【12月のAudible読書メモ②】
『三十の反撃』ソン・ウォンピョン私が日本語教師を始めたころ、クラスにはたいてい5,6人の韓国の学生がいた。日本語と文法が同じ膠着語(こうちゃくご)とあって、彼らの会話力の上達っぷりには目を見張るものがあった。そのおかげで韓国のいろいろな話を聞くことができて、今でもよく覚えている。
そんな彼らと、この物語の主人公を重ねながらストーリーを追っている自分がいた。また、映画『パラサイト』で見た半地下や映画の中で格差の象徴として目に焼き付いていた階段を思い出した。この物語では、椅子