酒井英之@V字経営研究所

慶應義塾大学経済学部⇒ブラザー工業株式会社(入社2年目で考案したラベルライターが、今も全米でシェア60%を超えるロングセラー商品に)⇒戦略コンサルタント(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社にて経営戦略部長兼プリンシパル)⇒2014年に「V字経営研究所」創業。

酒井英之@V字経営研究所

慶應義塾大学経済学部⇒ブラザー工業株式会社(入社2年目で考案したラベルライターが、今も全米でシェア60%を超えるロングセラー商品に)⇒戦略コンサルタント(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社にて経営戦略部長兼プリンシパル)⇒2014年に「V字経営研究所」創業。

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基本理念暗夜に一燈を灯す。 「一燈を揚げて暗夜を行く。暗夜を憂うることなかれ。ただ一燈を頼め」は幕末の思想家、佐藤一斎が書いた「言志四録」からの言葉です。 ビジネスを展開する中で経営者は幾度も夜も寝られない経験をします。 何をしていいかわからない!自分の行く先がわからない!人口減少に直面しているわが国では、日々この不安は強くなっています。そんな中、わずかな光でもいい。自分が頼るべき「一燈」が見えたらどうか。 その瞬間に経営者は、それまで自分を襲っていた不安から解放され

    • vol.563「納期遅れを無くす依頼の仕方、していますか?」(2024年10月25日配信)

      具体的な期限設定の効果クイズです。上司が部下にある仕事の依頼をしました。さて、部下が納期をしっかり守るのは次のどちらの言い方をした時でしょうか? A:この仕事を、今週中に仕上げてほしい B:この仕事を、今週の金曜日の15時までに仕上げてほしい このことについて某社の係長研修で考えてもらいました。すると、次のような意見が出ました。 「納期がしっかり守られるのはBですが、Bの時は、さらにいいことがあります。それは、まだ納期まで余裕がある段階で『ここまでできたんですが、ちょ

      • vol.562「頑固なベテランのモチベーションを上げる方法」(2024年10月18日配信)

        ベテラン社員の動機づけに悩む管理職からの質問10月に入り、過ごしやすい季節になりましたね。学習の秋到来で、私も毎日のように研修講師を務めています。 私が管理職研修を行う場合、受講者に「研修で講師に聴きたいこと」を事前に尋ねています。その中で、必ず出てくるのが「困ったベテランを動機づける法」です。 以下2件は、ある機械メーカーの管理職研修で受講生から研修前に頂いた質問です。 「ベテランの部下は知識豊富で、現場をよく知っています。 そのため、『自分はこうだ!』というこだわ

        • vol.561「 押さえておきたいマーケティング用語の『大谷』って何ですか?」(2024年10月7日配信)

          大谷選手から連想するキャズム理論の真髄ネット上のどこを見ても大谷さん、大谷さん、大谷さんばかりですね。全く、この人は本当に多くの人を巻き込んで幸せな気持ちにしてくれる不思議な人です。 さて、大谷さんの名前=大きな谷ですが、マーケティングには「大きな谷」を意味する「キャズム」と呼ばれる現象があります。このキャズム、あまり知られていません。が、かなり重要です。なぜならキャズムを知っているのと知らないのでは、マーケティング担当者としても、投資家としても成功確率が全然変わってくる

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          「小さな有限会社が、トヨタ系列はじめ 大手企業との直接受注に次々と成功した 『新視点のアプローチ戦略』とは」

          イベントのお申し込みはこちら 「下請けではなく直接取引にこだわり、実践してきたルール」 大きい会社ではなく、強い会社を目指してきた有限会社K・S・P。 元々、街の看板屋さんでスタートした同社は今、 その企画力と発想力を活かした新商品を次々と開発。 トヨタ系列はじめ大手企業から直で受注しています。 なぜそんなことができるのか? 有限会社が一部上場企業との直接取引を行うことができたかについて、 実践してきた考え方を、創業者である佐野浩司社長に 豊富な実例、体験談とともにお話しし

          「小さな有限会社が、トヨタ系列はじめ 大手企業との直接受注に次々と成功した 『新視点のアプローチ戦略』とは」

          vol.560「売上目標のない会社ってあるのですか?」(2024年9月27日配信)

