#81 ゴールデン・サークル Final
昨日の続きです!
今までの記事はこちら!
今回、紹介している本はこれです↓
サイモン・シネック著『WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う』を紹介していきます。
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WHYから始めよ、だがHOWを知れ
インスピレーションの源を拡大する
<ゴールデン・サークル>は単なるコミュニケーションツールではない。それはまた、すばらしい組織がどう構成されているかを示唆している。これまでは<ゴールデン・サークル>を二次元なものとしてみてきたが、組織をどう構築するかさぐるためには<ゴールデン・サークル>を三次元のものにしなければならない。(中略)これまでは、円錐形の三次元の物体を上から眺めていただけなのだ。
なんと、ゴールデン・サークルは円錐形だったのですね。っていってもあまりわかりづらいと思うので、図を出します笑
これが今までの図(二次元)↓
これが三次元の図↓
会社や組織で表すと次のようになります。
・WHY…会社社長、CEO、リーダー
・HOW…会社役員、幹部
・WHAT…社員、従業員
WHYの部分は理念であり、会社のビジョンのようなモノになる。それに感銘を受けたのが、HOWの部分になる。HOWの部分がしっかりしなければ、WHATの部分に意志を伝達することができなくなり、組織のバランスが崩れ、最悪、崩壊することも考えられる。そして、そのWHATが実際に行動を起こしてくれて、結果を導いてくれる流れである。
ここでの、ひとつの結論は「パートナー」の存在である。本書はAppleを引き合いに出しているので、Appleで説明していくと、現在のAppleのCEOはティム・クックである。意外と知らない人も多いかも知れないですね。
その前のCEOはみなさんご存じ、このシリーズの記事にも出てきた、スティーブ・ジョブズです。 彼がゴールデン・サークルのWHYの部分にあたります。しかし、彼だけではAppleを創ることはできませんでした。そう、ジョブズはコンピュータを造ることができたわけではなく、販売することがうまかったのですね。
コンピュータをつくったのはスティーブ・ウォズニアックでした。彼がHOWの部分。ジョブズがやって欲しいといったものをつくっていたのですね。でも、彼には販売することには興味がなく、つくることに興味があったのです。それをジョブズがうまいこと販売した結果、あの大企業を出来上がったワケになるのです。
だいぶ内容を大雑把にまとめていますが、個人の意思を一人で実現するのはかなり難しいことだと思います。それを実現するには人の存在、パートナーの存在が大事になってくるのです。
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本書では、この円錐のゴールデン・サークルはただの円錐ではないといっています。
三次元の<ゴールデン・サークル>が円錐形をしているのは、偶然ではない。その円錐形は実際に、メガホンなのだ。組織が効率のいい管となれば、その管を通じて、明確な目的、大義、信条を外界に向けて語ることができる。だがメガホンを機能させるには、明晰さが最初にこなければならない。明確なメッセージがなければ、拡声器で伝えるものもないからだ。
しっかりと上から順番に伝えていくことに意味が存在していて、その流れを通っていかないと伝えたいことも伝えることができない。ちゃんとしたメガホンの使い方が大事になってくるのだと思いました。
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WHYがわかり、HOWもわかった。で、WHATは?
簡単にではありますが、WHY(理念)とHOW(手法)と説明してきましたが、WHATの部分は組織で表すと社員や従業員になります。出さないといけないものは結果になってきます。
その下にも層があるのですが、それが「市場」です。主に、マスコミ、株主、ライバル社などが該当します。この市場は混沌としていて秩序がありません。
WHATと市場とがうまくつながりを見せることが、ゴールデン・サークルを含めた全体がうまくいっている構図が完成するのです。そのため、市場とつながっているWHATの役割はとても大きなモノになってくるのです。
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新たな戦争
どの世界でも同じだと思いますが、例えば、ビジネスの世界でも、日々、その手法については、誰かと競争しています。他人と自分を比べる。それをして助けてくれる人は出てきますか? たぶん、出てこないと思う。
何を目標にするのか。ライバルに勝つためであるのか? その意識を自分のために変えて見るだけで大きな変化になってくると思う。自分のためにする。先週よりも良い仕事をする。組織をよりよい状態にする。それを目標にしてみることが大事である。
すべてはWHYで始まる。WHYを忘れた組織は、自分自身に勝つのではなく、誰かに勝とうとする。大切なことそれではない。
大切なのは、誰かをインスパイアさせること。誰かをワクワクさせるために仕事をする。興奮を与える。そのための顧客を見つける。その心さえ忘れなければいつまでも人々をインスパイアできるだろう。
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感想
私はこの本を読んで、自分の考え、理念を持つことをもっと意識しないといけないと思いました。自分が存在する意義を見つけるためにはいい時間になったと思います。
このnoteもそうだと思います。「きっかけになる考え方」「自分の想いを伝えるのが信念」と掲げて、私はnoteを続けています。それに共感する人が日々、私の記事を読んでくれているのだと思います。その部分ではWHYをはっきりと示すことができているのかなと感じています。
これからも記事の中で、自分が想っていることを伝えていきますので、毎日楽しみに待っていてもらえればと思います。
今回の書評はこれで終わりとしたいと思います。また、本の内容で伝えていないこともありますが、それは興味を持たれたみなさんが本を購入してみてもらえればと思っております。
みなさんのWHYはどんなものですか?
それでは、また次の記事で会いましょう!
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