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【2月のAudible読書メモ①】


『海辺のカフカ(上)』村上春樹

「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」――15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、ポケット・ライト、濃いスカイブルーのレヴォのサングラス。小さいころの姉と僕が二人並んでうつった写真……。

Audible HPより

『海辺のカフカ(下)』村上春樹

四国の図書館に着いたカフカ少年が出会ったのは、30年前のヒットソング、夏の海辺の少年の絵、15歳の美しい少女――。一方、猫と交流ができる老人ナカタさんも、ホシノ青年に助けられながら旅を続ける。〈入り口の石〉を見つけだし、世界と世界が結びあわされるはずの場所を探すために。謎のキーワードが二人を導く闇の世界に出口はあるのか?

Audible HPより

日本語学校のプレゼンの授業が始まった。今学期は担当している2クラスで
二日連続でプレゼンの授業がある。発表する学生のスライドと原稿のチェックをしなければならない。

ある学生の発表原稿のタイトルを見て、慌てて聴き始めたのが『海辺のカフカ』。久しぶりの村上春樹作品。2回聴いた。1回目は登場人物の把握と物語の構造把握。2回目は、登場人物の心情と情景描写にフォーカスしながら、聴いた。

カフカ少年も気になるが、ナカタさんとホシノ青年が気になって仕方がない。「ナカタは頭が悪いので・・・」と言いながら物事の本質を見る目を持っているようだし、説教したりしないし、素直になんでも取り入れるナカタさん。文句も言わずに大変なことをやってのけるナカタさんに救われている人がたくさんいると感じた。

昔はヤンチャだったホシノ青年。いい人すぎる。自分は腕のいいドライバーだから仕事はすぐに見つけられるという自信を持っている。だからナカタさんとの不思議な旅に自分が納得いくまで付き合えるというのが、カッコいい。責任感も配慮もあっていい人だ。

上巻が終わるころ、点と点が結びついて、線になっていき、それが行きつ戻りつする。時間軸や空間が、音楽とともに動いていく。自分の中のもう一人の自分、どこか遠い過去から繋がっているもの、止まっていたものを見つけ、動き出しまたそこに置いていく。

必要に駆られて聴き始めたけれども、どっぷりとハマった。
聴くたびに、発見や印象が変わっていく。
もしかしたら、まだ聴きつづけるかもしれない。

『世界のニュースを日本人は何も知らない』谷本真由美

世界各国のイメージがガラッと変わる!

日本のマスコミはあまり報道しないけれど、世界では連日トップニュースで扱われているものが数多くあります。

世界各国で報道されている「本当に大事なニュース」から、世界各国からみた日本に対する「本当の評価」まで。

元国連専門機関職員で、海外居住・就業経験も豊富な著者が、日本の新聞やTVではわからない「世界と日本の真実」を紹介します。

世界で扱われている意外なニュースに驚きつつ、新時代を生き抜く知識・教養が得られる本です。

Audible HPより

聴く本の種類を変えることで、何かバランスを保っているような気がする。

Xでお勧めされているのを読み、ダウンロードしてみた。

特に印象に残ったところ。
・移民が想像性をもたらす理由
・AI時代の依然として変わらない日本の新卒一括採用
・国連の仕事

ここ1、2年日本語学校に入学してくる学生の国籍に少しずつ変化が見られる。様々な国について勉強しなければ・・・とより一層思わされた。


最後までお読みいただきありがとうございます。
また、次のnoteでお会いしましょう。


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