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渡辺 杜太朗
2021年9月23日 12:24
玄関のシューズを揃えないのはなぜ脱ぎ捨てたカーディガン籠に入れずに投げるいばった眼鏡で覗きこんだら見えたのは君のあくまの姿心よせあい話しをしよう暗い出口にならない様にランプ灯そう君の仕草のひとつひとつを手に取るように測る僕こそあくま落ちぶれた僕のそばに居るのはなぜむしゃくしゃの理由聞かないでただ笑ういばってオモチャにあたったら壊れたのは君の大切な場所気持
2021年9月20日 15:27
涙色の橋を渡って金映えの季節暑さはもう影を細め夕焼け色落ちる雫太陽の本気帰り支度捗らない揺れる稲穂が悲しみをサッと箒の様にさらさら掃いてくれから私の道が空いていくこのまま夕陽が絶えるまで涙をずっと乾かしてこのままカラスにあげたいの心の奥の悲しみを涙色の路地を駆け抜け空高く飛んだ低くはない屋根などない夕焼け色滲む手帳君の名を消す予定など無いの今
2021年9月13日 22:10
真夜中 りんごパイ月明かりで焼いた真夜中 りんごパイ星屑散らしトッピングほっと心が微笑んで にんまりゆっくりぎゅっとそっと 馴染ませてあなたと私の恋ぴったりもっとずっと 祈らせて甘い夜が続きますように真夜中 漂う観てない古い映画真夜中 のうちに気づけばエンドロールもっと一緒にいたいと だんまりゆっくりぎゅっとそっと かき混ぜてあなたと私の想いぴったりも
2021年9月4日 00:33
窓が夜を描く出て行ったあなたの残り香が消えないの包まれていたいの私の小さな部屋ひとりきりなのにあなたで混雑中飛び跳ねた廊下で香水じゃないの シャツや髪の匂い無理だよ今夜眠れない ああ 眠れないほら空中浮遊をしたベットはあなたの分身が寝息をたててる夢中になり込みあげたわたしの想いが天井に当たって落ちる窓が朝を描く黄色いひかりが覗きこむカーテンの狭間からおは