会社員生活。周りを気にせず行動することは、将来やりたい仕事をするための一歩。
上司というのは、良くも悪くも部下へ影響力がとても強いと思っています。
上司からすると、何気ない一言でも、部下にとってはズシンと傷つくものだったり。言った本人は忘れているかもしれないけれど、言われた部下側はよく覚えていることってありますよね?
私も上司から言われて、嫌だったこと・うれしかったこと、どちらもあるのですが、今回はうれしかったこと、についてお話します。
正しいことをしているんだから、周りを気にしなくてもいい。突き抜けなさい。何かあれば全力で守る。
上司から言われて、今でも鮮明に、その時の風景や気持ちを覚えていて、とってもうれしかった言葉です。
上司からすると、何気ない、部下を励ます日々の一コマだったのかもしれないですが、この言葉が私のキャリアを確実に変えています。
当時、私は事務職をしていました。でも、事務の機械化やパート職への移行などがあり、事務職も営業職がしている仕事を、一部請け負うようになりました。
私は、会社から「事務職も営業職の仕事をしなさい」と指示されたとき、当然だよなと思いました。
どう考えたって、時代の流れがそう。事務仕事の機械化は、以前から言われていたことだし、現会社で働き続ける場合、いつまでも事務仕事にこだわっていたら、居場所がなっくなると思っていました。なので、私は、当然のように受け入れて営業の仕事をし始めました。
社内表彰され、周りから「頑張るな、迷惑」と言われて傷つく。
しかし、あることがきっかけで、私は営業の仕事をすることがとても怖くなりました。それは、「営業活動」を最も頑張った事務職として、私が表彰されてしまったことがきっかけです。この表彰、嫌々ながらに営業仕事をしている事務職の人たちからすると、目障りだったのです。
目ざわりだと思う人の気持ちはとても理解できます。
入社したときは事務志望。営業が向いていないからあえて事務職を選んで入社している人も沢山います。
なので、営業をしたくない事務職は多いのです。
あなたが営業すると、私たちも営業せざるを得なくなる。そんなに営業を頑張らないでくれ。
と、面と向かって言われてしまい、私はかなり落ち込みました。
そして、上司に相談しました。
「表彰とか、してもらわなくて良いです・・・これからは営業の仕事頑張るのやめるので・・・」
そして言われたのが、
正しいことをしているんだから、周りを気にしなくてもいい。突き抜けなさい。何かあれば私が全力で守る。
だったんです。
正しいと、自分は思っていても、人目を気にして出来ないことってない?
私は元々、人目が気になるタイプだし、自分に自信があるタイプでもありません。だからついつい人目が気になるし、人から言われたことは気になってしまいます。
だから、自分は良かれと思ってしていた営業仕事を否定され、すごく弱気になりました。
もうみんなの前で褒められるなんて嫌だ・・・
私は変わり者なんだ・・・
しばらくは手を抜いて仕事をしよう・・・
と思ったのです。
でも、上司に相談して、こう言ってもらったことで、すごく肩の荷がおりたのです。
そして、中途半端に頑張るのではなく、周りよりグンと突き抜けたら、嫌みも言われなくなるから大丈夫!!というアドバイスがすごく刺さりまして。
そして、「何かあったら守る」の言葉が安心できました。
そうやって、頑張り続けた結果、人事評価も良くなりました。
そして、この頑張りが、その後の事務職から営業職への転換へつながっているし、それがあったから、部署異動も叶い、大好きな企画職に就くことができています。
私が勤めている会社は、従業員数がとても多いので、希望の部署に行ける人はかなり少ないのですが、その中で人事希望がかなったのは、自分が正しいと思ったことを、周りを気にせずやったことが要因の一つだと思っています。
意外と、難しいと思うのです。
特に日本人は、みんな一緒がいいと教育を受けているので・・・。
なのでこれをやるだけでも、会社員は、差別化になるかなと考えています。
最近、会社生活がうまくいかないな、と悩んでいる方のお役に立てたら嬉しいです。