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有効求人倍率見てみた【2023年5月分】

こんにちは、「WaCCa(ワッカ)の人」です。

みなさん一度は目に耳にしたことがあるであるかもしれない有効求人倍率ですが、実際には高い・低いとどういう傾向があるのか忘れてしまうこともしばしばではないでしょうか?
(わたしはよく忘れてしまいます…)
今回は、厚生労働省が毎月発表している有効求人倍率についての見方について備忘録としてもまとめていきたいと思います。


有効求人倍率とは

公共職業安定所(ハローワーク)における求人、求職、就職の状況をとりまとめ、厚生労働省が毎月公表している求人倍率です。

計算方法は次の通り。

有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数


【1より高い⤴】有効求人倍率

有効求人倍率が高ければ高いほど、有効求人数が有効求職者数を上回り、企業は人材の確保が難しくなり、求職者は仕事が多く引き合いが高い市場感であることがわかります。

Ex:有効求人数=1,000、有効求職者数=100の場合、
有効求人倍率は10倍となり、求職者1人に対して10求人があるので求職者は選びたい放題です。

【1より低い⤵】有効求人倍率

逆に、有効求人倍率が低ければ低いほど、有効求人数より有効求職者数が上回り、企業にとっては採用しやすく、求職者は就職活動に苦戦する状況といえます。

Ex:有効求人数=100、有効求職者数=1,000の場合、
有効求人倍率は0.1倍となり、企業は1求人出すと、10人の応募が見込めるわけで企業は極めて採用しやすい状況です。



求人倍率の推移【2023年5月分】

2023年5月の有効求人倍率は、『1.31倍』
有効求人数は、令和元年度にコロナ禍を機にグッと下がりましたが、それでも有効求職者を下回ることはなく、徐々に上昇を続け、今年度は有効求人数および有効求職者数ともに季節変動要因はありつつも、ほぼ横ばいで推移しており、求職者優位の市場となっていることがわかります。

一般職業紹介状況(令和5年5月分)について:厚生労働省

他方で、昨今は景気の不安定さから、転職のリスクを鑑み、積極的に動く求職者は減ってきている印象を感じています。

ちなみに、厚生労働省の有効求人倍率は、ハローワークの求人および求職者を元にした指標であり、ハローワーク以外の求人媒体や人材紹介会社などを利用した求人数、求職者数は含まれておらず、そこまで対象を広げていくとと、2倍を上回るデータもあり、企業はより厳しい市場感であることを感じざるを得ません。


最後に

これまでの数値は、全体の数値を上げさせていただきましたが、よりセグメントしていき、業界ごとや地域ごとでも見ていくと、より精緻な数値が得られます。
また、職種によってや正社員求人に限定してみていくのも難易度がより明確になっていきます。
求人倍率を参考に、働き方や条件面の見直しなど、求職者が求めている刺さるポイントを作っていくことが採用活動において他社との差別化につながっていくかと思います。

本日はこんなところで。

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それでは!

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執筆 WaCCaの人
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