          はじめに大谷さん、あっという間に新記録を樹立してしまいましたね。まさに、常識破壊ですね。経営でも、常識破壊がいくつも起こります。そのひとつが前々回の第558号で紹介した、売上を追わない会社です。 「酒井さん、売上目標がない会社って、あるんですか?」 以前、ある経営者から頂いた質問です。正解は、「あります」。しかも皆、好業績企業ばかりです。 そこで今回は、その中から3社を選び、なぜ売上を追わないのか、それぞれの会社のポリシーをご紹介します。 1. 中央タクシー(株) -

          vol.560「売上目標のない会社ってあるのですか?」(2024年9月27日配信)

          vol.559「考えてみましょう。あなたの第二の刃」(2024年9月20日配信)

          大谷翔平選手の驚異的な活躍ドジャースの大谷選手、すごい活躍ですね。全人未到の50本塁打50盗塁の50-50どころか、54-59を達成してしまいましたね。もし大谷選手が投手だったとしたら、今年は怪我のためお休みです。ところが、大谷選手は二刀流です。右腕を休めながらDHのバッターとして、毎日出場。私たちをワクワクさせてくれています。 できることが2つあれば、可能性が広がります。大谷さんに投げる方で100人に1人の価値があるとします。また、打つ方でも100人に1人の価値があると

          vol.559「考えてみましょう。あなたの第二の刃」(2024年9月20日配信)

          話術を使わない引き付け・伝える技術

          【伝えるスキル、教えるスキルを高めたい方へ】 酒井は研修講師デビューしてかれこれ30年です。 登壇回数は優に3,000回を超えていると思います。 そんな私が、「この人には適わない!」と舌を巻く人がいます。 それが会議ファシリテーター普及協会 代表理事の釘山健一先生。 元小学校の教師で、登壇回数は実に1万回超。 先生の講義は全編、オリジナルメソッド。 子どもを惹き付けてきた人だから、 楽しい。わかりやすい。 それでいて、説得力がある。 コツが、ポイントが身に着く。 釘山

          話術を使わない引き付け・伝える技術

          vol.558「ケーススタディ その仕事、受注しますか?断りますか?」(2024年9月13日配信)

          自民党総裁選 - 危機がもたらす改革の機会自民党の総裁選がかつてないほど激しいですね。 なんと、9人も立候補しています。 これほど多くの候補者が出てくるのは、 本命がいないからです。 皆、「このままではいけない!」と 強い危機意識を持ったのでしょう。 危機意識を持った人は 状況を打破しようと奮い立ちます。 小泉進次郎さんもそうなのでしょう。 「私が総裁になったら…」と、 多くの改革案を披露しています。 危機だからこそ、アイデアが出るのでしょう。 「危機意識は人をクリエイ

          vol.558「ケーススタディ その仕事、受注しますか?断りますか?」(2024年9月13日配信)

          vol.557「やらされ感をワクワクに変えるビジョンの発想法」(2024年9月6日配信)

          ビジョン開発の重要性と増加傾向残暑の厳しい毎日が続いていますね。今年の4月のメルマガで、「今年はビジョン開発の年だ」と申し上げました。2030年という区切りの年が5年後に迫り、今年から来年にかけて自社の2030年ビジョンを開発する会社が増えるのでは?という予測です。 2019年、弊社は総計43社もの2025年ビジョン開発に関与させて頂きました。それと同様に、今年もたくさんのビジョン開発のオファーをいただいています。3日連続、日替わりで3社にビジョン開発のコンサルでお伺いす

          vol.557「やらされ感をワクワクに変えるビジョンの発想法」(2024年9月6日配信)

          vol.556「叱るのが苦手な人に覚えて欲しい叱り方」(2024年8月29日配信)

