵は描かないでいて
光の様に眩しい
世界

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歌詞/死ぬまで溶けて

歌詞/死ぬまで溶けて

魂だけならあなたに逢ってる
逢えない苦しさ浄化してるから
心臓に花が咲いてるみたい

夢の続きなら他でもないの
私の心が虎に噛まれるの
あなたの家に住んでるみたい

秘密の多さが私を狂わす
それでもあなたを愛しているから
追いかけてまた彷徨い続け

裸足のままでも窓から飛び出す
あなたが近くに来ている予感が
するから私のとめどない愛

腰掛けで愛を語った
今までの夜がだらしなく
風が強くて荒野に立

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歌詞/群青色のワンピース

歌詞/群青色のワンピース

群青色のワンピース
綺麗で美しい

黒く長い髪
艶やかで麗しい

冷めた目線も
素敵な筈でしょ

黒く染まった夜の街
終電はとっくにおやすみ
タクシーに飛び乗って
楽園へ行こう

チカチカに咲く夜の街
この街では朝まで君と
踊り続けていたいから
楽園でずっと

群青色のワンピース
大人っぽくて優しい

黒いサンダルは
抜け感があっていいの

大きな瞳も
可愛い筈でしょ

公園でカクテル空けて
小さ

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歌詞/overflow

歌詞/overflow

なにを愛そうと探して
歩いている

余計なものほど愛おしく
思えてくる

辛い過去は洗い流して
新しい靴で遊ぼう

道端に咲いてる花に
名前をつけたら
僕のもの

切り取った 思い出は 逆さまに 並べて
まっさらな 想いだけ 集めて 放つ

声もまた 届かない 街の外れ にいま
佇んでるなら こっちおいで

それが愛のoverflow

無駄にとりつくろって
笑顔で慣れ親しむ

それが僕の生き方だ

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歌詞/雨上がり

歌詞/雨上がり

雨上がりの物語は
黒く濡れたアスファルトが
淋しい心の空白も染めていったから

虹の差す空の彼方から
傘を閉じて見えた笑顔が
優しい表情で僕の手を掴んでくれたの

夕暮れが次に来る
胸が熱くなる

二人きり歩いてた
雨の残り香を

雨上がりの物語は
これから始まる祭りを
愉しむ為のおまじない涼しくするから

朝顔揺れる浴衣着て
下駄鳴らし二人は消えてく
人がたくさん集まった空を見上げながら

宵闇

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歌詞/夢の嵐

歌詞/夢の嵐

新しい朝に光る
太陽は哲学者で

僕に問いかけてくる
今日という日の生きかた

眩しい陽だまりが
恐れ多いから

木陰にそっと隠れて
本でも読んで寝ている

希望のかたち

静かな夜に光る
三日月は傍観者で

僕を見守っている
夜に彷徨う弱さを

まばらな星屑を
数えて旅に出よう

電車も眠ってるから
小さな自転車に乗り

夢のかたち

余計なことは忘れて
飛び出した僕の轍

昼の間に消え去った

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歌詞/これからまたね

歌詞/これからまたね

想いは溢れて
雨降られ
傷口染みても
星になれ

色褪せた夢も
蘇れ
不死身なあなたは
燃え盛れ

強さなんて諦めなければほら
孤独じゃないひとりぼっちじゃないさ

耳痛い戯れごとは聞き流して
あなたはここから這い上がっていくさ

駆けて まっさらじゃない道を
焦るつもりもないでしょうが
生まれ持った愛があるから
それを振り撒いてほしい

腫れた翼は
汚れたまま
羽ばたくたびに
羽根が落ちる

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歌詞/あなた、わたし

歌詞/あなた、わたし

嘘をついたわ
わたしらしくもないわ
普段通りの生活を忘れた

仕事帰りに
見上げた夜空は
星の神話も聴こえてはこない

あなた、わたしのどこが好きなのかわからない
わたしなんか綺麗な歌は歌えないわ

あなた、わたしのペースを無視して
心に入るのちょっと強引だわ

押しに弱いのはそう わたしの悪い癖
わかってはいるのに少し嬉しかった

シャラララララ 穏やかな夜空が少しずつ
シャラララララ 3月の帰

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