k先生に教えていただいた評価コメントを書くときの心得
勤務している日本語学校では、学期の終わりにクラス担任が学生一人一人の評価コメントを書くことになっている。
本人に渡すものではなく、次の学期に受け持つ先生方に事前情報として、日本語力のことや生活や学習態度について書く。
これがなかなか骨の折れる作業だ。深夜に書こうものなら、なぜか悪い点について多く書いてしまう傾向が高く、翌朝読み直してびっくりすることがある。
ある時私の尊敬する先生が、「コメントをするときはね、いいこと2つ、直したほうがいいこと1つの割合で書くようにしているの」とおっしゃった。
それを聞いて、さすがだなーと思った。そうやって気をつけていれば、悪く書きすぎることはないわけだ。
それからは、呪文を唱えるかのように、「いいこと2つ・直すこと1つ」とブツブツ言いながらコメントを書くようにしている。効果はバツグンだ。
学期の終わりが近づくと、さて何を書こうかと名簿を見ながら考える日が増える。
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