          パラリンピック開幕と宮田選手の代表辞退パリのパラリンピックが開幕しましたね。オリンピック同様、アスリートの皆さんには人生の夢舞台で良い思い出を刻んで欲しいものです。 さて、7月のオリンピックの直前、ある衝撃的な事件が起きました。ご記憶の方も多いと思います。女子体操のエース宮田笙子選手が代表を辞退しました。原因は、19歳の彼女が喫煙と飲酒をおこなったこと。それが日本体操協会の以下の『選手・役員の行動規範』に違反したからです。 「日本代表チームとしての活動の場所においては、

          vol.556「叱るのが苦手な人に覚えて欲しい叱り方」(2024年8月29日配信)

          vol.555『次の幹部社員を育てる社内〇〇会のススメ』(2024年8月23日配信)

          「木鶏会」:読書を人材育成につなげる方法先週は夏休みでしたね。今年は9連休の会社も多く鋭気を養われた方も多かったのではないかと思います。私はあまりの暑さに外出を控えて読書に耽っておりました。 とりわけ読み出したら止まらなかったのが直木賞作家・池井戸潤さんの『俺たちの箱根駅伝』。チームビルディングやリーダーシップがたくさん学べる良書です。 そんな有益な読書を、人材育成につなげる方法があります。「木鶏会(もっけいかい)」と言います。木鶏とは、その字の通り木の鶏のことで、何事

          vol.555『次の幹部社員を育てる社内〇〇会のススメ』(2024年8月23日配信)

          vol.554「あと一歩」を確実にゲットする魔法のポーズとは?」

          パリオリンピック、感動と悔しさの狭間でパリオリンピックで連日熱戦が繰り広げられていますね。アスリートたちの活躍で、毎日ハラハラドキドキ。歳のせいか観ているだけで泣けてくる試合も多く、うだるような暑さの中でパワーをもらっています。 そんな中、「あと一歩で勝てない」あ〜悔しい!と感じる試合が続いてちょっとストレスフルになっています。柔道団体、バレーボール男子、卓球の男子団体、柔道の阿部詩さん、レスリングの須崎さんなど… これを日本人気質などと決めつけると誰かに叱られてしまい

          vol.554「あと一歩」を確実にゲットする魔法のポーズとは?」

          vol.553「五輪と台湾に学ぶ、人財が育つ仕組み創り」

          日本の強みと教育システムの課題五輪が始まりましたね。日本のメダル数が現時点で世界一といいます。凄いことです。その報道に触れながら、半年前に聴いた大前研一さんの講演内容を思い出していました。 大前さんは「日本人は優秀だ」と言い、特に以下の分野で優秀だと主張しました。 ・スポーツ ・アニメ ・ゲーム ・音楽 ・料理 最後の料理に関しては、ミシュランの星の付いた店が世界一多いのは東京だそうです。インバウンドが殺到するわけです。 さて、そんな優秀な日本人ですが、大前さん曰く「

          vol.553「五輪と台湾に学ぶ、人財が育つ仕組み創り」

          vol.552「勝ちは人を◯◯る。負けは人を◯◯る」

          オリンピック代表選手の決定と期待オリンピックの代表選手が次々と決まって メディアで抱負を語っていますね。 とりわけバスケットボール男子やバレーボール男子は 史上最強との呼び声も高いです。 長年、五輪に自力出場が適わなかった競技で (バレー男子16年、バスケ男子44年) 出場権を得るには、関係者の長年に渡る 血の滲むような創意と工夫があったのでしょう。 「勝ちは人を止める、負けは人を進める」の教訓「勝ちは人を止める、負けは人を進める」といいます。 ウサギとカメのイソップ物語

          vol.552「勝ちは人を◯◯る。負けは人を◯◯る」

          vol.551「採用・定着・育成に欠かせない『人事理念』とは?」

          大河ドラマ『晴天を衝け』に見る人材育成の哲学新札が発行されましたね。 といっても、私はまだ見たことはありません。 キャッシュレスの時代です。 渋沢栄一さんにお会いするまでに、 案外時間がかかるかもしれませんね。 そこで今回は、 渋沢栄一が描かれた大河ドラマ 『晴天を衝け』の中で、私にとって 最も印象深かったシーンをお伝えします。 それは、徳川慶喜が戊辰戦争に敗れ、 静岡で謹慎生活をしていた頃。 彼は、慶喜の下で産業を興して商売を盛んにし、 静岡を豊かな街へと変えよう

          vol.551「採用・定着・育成に欠かせない『人事理念』とは?」