きみはどこにもいない、だけど
※この記事は私の過去、そして最近報道されたニュースに関して触れています。
※自傷や自死についても述べます。不快に思われる方はスルーしてください。
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タイトルは私を救ってくれたアーバンギャルドの「粉の女」のワンフレーズです。
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最近報道されたニュース、留学していた男子学生が海辺で見つかった。それも、とても残念な形で。
本当に悲しくてやりきれないし、ニュースを見たときは涙が止まらなかった。ご本人の気持ちを、そしてご遺族の方々を思うと本当につらい。
そのニュースともに、私の過去がフラッシュバックした。
私も友人を亡くしている。
突然だった。
とても残念な形で。
18歳。
当時まだ18歳だった私はもうすぐ30歳を迎えようとしているのに、私の友情の記憶は18歳のまま止まっている。
この話はほとんど誰にも話していない。
通っている精神科の主治医にも昨日初めて話した。
ニュースを見たとき、頭に浮かんだのは、当時自分が友人の逝去を聞いたときの「なんで?」という疑問だった。
なんでこの子が、なんで自ら…
過去に起きた出来事と、今報道されているニュースが繋がってしまって、酷いフラッシュバックに襲われた。
自分では記憶に蓋をしていただけで、大きなトラウマになっていることを、主治医とも話して改めて自覚した。
その事だけでなく、色々な要因があってではあるが、私には友情という感覚が分からない。
(この「要因」についてはまたどこかで。このnoteは私の気持ちを整理するための物なので時系列もバラバラ、記憶も曖昧なことでもそのまま書いていくことにしています。不快に思う方は読むのを止めてもらって構いません)
今でも、なんで、なんで、という思いは消えない。
私の傷。
私は被写体をやっていて、自分の傷や過去も生命であり、それでも生きていくことを表現したいと思っている。
私の傷も私の過去も私の生命。
当時の私は、彼女が生きないその先を生きるんだ、と思った。
今の私は傷も過去も生命力に変えて表現したいと思っている。
18歳から、随分先まで生きてきた。
これで合っているのかは分からない。
きっとずっと分からない。